ARTIFACT ―人工事実―
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 最近、スペシャルドラマの多いTBS。『明智小五郎 対 怪人二十面相』なんて怪作を作ったりしてますが、この『タスクフォース』は、行定勲氏が監督していて、やたらとハッタリのきいた映像が連発されて途中まではなかなか楽しめました。しかし、ラストの対決シーンになると、砂丘が舞台と特撮ヒーロー番組なみの謎対決になってお笑いドラマに。ちなみに主人公は直前まで住宅地にいました(笑)。あと、門田泰明原作だからか、細かい部分がかなり謎です。まず、基本的な部分で、どんな組織が主人公を追いかけているのか最後までわからない! 外国のスパイが関わっているというので、警視庁の外事課が出てくるんですが、どこの国かは言わない。社会派ドラマのようでいて、全然そうでない辺りがトンデモ小説家の原作らしいドラマでした。もっとも制作者サイドは社会派ドラマではなくB級活劇として作ろうとしたみたいです。竹中直人が外事課の刑事役で出ていて、劇場版パトレイバー2ファンにはたまりません。もっと意味深なセリフ言って欲しかった!



 『Returner リターナー』『私立探偵濱マイク』のファンとアンチの煽りあいをよく眺めてます。
 『Returner リターナー』は、予告を見ての通り、映像の元ネタは『MATRIX』『MI:2』などから、シナリオは『ターミネーター』と、ハリウッド映画大好き!という監督の愛(?)を感じ取れる映画なんですが、結構ライトなファンがついたんですよ。ところが、このパクリっぷりが気にくわないアンチ(映画マニアなんでしょうね)がファンを総攻撃。アンチの気持ちもわかることはわかるけど、なぜそこまで執拗に? 自分としては、邦画というと単館ロードショー系ばかりなんで、『Returner リターナー』がヒットすれば、全国ロードショーの洋画に対抗できるような邦画がいろいろ出てくるだろうと思って期待しています。
 『私立探偵濱マイク』は、その逆の構図。ただで見られるからいーやーと思って気軽に見ているんですが、これまたしつこくアンチの人が活動していて、その力はどこから湧くの?と不思議に。



 友達が「イかれた映画なので君向けだと思う。ただ公開がすぐ終わりそうだよ」と言うので見てきました。3月16日から公開されていたのですが、3月29日に終了なので、公開期間は2週間でした。み、短い。

 事前情報はほとんどなくて、キャラデザインを見て、文部省推薦よい子アニメなのかと思っていたんですが、全然そうじゃありませんでした。
 「心を持った人形パルムが人間になるため冒険の旅をする映画」と紹介されたりしますが、『ラピュタ』のようなワクワクするような「冒険」ではありません。
 「胃がキリキリするような欝な話が好き」とか『リヴァイアス』みたいな追い詰められた人たちのドラマが好きな人にぜひお勧めしたい映画です。

 主人公のパルムは、どんどん身勝手になっていくし、登場人物たちはやたらと幸薄いし、わがままなパルムにそれでもついていくヒロインのポポはだめんず好きな匂いが…。
 くらたまの『だめんず・うぉ?か?』に出演して欲しいもんです。

 「ポポは僕だけを見ていればいいんだよ!」とか「僕はポポのために人間になろうとしているのに、君はちっとも努力をしてない!」とかパルムのステキな言動を見ていて「サイコピノキオ」というタイトルが頭の中で浮かんでました。
 最後はコードうねうねで『AKIRA』だし。映像の雰囲気としては2002年版『ロボットカーニバル』という気もします。

 作画は、シンプルなデザインの分、かなり動いてました。破片やうねうねした物体が大量に出てきて、なかむらたかし氏といえば、破片とコードだというのを改めて実感させてくれました。うねうねコードを描かせたら日本一ですね。
 それと新居昭乃の唄は素直に良かったです。久しぶりに『マクロスプラス』のCDが聞きたくなりました。

 当然ですが、劇場はかなり空いてました。大体、東京での公開館が有楽町スバル座と船堀シネパルの二館しかありません。
 角川書店とかが出資しているんですが、スポンサー的にはなかむらたかし氏の監督作品『とつぜん!猫の国バニパルウィット』みたいにわかりやすい子供向け作品を作ろうとしたら、なかむらたかし監督がきまじめそうなので、「パルムはこんな良い子じゃダメなんだ!」とかいって作っていたら、こんな追い詰められた感じの映画になってしまったのではないかと推測。なかむらたかし氏が次も監督をすることはかなりなさそう…。

 というわけで、ストレンジなアニメ好きの舌を満足させてくれる妙な映画でした。

 『とつぜん!猫の国バニパルウィット』は見たことないんですが、ソフト化されなさそう…。あと『ゴールドライタン』の良い回も見てみたい…。

追記:『とつぜん!猫の国バニパルウィット』は、ビデオソフト化されており、大きなレンタルビデオ屋だとあるみたいです。あと、アメリカでリージョンフリーのDVDが販売されている模様。

パルムスタジオ
東映の公式サイト
朝日新聞でのなかむらたかしインタビュー


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1997年から運営している個人サイト。2002年にブログ化。オタクネタを中心で書いていたが、最近はウェブサービスの話題が多い。
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