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2005/04/09

box ネットコミュニケーションを考察する『けなす技術』山本一郎著 はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

けなす技術
山本 一郎

ソフトバンク・パブリッシング 2005-03-23

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 先日、献本していただいた『けなす技術』を読了。切込隊長BLOG(ブログ)〜俺様キングダム〜で有名な切込隊長こと山本一郎氏のブログに関する書籍です。

 表題に関して触れられている部分は実は少ないんですが、橋本大也氏のブログで引用されていたので、それを再引用。こちらでは『けなす技術』に関して面白く書評しています。
Passion For The Future: けなす技術

あえて褒めるより、けなすことを手法として紹介しているのには理由がある。議論を行ううえで、相手の意見に賛同することは、論点を掘り下げることに何らの貢献も見いだせないからである。わざと反論し、けなし、紛争を起こすことが問題の本質に近づく最短距離であり、議論を志向するものはすべからく称賛と批判の2つの武器を研ぎ澄ましておくべきである。そもそもあらゆる事象は賛成も否定もできてしまうのである。賛成しかしない人物は存在しないに等しい。そして、それはその人物が単なるその他大勢で取るに足らないことを自ら証明していることになるのだ。
 自分としては、建設的なコミュニケーションとして相手の問題点を指摘するのと、コミュニケーションを続ける気がない揚げ足取り的な意見は区別したいですね。なるべく前者であるようにしたいですが、指摘された人から見れば後者に見えることもあるんだろうなと思いつつ。後者の場合は意見というより感想であることが多いんですが。

 この書籍は、「ブログを書くこととは?」「ブログ(やネット)上の情報をどう読み、どう活用していくか?」といったことに触れられており、ブログだけではなく、ネットコミュニケーション全般の入門書ともなっています。
 印象に残ったのは「なぜブログを書くか?」というよくある疑問に対する解答。人間というのは意外と情報を記憶してない。だから、ブログにつまらないことでもいいから記録していこう(これは単にニュースのメモだけではなく、自分の考えたことだと思う)。それを続けていくと、書き手は自分の意見が社会の中でどのポジションにあるのかを考察できるようになると。これは「他人のためではなく自分のために書こう」ということだ受け取りました。
 各種ブログホスティングサービスを借りて、サービスによる閲覧者の増加の違いを調べるという、身体を張った実験もしてます、結果的に大差はないそうで、閲覧者の増加に差が出たのは更新頻度、毎週2回と毎日だと、毎日の方が増加したとか。閲覧者を増やしたいというのなら、質よりも更新頻度を重視したほうがいいみたい。

 コミュニティツールに関する考察では、コミュニティツールの陳腐化の波は4〜5年で一巡するため、優秀な書き手であるネットワーカー(この単語も使うのはパソコン通信出身者だけな気も(笑))の寿命もそのぐらいであると指摘。コミュニティツールの技術的刷新が起こるたびに、それについてけない人が脱落するというのは、振り返ってみれば実感する話です。
 またネットにおけるマーケティング、いわゆる口コミに関する考察も面白かったです。まず、そのサービスや製品がマスメディアの広告などで一定以上認知されていることで、何かを購入する時にまず選択肢に上がっていることが前提条件であり、その上で悪評も含む口コミで話題になっている製品は目立つために売れていくとのこと。大規模な宣伝が行える商品に関しては納得。
 逆にそういった大規模な宣伝が行えない商品における口コミの力はどうなのか、というのが気になりました。ゲームだとそういうタイトルは何個も挙げられますし、映像作品でも『スキージャンプペア』みたいなものもあります。現実的には、大規模な宣伝を行えない商品のほうが多いですから、そういった方面での考察も読みたかったところ。

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買い物をするときに「2ちゃんねるを参考にする」34% 〜ネットの口コミに関する調査 : Hotwired

 「価格.com」がトップで63.6%。次いで「2ちゃんねる」33.9%、「Amazonのカスタマーレビュー」29.6%、「Yahoo! 掲示板」28.5%となった。
 書籍中でも「価格.com」の影響の話がされてましたが、やはり影響は強いようです。

 1,500円という価格の割にはちょっと薄く感じる分量のせいか、はたまたあんまり気がのらずに書かなかったのか、もっと考察して欲しいのに駆け足で話が終わってしまう部分も多いし、他のブログとの交流(絡み方)にも触れて欲しかったなあと思いますが、隊長がどんなことを考えてブログを運営しているのか、舞台裏をのぞいてみたい人には興味深い書籍となってます。

 ブログの歴史や機能、技術的なことを解説してくれる書籍はたくさんあれど、『けなす技術』のようにブログを運営する上で参考になったりする書籍というのは意外と少ないんですが、せっかくなのでその方面で参考になる類書を紹介。

ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス
レベッカ ブラッド Rebecca Blood yomoyomo

毎日コミュニケーションズ 2003-12

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ARTIFACT ―人工事実― | 『ウェブログハンド・ブック』著:レベッカ・ブラッド/翻訳:yomoyomo
 当時の書評はこちらで。時事性の高い話題はないために普遍性の高い読み物となっている書籍。

ウェブログ超入門!
松永 英明

日本実業出版社 2004-06-10

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 『ウェブログ・ハンドブック』は翻訳書のため、翻訳書独特の癖が合わない人もいるでしょうが、こちらはそんな人にお勧め。ブログを始めたんだけど、どうやって運営すればいいんだろうか…と悩んでいる人はぜひ。

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Comments
投稿者 : Greg 投稿日 : 2006/11/20 11:27

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