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2005/11/09

box オタク趣味は金をかけなくてもできるようになった はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

下流社会 新たな階層集団の出現 ベストセラーになった『下流社会 新たな階層集団の出現』(三浦展著)ですが、そんな話題にひっかけてこんな話が。
幻視球: 下流社会にあてがわれるオタク趣味
 限定版とかにお金をかけていたのは今や昔の話。今はお金をかけないオタクが主流に!
 自分流に要約すると、アイテム(現物)の所有にこだわらずにデータ(情報)だけでいいと考えるようになったら、オタク趣味はお金をかけなくていいようになってしまった、ですね。

・アニメは、テレビで無料放映されているものが大半。以前はビデオデッキで録画してもあまり画質は良くないので、LD、そしてDVDの需要はあった。しかし、そこにHDD/DVDレコーダーが普及してきて、それなりの画質のものが手元に残せるようになり、DVDの売り上げも低下。
・漫画はヒットしているものなら、ブックオフなり、漫画喫茶に行けば、低コストで読める。
・同人誌は、即売会に行かなくても、同人ショップで入手できる。遠距離で即売会に行けない人でも同人を買えるように。
・ゲームはいまだに高コスト。そのため、無料で遊べるPCのオンラインゲームやブラウザで遊べるゲームなどに流れる。違法行為を気にしない人ならエミュレーターでROMイメージなどをどこからか入手してくる。
・どの趣味においても、違法であることを気にしなければ、Winnyで様々なものが違法配布されている。特にゲームはデジタル化されているため、簡単に。

 かつては、なかなか売ってない書籍を足で探したり、情報を求めてイベントに行ったりしたけど、ネットの普及によってそういった努力をしなくても、ネット通販で買ったり、ネットで情報が得られるように。
 こうしてオタク趣味を低コストでするオタクが登場。そんなオタクはアクセスしにくい過去のオタク資産は無視。何より、消費しきれないぐらいのオタクアイテムが連日出てるんだし。
 これが「オタクの一般化」だったのかもしれません。収集にこだわるオタクは別のオタクに。オタク格差問題!

 更に考えたのが、もともと文化資本のある人が作り手になっていたけど、いずれ作り手はその文化資本のある一世の子孫の二世ばかりになるんじゃないか?ということ。
 鈴木謙介さんがわかりやすく説明しているので引用。
SOUL for SALE :: 格差バブルと下層の論理

それなりに生活に困っていないのだけれど、中長期的な人生設計ができない状態では、人はだいたいその場限りの娯楽を求めるようになる。ここで娯楽の選択に影響を与えるのがメタストックになるだろう。文化資本とかいうと、金持ちはクラシックで大衆は浪曲、みたいな分断を想像しそうだが、例えば音楽に関する限り、事態はもう少し複雑だ。いまミュージシャンの世界で2世とか言われている連中は、その両親がだいたい70年代から80年代にかけて、洋楽の影響を受けた大衆音楽=ポップスを広めることに貢献した人たちだが、実はその両親までルーツをたどると、クラシックの演奏家だったりする場合が目につく。いまや大衆音楽をやるにも、「音楽一家」としての文化資本が必要だったりするわけだ。
 これは音楽だけではなく、文化全般にいえる話。

 お金をかけないオタクは過去の資産を持たないけど、リッチなオタクはきちんと過去の資産を持っている。アニメや漫画なども、そういったリッチなオタクの子供しか作り手になれなくなってしまうという未来を想像してしまいました。

 ついでに、この記事で気になった部分を引用。

一方で、CDJの登場以降、J-POPシーンはその享受形態を大きく変え始めていると僕は思っていて、つまりそれは、クラブ音楽をかけるクラブではなく、J-POPをかけるクラブが、カルチャーとして拡がっているということなのだ。おそらくこれは機能的にはかつてのカラオケと交換可能なものなのだけれど、要するに同じ音楽を聴いてその場で連帯するための場だということ。しかもカラオケと違って歌ってるのは本人だし。何が言いたいかっつうと、大衆音楽としてのJ-POPひとつとっても、文化資本を背景に〈音楽〉として享受する層と、他者との〈繋がり〉を得るためのネタとして享受する層が混在しているのではないかという話。
 特に最後の部分は、どの娯楽文化にも言えそうで。

 ネタとして消費されてしまったら作品は歴史に残らない。どうすれば歴史に残れるか? 歴史に残ろうとする試み自体がもはや古いのか?
 大塚英志氏が、よくアニメや漫画、ライトノベルは消費速度の速さが利点であり、そこに未来があると触れていたけど(スニーカー文庫版『サイコ』の後書きだと思うのだけど手元に見つからず)、これはネットがまだ身近でなくて、作品に対する他者の言及に触れる機会が少なかったために、言えたという気がしてます。「作品に対する他者の言及が多い=消費速度が速い」なので。
 アニメや漫画が「文化」にならなかったのは、主に子供向けであって、それを語る言葉を持たなかったし、同世代の人間がどう思っているかを知るメディアも少なかった。だから、その文化を受容していた層が、メディアでの発言を持てる年齢になる必要がありました。
 おそらく大塚英志氏が見ていたのは、そういった「物言わぬ子供たち」による作品の受容(消費)だったのでしょうが、今や子供たちもネットという発言の場を持っています。そして、「物言わぬ子供たち」がネットに出てくる「他者との繋がりを得るためだけのネタ」の言葉によって、評価を左右される時代に。
 第三者の評価に、自分の評価が左右される問題は、別に子供だけではないんですが、子供だとより顕著な影響が出てくるだろうということです。
 それに関してはこんなことを過去に書きました。
ARTIFACT@ハテナ系 - 背伸びアイテム話続き
 子供のうちにネットでの評価を見て、自分の趣味が変わっていくということについての自分の言及。
へいうま - 病気だった
 記事でもリンクした中学生の方のこの実例は大変興味深いです。

ARTIFACT ―人工事実― | 今のオタクは文脈よりグルーヴ
 2003年に書いたもの。

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Comments
投稿者 : haruhico 投稿日 : 2005/11/09 12:19

>・同人誌は、即売会に行かなくても、同人ショップで入手できる。
この方が確実に高コスト&リスキーですが。

投稿者 : nanasi 投稿日 : 2005/11/09 12:45

即売会が低コストなのは、身近で行われる一部の人だけですね。
会場では、「交通費2万かけて同人1冊。この同人2万だよ。」なんて声も聞こえてきますから。
ここでの論理展開、「一般化」の側面から見れば、間違いなく貢献してると思います。同人ショップやオンラインショップは。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2005/11/09 13:02

様々なサークルが出る即売会は東京都や大阪だけで、そんな即売会に時間も金銭も低コストで行ける人は一部です。
そんな即売会に行くのに高いコストがかかる人からしたら、同人誌ショップでのちょっとした価格上昇は「低コスト」でしょう。
その辺を意識してちょっと修正しました。

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/09 15:07

もう一つ云えば、経験も知識もコネや仲間もなしに、今の即売会にタダ行っても、無駄な時間と無駄なお金をばらまいて撃沈するだけですね。

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/09 15:12

それに比べて、同人ショップはランク付けしてくれて、レビューもしてくれて、座ったままで数分で買うことが出来るわけですから、初心者だけでなく、ベテラン(得てして体力が落ちてきている ^^;;)にとっても、とんでもなく低コストなんですよね・・・

逆に云うと、とても危険で、消費しすぎてしまう方向に。
しかも、お宝を掘り出す嗅覚(経験値)は向上しないし (^^;

投稿者 : yuh-suke 投稿日 : 2005/11/10 00:43

ここらへんを踏まえて
2000年代版「魔窟ちゃん」や「TokyoStyle」とかやると結構面白いかもしれませんね
とかアマゾンを見てみたら魔窟ちゃんからちょうど10年も経っていたりして

投稿者 : D4 投稿日 : 2005/11/10 02:56

TVアニメを無料放送で見られるのは首都圏などの一部で、大多数の地方では放送本数が極端に少ないため、結局はDVD購入などに繋がると思います。
BS・CSなどもありますが設備投資がそれなりに必要になりますしね。

投稿者 : kokkuri 投稿日 : 2005/11/10 14:18

同人誌は既にそれ自体がコストの高い行為であるのかもしれません。

同人誌即売会の低コスト化という面を考えるならば
作家との交流、作品の閲覧が可能なネット自体が
低コスト化に繋がってるという見方も出来るのではないかなと。
作家側としてもネットは印刷費や参加費用面でのコストダウンだったり。

同人ショップ以前であれば、個人通販に対応してくれる所も多く、
遠距離の方が同人誌を買う手段が即売会以外になかったとは言い切れませんし
個人オークションの台頭、転売屋の増加で中古市場で言えば、交通費相当の値段を払う事になる場合もあります。
同人ショップに卸さないサークルも多く存在します。

「同人誌を買う事」のみであるならば同人ショップは低コストですが、欲しいサークルの本が卸されるとは限らないですし、即売会と比較するにも一長一短です。
同人に関しては単純にネットの存在が低コスト化に繋がった、としても良いのではないかなと考えます。

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/10 21:24

同人ショップにない同人誌は切り捨てて、あるもので満足しちゃうから低コストになるんですよ。

あと、サークルが自前でやる通販というのは、サークルにとって、とても高コストだったりします。まあ、このコストが購入者に直接、転嫁されることはまれでしたけれど (^^;

購入者の側のコストとしては、小為替を郵便局に買いに行ったり、申し込みのための手紙を書いたり、返信用の封筒や宛名シールを書いたりと、そういうコストも掛かっていました。

今は本当に楽ちんですよ(笑

ちなみにネットだけしかなくて、同人ショップがないとしたら、この辺りのシステムはサークルがそれぞれ独自で調達せねばならず、決済方法もクレジットカードなど手軽で有利な手段が使えるところも限られ、更に、そう言うところがネット上のあちこちに分散していた場合、何カ所も見て回る羽目になり、大して低コストにはならなかったと思われます。

商業的なものが絡まなければ、低コスト化への圧力は恐らく顕在化しなかったんではないかと云う気がします。


ちなみに同人誌そのものが高コストというのはまさにその通りですね。即売会で買っても、20〜30ページで500円、600円、700円が当たり前ですからねぇ。まあ、まれに学漫とか、200ページで1000円とかもありますけれど、商業誌のパフォーマンスには到底敵いません A^^;;

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/10 21:49

コストといえば、情報コストが極端に下がったというのも大きいですね。本自体は当然、サークルや本の評価も含めて、昔は自分の足で探す、もしくは限られた雑誌で情報を入手するしかなかったけれど、今はショップやネットで比較的容易に売れ筋が分かります。

最近の傾向として、即売会に来ても、本のいくつかのサークルを回ったら、さっさと帰ってしまう(米沢さんがわざわざ、もっとサークルを見て回ったら、とカタログに書いたりしている ^^;;)。で、帰ってしまってから、ショップやネットで評価の良いものを買っていたりする。即売会に来ているのに(笑

なぜかと云えば、自分の目と足で探すより、低コストだからなんでしょう。だって、普通に大手に並んだら、丸一日かけても、下手すると1つ、2つ、3つくらいで終わってしまうのですから・・・でも、そんな大手サークルでもショップに卸しているところなら、ネットで3分で注文終わりですものねぇ。

並べば買えると分かっていても、時間という非常にコストの高い資源と比べると、ショップのマージンや送料は十分に見合うコスト負担ですね。

投稿者 :  投稿日 : 2005/11/11 15:40

nyも使うけど本当に好きなものはきちんと新品で買うよ。

投稿者 : kinsuke 投稿日 : 2005/11/11 17:35

趣味のために「時間」を費やすのがオタクであって、
「お金」を費やすのがオタクではないのでは。

例えば、ある監督のアニメは全部見る、
あるレトロハードのゲームは全部集めるとか、
そこで費やされるのは、アニメをひたすら見続ける時間や、
中古ゲーム屋を歩き回る時間なわけで。

モノが安くなった、タダになったから、誰でもオタクになれるわけではなく、
寝る時間、お洒落する時間、風呂の時間すら削ってまで、趣味に「時間」をつぎ込むのでなければ、
結局、アニメやマンガが趣味の一般人なのかと思います。

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/11 17:55

お金にしろ、時間にしろ、タダ消費すればオタクかと云えば違うわけで、どれくらい蓄積し、こだわりを示すか、それについて語れるかの方が指標(笑)と云えるかと。

ただただ消費だけしていると見えたから以前は低評価だったわけですが、実はそうではないらしいということが、オタクの評価が変わっていった理由でしょう。

まあ、その蓄積とか、こだわりが、社会的に直接貢献するかどうかは別として、ですが A^^;;

投稿者 : kinsuke 投稿日 : 2005/11/11 20:01

元祖オタクは、ただ自分の好きなモノに時間を費やしていただけだったと思います。

ところが、あるとき、同じ趣味の人に出会って、「お宅、どの場面が好きですか。」
「やっぱり、アレでしょう!」「やっぱりアレですか!」と話が弾む。
そこで、連帯感が生まれたり、自分の趣味に対する価値を感じたりする。

それがオタクとしてのアイデンティティ誕生の瞬間だと思います。

当時のオタクの人たちは、初めからこだわり(=目的意識)を持ってその道に入る人を
「マニア」や「コレクター」と呼んで軽蔑し、「一緒にしないでくれ」と主張していました。

現在は、「オタク」「マニア」「コレクター」などが一緒くたに「オタク」と呼ばれてますが、
モノがタダ同然で手に入るという現象こそ、「オタク」を選別する「踏み絵」なのかもしれませんね。

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/12 22:53

確かに、オタクは最初にこだわりを持って入るわけではなく、ふと気が付いたら引き返せない深みにいるという感じですね(笑

で、その深みに達した人々は、口を開かずとも、体に染みついたものがあふれてくる ^^;;

ただ、マニアやコレクターとの違いは、現状、結構微妙ですね。

マニアやコレクターが価値を見つけられないものに、オタクは価値を感じることができる/「愛」がある、というような感覚や優越感が昔はありましたが、それはやっぱり、ニッチがニッチであったが故で、時間だけを費やしていられたのも商業化されていない、そういった部分を多く対象としていたからでもあるかと思います。

そころが、ニッチに価値が出てきてしまうと、オタクが愛でてきた部分の多くがマニアやコレクターの対象にもなるようになるわけで、外から形だけ見ていると区別は難しいでしょう。

しかし、何か違いがありそうということで、「萌え」というような感覚的なキーワード、独特の価値観が差別化のために出てきたのでしょうけど・・・既に手垢にまみれてしまいましたからねぇ・・・

まあ、手垢にまみれようが人がどうであろうが、好きなものは好きを優先するのがオタクではありますけれどね(笑

まあ、低コストになること自体は大歓迎でしょう。真性のオタクに限度はありませんから、結果として、たいした違いはないと思われます A^^;;

投稿者 : nanasi 投稿日 : 2005/11/16 10:41

私はブログもってないので、コメント欄にて失礼。

私は、オタク一般化の波に一番寄与しているのは、情報の顕在化だと思ってます。

ネットがなかった頃、ときメモの話は身近な誰かにするしかなかったわけですが、学校でなんかした日には、次の日から無視されるかもしれない危険を孕んで居たわけです。
雑誌も少なかったし、そもそもそれらを手にすること自体が危険な行為だった。パソコン通信なんて、限られた人間にしか門戸が開かれていなかった。
身近に仲間が居ない人は、黙して語らず、普通の人で居る事しか選択肢がない場合もあったでしょう。誰とも話せなければ、それがどんなに楽しいことでも、自然消滅するものです。
だから、それを乗り越える常軌を逸した情熱か、仲間に恵まれないと、オタクになれなかったのです。

これが、ネットの登場で、不都合のある身近な人間に知られることなく、遠く離れた同好の士と話ができるようになった訳ですが、実はこの「話ができるようになった」のが、一番大きいのじゃないかと考えてます。

地元で仲間に恵まれずとも、情熱がさほどなくとも、○○が好きですって会話が普通に出来る、昨今の中高生の明け透けな感じがちと羨ましかったりもします。

だから本音で言えば、逆なんじゃないかな?と思ってるんですよ。

ライトなユーザーが増えた「結果」として低コスト化が進んだ、と私は考えてるんです。

投稿者 : Tiger 投稿日 : 2005/11/17 17:12

一理あるような感じはするんだけど、なんかすっきりしないですね、コレ(笑

キモオタの発祥に見るコンテンツ社会の臨界点 (1/3)
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0511/14/news005.html

投稿者 : ジャー 投稿日 : 2005/11/18 08:52

コメントで反論。
ちょっと読んで見た限りではみなさん、関東の方が多そうですね。
でも、二極分化はほとんど無理でしょう。
http://d.hatena.ne.jp/derorinman/20051111/1131717874http://d.hatena.ne.jp/derorinman/20051115/1132075046
http://d.hatena.ne.jp/REV/20051113
http://www1.ocn.ne.jp/~paranoia/
アニメ地方放映状況まとめサイト
http://d.hatena.ne.jp/hamtez/
http://www1.ocn.ne.jp/~paranoia/fa/totaling.html
http://d-paranoia.sakura.ne.jp/past/anime/2005/2005-1.html
http://d-paranoia.sakura.ne.jp/past/anime/2005/2005-4.html
http://d-paranoia.sakura.ne.jp/past/anime/2005/2005-7.html
http://d-paranoia.sakura.ne.jp/past/anime/2005/2005-10.html

正直言うと、地方のオタクは東京の文化の余りカスを食らって生きています。
そうであるがゆえにいったんおタク文化も商業化すると、
損益分岐で全てが図られてしまい、コストに見合わない地方が切り捨てられる。上のリンクは最近どこも余裕が無くなってきた企業メディアがお零れをあげる気もなくした結果生じたものです。
ただ、この地方の姿は恐らく今の経済の趨勢から行けば必ず東京にも波及するものと思います。
アニメに限ってみても、今のアニメはほとんど投資先を失った機関投資家たちがファンドを形成した結果でしかなく、よりローリスクな投資先であるからこそ資金が流れ込んでいるのです。
そして、ここまでアニメに投資する背景もまた、オタクが少数ながらも大人買い、一気買いするという購買パターンがあると踏んでいるから投資できるのであってこの予測可能な購買スケールが成立しえなくなれば、今のアニメ文化も一気に崩壊する危険がありますし、アニメの売上自体が一部で急落している以上、実際その危険は増しています。
アニメのキャスティングボードを握っているのは買うオタクではなく、それを真剣に見守る投資家ですから、たとえ東京である程度掃けても、それが彼らの期待するスケール以上でなければ、アニメのDVDコーナーにいっぱいアニメはありながら、あっというまにTVからアニメが消える可能性は十分にありえる話です。
要は外資の資金流入があって初めて経済が回る発展途上国とおんなじ性質を持つ市場なのだということです。
ちなみにこれと良く似た構造を持っていたのがエロゲ業界でしたが、フットワークの圧倒的な軽さから、売上が急落してもなんとか業界としては生き長らえてます。しかしアニメは同じようにもいかないでしょう。
時間がないので途中で切りますが、この問題はオタク文化全般に言えることであって、どれほどオタク間での経済還流で一般資本から切り離せる状態のコンテンツであっても、この問題からは離れられない以上、二極分化も一時的な話であると思われるわけです。

投稿者 : ジャー 投稿日 : 2005/11/18 09:01

ちょっと補足。今のオタク文化はどのような形にせよ、
資本的、資金的、文化的に、過去の資産と、未来の可能性を食い潰して、シャブ的な繁栄をしているというのが、管理人さんからの本文から読み取れるような気がしました。
要は良いコンテンツに誰が継続的に流通しつづけるだけのお金を払うの?
ではないかと。

投稿者 : kinsuke 投稿日 : 2005/11/18 12:59

「今のアニメ文化」というのが、どうでも良いマンガでもアニメ化される状況を指しているのであれば、
それが崩壊する可能性があることは同意します。
しかし、アニメ市場全体が崩壊するかといえば、NO と思います。

例えば、プリキュアのようにリアル子供たち向けのキャラクターグッズで儲けられる市場もありますし、
宮崎監督により、一般の大人のアニメファンも増えているいますので、
ヤマトやガンダム初期のような旧来のアニメ文化に戻るだけでしょう。

また、多くのオタクは去るかもしれませんが、一部のオタクはマニアックなOVAを支持する
(一部のアニメ会社はマニアックなOVAを作る)という、旧来型のアニメ文化も復活すると思われます。
当時は、インターネットどころかNiftyさえありませんでしたが、
現在はオンラインでの広告販売も可能ですので、ビジネス環境ははるかに向上しています。

そのときに、オタクとマニアも、昔のように分離するかもしれませんね。
(そもそも、マスコミが一緒くたにしたことが問題)

投稿者 :  投稿日 : 2005/11/20 08:48

買いあさった同人誌、X万円
東京までの往復交通費、X万円

コミケのふいんき(何故か変換できない)、
プライスレス。


お金で買えない(以下略


と思う僕は負け組ですか、そうですか。

投稿者 : まぁそれは 投稿日 : 2005/11/20 13:31

ふいんきではなく、雰囲気(ふんいき)だからだ、とネタにマジレスしてみる。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2005/11/21 10:09

コメント、TrackBackでのご意見どうもありがとうござます。
ちょっと多いので個別に対応できませんが、新規に記事を立てる予定です。

「ふいんき」は和ませてくれました(笑)。

投稿者 : Daryl 投稿日 : 2006/11/20 11:13

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Excerpt: コメント欄に書いていたら、やたら長くなってしまったので、エントリーに A^^; こうしてオタク趣味を低コストでするオタクが登場。これが「オタクの一般化」だったのかもしれません。収集にこだわるオタクは別のオタクに。オタク格差問題! [ ART
Weblog: J& トップページはhttp://new.ciao.jp/にあるそうですよ。 Tracked: 2005/11/09 22:38
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