HomeArchiveビジュアル
▲2004-0422  ▼大手サイトの基準

2004/04/22

box 大画面テレビでリアプロジェクションTVに注目が はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

グランドWEGA リアプロジェクションTV(リアプロ)といっても、知らない人が多そうですが、プロジェクターを内蔵して、その出力映像をスクリーンに映し出すという方式のテレビです。
 プラズマや液晶が登場する前は、大画面のテレビといえば、リアプロしかありませんでした。日本国内でも、家庭用でちょこちょこ出ていたんですが、現在では、ソニーのグランドWEGA※だけです。それでも、最新モデルは2002年8月登場で、既に1年以上新製品は出ておらず、積極的な展開はしていません。業務用だと、ゲームセンターの大型筐体などで使われていたりしてます。

 端的にリアプロを説明すると、
長所
・ランプを自分で交換すれば、明るさは元に戻る=寿命が長い
・焼き付きが起こらない
・映像がフィルムライクな質感
短所
・視野角が狭い
 といった感じ。
 量販店で、グランドWEGAを見るとわかりますが、プラズマや液晶などの自発光のものよりは暗く見えます。でも、実際に自宅で使うとなると、リビングはあんなに明るくないので、ちょうどいいという話。視野角に関して、グランドWEGAを確認したところ、左右はまだいいんですが、上下が結構狭かったです。
 あと、寿命の話は意外と出ないですけど、結構なメリットだと思います。ランプなんてせいぜい2万円ぐらいなんですし。プラズマは数年経って暗くなっても、明るくするには買い換えしかないという…。液晶なら、バックライト交換がありますが、メーカー側でないと交換はできません。
 アメリカ市場ではメジャーなリアプロで、日本メーカーも参入しているんですが、なぜか日本市場で積極的に売っていません。薄型テレビといえば、日本では液晶かプラズマというイメージがついてしまい、それ以外は購入層の視野に入らないから、という話を聞いたことがあります。そして、今では国内はソニー一社に。

※ソニーの公式ページには、あまりにもグランドWEGAの情報がないので、詳しく知りたい人は、以前からグランドWEGAを勧めているソニーショップC-TECの記事をどうぞ。
店員の声 グランドWEGA
店員コラム 4つのテレビ

 あと、リアプロファンが集まる場所としては、2chのAV板のグランドWEGAスレがあります。こちらのサイトで各種記事へのリンクやスレが保管されたりしています。
グランドベガ&ホームシアター

 AV評論家の飯田明氏のサイトでグランドWEGAの搬入光景があったのでリンク。4/16ですが、2Fに搬入するため、クレーン車が出動してます。旧モデルのHD800からHD900に変わって、画質の良さにかなり感動されているようです。確かに量販店でHD900を見た時、前より綺麗になった印象を受けました。
飯田 明のメール通信

 以上、前振り。長い!
 さて、ITmediaではこんな記事が出てました。
ITmedia ライフスタイル:大画面TV競争の“ダークホース”――「リアプロ」の可能性 (1/2)
 電子ディスプレイ展でセイコーエプソンが、1920×1080のTFT液晶パネルを使ったモデルを参考出品したそうです。これは、ハイビジョン(HDTV)映像をフルに表示できます。プラズマテレビだと、60/50型は1365×768、42型は1024×768、1024×1024といった解像度なので、フルには表示できないのです。
 また、この記事は、プラズマや液晶と設置面積はあまり変わらないこと、消費電力が小さいことなど、リアプロの利点を説明しています。そして、最大のメリットは価格。エプソンの人によれば、40インチ以下で20万円を切る製品が近い将来可能とのこと。
 今まで、使用デバイスは液晶が主体でしたが、これからは、DLP、そしてビクターのD-ILAや日立のLCOSなど、新しいデバイスが登場してきています。インテルもLCOSに参入して、リアプロを出すことを表明しましたし、アメリカ市場ではリアプロのアツい戦いが繰り広げられることでしょう。その波が日本国内にくるかどうかはちょっとわかりませんが、気にしておいて損はない存在だと思います。

ITmedia ライフスタイル:薄型大画面TVは、みんな「高い」と思っている
 ITmediaの記事アクセスランキングでも、上の記事は価格の安さという注目点から、トップとなってました。国内メーカーがリアプロに積極的でないのは、液晶やプラズマの生産設備に投資しているところに、他の方式に力が入れられないからではないかと記事では推測しています。
 面白いなーと思ったのが、記事中でWeblogでのコメントを拾っている点。ただ、気になるのが、コメントを引用しているけど引用元を表記(リンク)してません。たとえば「あっという間に大画面テレビは全部リアプロになってしまうのでは」というコメントは、ウスログ | 見ておいて損はないからだと思われます。微妙に文章は変わっているんですけど。こういうのはどうなるんでしょうかねえ。

@nifty:NEWS@nifty:シャープ、大型リアプロジェクションテレビを発売へ(ロイター)
 アメリカ、中国市場への投入であって、国内ではありませんが。シャープとしては、液晶テレビだけだと価格の安いモデルを出せないので、リアプロに参入することにしたんでしょうか。

 個人的には、DLP方式のリアプロに期待しています。WPC EXPO2000で見たオプトマの製品は、大変明るくて綺麗でしたし、視野角の制限もありませんでした。
オプトマジャパン 製品情報─RD50/RD65─
 googleアドセンス見て知った、内田洋行がビジネス用途で売っているリアプロは、オプトマっぽい感じ。
大画面で低価格を実現した「リア型プロジェクター」

 検索してちょっと見つけた面白いページ。プラズマテレビにPCを接続した時にどうなるかという情報が掲載されてます。ただ、プラズマテレビでPC画面を長時間表示すると焼き付きの可能性が高いので、あまりお勧めしません。
プラズマ:メニュー [ANGEL KNIGHT内のページ]

Amazon Search
−この記事に関連しているかもしれない書籍−
Comments
投稿者 : 電機メーカーの中の人 投稿日 : 2004/04/22 11:32

アメリカでは多数の日本メーカーが参入してますね。
他にはエプソン、三洋、ビクターもかな?
最近の液晶モジュールの小型化等でようやく
40インチ以下が実現可能になりつつあるようです。
あと日本のユーザーはとにかく画質にうるさいので
(かつてのトリニトロン信仰とか、今だと「液晶はシャープ」とか)
日本人が満足する画質になるまではもうちょっとかかりそうです。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2004/04/22 19:24

僕も、昔はトリニトロ管大好きでした(笑)。その頃は、スクウェアな管がトリニトロン管しかなかったからなんですけど。
今、液晶はシャープでしょう、といっているのは、画質というより、単にブランドでしか物を見てない、って感じがしますねえ。いまだに、SAMSUNGは日本でのイメージが良くない訳ですし。
オプトマのを見ていると、これぐらいのものを国内の大手メーカーが出せば、話題になるんじゃないかなーと思いました。

投稿者 : SHOPの中の人 投稿日 : 2004/04/23 00:52

SONYはリアプロはかなりこだわって開発してたようですが、ご時世には逆らえず国内ではプラズマ/液晶にシフトしてきてますね。
ITMediaの記事にあるようなリアプロの利点はさんざん売る時は言ってましたが、プラズマ・液晶=なんだか最新でかっこいい、リアプロ=時代遅れというイメージは払拭できませんでした。
海外では新機種もでてるようだし、新デバイスを使った商品もそろそろ出るのでしょうか?

投稿者 : 電機メーカーの中の人 投稿日 : 2004/04/23 10:38

世界最大の消費国アメリカでは電化製品=消費財という認識で、
中国製だろうかフィリピン製だろうが安けりゃOK、買ってみて気に食わなかったら
即返品だそうです。店も何も聞かずに応じるとか。

イラついて銃で打ち抜いてから返品とか、
アウトドアグッズを泥だらけで返品とか、さすが契約社会アメリカ、
保障期間と無料お試し期間を履き違えています…って話がそれた。
まぁそういう社会だから逆にメーカーも色々挑戦できるわけで。

日本だとカルフールが15日以内の無条件返品を行っていますので
グランドWEGAを2週間使ってみてはいかがでしょう(笑)。

私はそんな勇気は持ち合わせてませんが…。

投稿者 : Specter 投稿日 : 2004/04/24 21:29

液晶はドット欠けと応答速度の遅さが問題ですね。応答速度に関しては最近は速いものも出てきていますが、
ドット欠けのほうは原理的に解決が困難かと思います。返品を受け付けてくれるようなところで買えばいいのでしょうが。

電機メーカーの中の人がおっしゃっているアメリカの事情に関しては、リアプロの販売大手のほとんどがウォルマートなどの
スーパーマーケットであることが大きいと思います。カルフールもそうですが、
体力のあるこういった超大型スーパーマーケットはあらゆる商品に対して、
こういった無条件での返品を保障していますから。アメリカでとにかく安くて大きいリアプロを消費財として買う人が多いのは、
彼らが商品をスーパーマ−ケット購入するものとして捉えているところも大きいのではないでしょうか。
無論日本人の大半がそうであるように、専門店でSONYやPANASONICのようなブランドを選んで買う層がいないわけではないのですが。

投稿者 : Specter 投稿日 : 2004/04/24 21:38

先ほどの投稿記事を書いた後で思いついたのですが、
低価格で大画面を楽しむといえば、こんなのもありましたね。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0402/23/news051.html
ほかにチューナーがあればいい選択肢かも知れません。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2004/04/25 00:36

アメリカでの電化製品の購入スタイルの皆さんの考察、参考になりました。

ドット欠けに関しては、リアプロでも液晶やDLPを使う場合は起きうるんですよね。LCOSやD-ILAも液晶の親戚みたいなもんだから起きそうだし。
HDTVが標準になればなるほど、ドット欠けの確率が高くなりそうです。

デジタル放送チューナーレスモデルといえば、B-log Cabinのminamiさんがパイオニアのモデルをちょうど安く売られていた時に購入されてました。
http://minami.typepad.com/blogcabin/2004/02/post_2.html

投稿者 : Spatialight 投稿日 : 2004/06/03 06:07

LCOSチップを開発しているSpatialight Inc をご存知ですか?
ナスダックにHDTVという名前で上場しています。
すでに中国TV製造企業7社
Skyworth
China Electric
Panda
SCT Optronics
China Display
Shanghai Video(SVA)
Global Display Ltd.
からパーチャスオーダーを受けておりアナリストによれば来年黒字化が見込まれています。
雑誌や新聞でもインテルやフィリップスのLCOSの事は読んだ事がありますがSpatialight のことは読んだ事がないですね。
なぜここまでSpatialight に入れ込むのかって?
それは僕はSpatialight の株を持っているからです。

TrackBack −この記事に言及したサイト−
Weblog: Starless and Bible Blog Tracked: 2004/04/26 21:20
Excerpt: 【target="blank">大画面テレビでリアプロジェクションTVに注目が】(ARTIFACT−人工事実−)やや旧聞ですが、…
Weblog: たりーず・ふぁいる Tracked: 2004/06/18 00:21
Excerpt: 大画面テレビでリアプロジェクションTVに注目が ARTIFACT-人口事実-さんの記事をぼーっと読んでいて、そうか、と思ったことがひとつ。 ソニープレスリリース:フル HDTVの4倍もの高精細を実現超
Weblog: コレッてdo! Tracked: 2004/12/22 22:25
Excerpt: 2005年のヒット予想、次にAV関連ですが2回に分けてのご紹介になります。今日はテレビ関連の展望をしてみます。今年はアテネ五輪特需とも言われ、デジタル家電がよく売れた年です。その中でも薄型テレビの需要は、まさにうなぎのぼりの勢いでした。地上波デジタルも始ま...
Post a comment










※コメントの内容が、「意味がない」「元の記事と関係がない」「他人のプライバシーを侵害している」「他人を中傷している」など問題があると管理人が判断した場合、削除させていただくことがありますので、ご了承ください。
※コメント欄で初めて書き込まれる場合でも、挨拶は必要ありません。
※その他、コメントを書き込む際はこちらの注意をご覧ください。
TrackBack
この記事へのダイレクトリンク

この記事へのTrackBack URL

※spam TrackBackの対策のため、TrackBackのURLは「http://artifact-jp.com/mtcgi/mt-trback765.cgi/xxxx」にしてあります。上記のものとは違いますのでご注意ください。
※TrackBackは削除することもありますので、ご了承ください。
※その他、TrackBackについてはこちらの注意をご覧ください
HomeArchiveビジュアル