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2004/12/01

box ised@glocomの第一回倫理研議事録が公開 はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

ised@glocom : 情報社会の倫理と設計についての学際的研究
 ised@glocomというプロジェクトの「情報社会と倫理」(略称・倫理研)という研究会に参加させてもらっているのですが、10/31に行われた第一回倫理研の議事録が公開されました。
 このプロジェクトは、東浩紀氏が主導となって行われているもので、新しい情報社会論のパラダイムを探るのが目的となっています。僕の肩書きの「ブロガー」がよくネタになってましたが、これはネットワーク上での実例を挙げる人というポジションで参加しているというのをわかりやすくするためにこのようになってます。大学関係のアカデミズムの人ばかりの中、いきなり関係なさげな人種でしかも肩書き「ブロガー」だから、ここだけネタ?とか思いやすいですが…(笑)。

はてなグループ - ised@glocom - ised議事録
 かなり長い(7万字だとか)ので読むのは大変ですが(鈴木謙介氏の講演だけで普通のセミナーの一回ぐらいの分量)、興味のある方には面白い議論になっていると思います。
 また、この議事録公開にははてなグループを使っているのが特徴です。はてなですからTrackBackも送れますし、ised独自のキーワードもたくさんあり、単なる議事録と違い、ハイパーリンクによる面白さが出ています。
 なお、この議事録はnetwork styly *の濱野さんが制作されています。

 個人的に印象に残った話としては、辻大介氏の、
はてなグループ - ised@glocom - ised議事録

しかしそれでも、やはりどうしても懸念が残っているのは、情報の信頼性とはまた別のフックから、ある種のカスケード化なりポピュリズムに進んでいくような回路がどこかにあるのではないか、という点です。
そう思えるのはなぜかと言うと、たとえば2ちゃんねるの「ゴミ拾いオフ」みたいのがありましたね。あれはマスコミの偽善性へのアンチテーゼというよりも、「これをやったら面白いだろう」というネタ的なノリだったと思うんですね。さらにたとえば『電車男』の場合でいえば、「本当かどうかわからないけれど、面白ければいいじゃないか、感動させてくれよ、感動があればいいじゃないか」というわけです。
 この辺りの「感動によるサイバーカスケード」というのがなるほどと思いました。
 2ch関係で人が集まるイベントを見ていくと、確かにそういう傾向があって、政治性の高い○○抗議オフのようなものには人が集まらない。「情報のミラーリング」※と同じように「感情のミラーリング」というのを漠然と感じていたんですが、「怒り」はコストの低いネットワーク上ではミラーリングできるものの、ネットワークの外に出るとすごくミラーリングされにくいというのを感じます。

 なお、12/12に六本木GLOCOMにて、はてなの近藤氏や八田真行氏などが参加する第一回設計研が行われます。完全に公開された研究会ではないので、誰でも参加できる訳ではないのですが、どうしても参加してみたい人は下記のメールアドレスに連絡してみてください。
ised-info@glocom.ac.jp

※「情報のミラーリング」
【Game-Style】居酒屋対談 時間のムダ 第3回:『Webプロモーションってどうよ?』
 この対談記事で出てきた言葉。URL羅列型の個人ニュースサイトでよく見られる情報の伝達形態をうまく表現している。

「素材のミラーリングは良いんですけど、情報のミラーリングって意味がないと思うんですよ」
「あ〜、なるほど。僕の立場から言わせてもらうとちょっと異論がありますね。情報が孫サイトやひ孫サイト(※注3)へ流れていくことがその情報の強さのバロメーターになるので、それはそれで存在しても良いと思います。ただ、やっている人が何が楽しくてやっているのか、それがわからないのは事実ですが(笑)」
「情報がコピーされ続けることによってそれが周りの常識になる、という事から見るとそれは意味のあることなんじゃないかなと思います」

切込隊長BLOG(ブログ) 〜俺様キングダム: サイバー保守主義?
 早速反応があったのでメモ。面白い考察を書かれているので、切込隊長は特別ゲストなどの形でぜひ呼んでみて欲しいところです。

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Comments
投稿者 : TDF-III 投稿日 : 2004/12/08 05:32

>「怒り」はコストの低いネットワーク上ではミラーリングできるものの、ネットワーク
>の外に出るとすごくミラーリングされにくいというのを感じます。

というのは、具体的な例を挙げるならこんな↓感じでしょうか?

ttp://www.tinami.com/x/takekuma/11/page1.html より抜粋

>インターネットを眺めると、エヴァの否定論者や、全否定ではなくともあの最終回を
>含めた「オタク批判」の部分を否定する、素直には肯定しない人が多い印象がある。
>ところがオフラインでいろんな人に接してみると、あの作品をメッセージを含めて素直
>に肯定する人も多いんですよ。

投稿者 : Jonathan 投稿日 : 2006/11/20 11:21

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Excerpt: 若手の研究者たちが「2ちゃんねるの終焉」を宣告。 情報社会を読み解く研究会が開かれ、 知的刺激に富んだ長大な記録が公開され始めた ●ネットの圧力団体化 「2ちゃんねるの時代は終わった」──勝手に終わら
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