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2004/02/24

box この時絶滅させておけばよかった「村上隆」のガイドライン はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

はてなダイアリー - 町山智浩アメリカ日記
 町山智浩氏が日本のオタクは村上隆氏をもっと憎むべきだ、というアジテーションを。それに絡んで面白い反応が多かったのでメモ。

 町山氏自身も「いまさら」と書いているように、2000年頃までは村上隆氏はさんざんオタクの世界で罵倒されていたというのは前提知識ということで。ワンフェスに出ていた頃ですね。2000年には、細野不二彦氏が『ギャラリーフェイク』で村上氏をモデルにしたエピソードを描いたぐらい。

はてなダイアリー - K氏の読む価値なし日記(埋葬)

不快感の正体は、要は「村上隆自体を(その論争含めて)完全に忘れたのに思い出させんな」という事なんだなぁ。
 なぜ憎まれなくなったのか?を考えると、こういう人が多そう。
 村上隆氏を批判しても、村上隆氏の作った舞台にのることになるので、得するのは村上隆氏だけだから、みんな語らなくなったと。
 こういう状態は言論業界だとよく見かけて、それを言論プロレスだとみんな言っているんだと思うんですが、プロレスのアングル(試合に大きな意味を持たせるための遺恨や軍団抗争などのストーリー)を作った人が、結局勝ってしまうという。そのアングルにのりたくないのなら、一番効果的なのは無視なのです。
 よく言論プロレスにはのりたくないという意見も見かけるけど、このアングルを作るのは言い始めた本人だけの特権ではありません。観衆も作ることがあり、関わった人間の意図を置いてきぼりにすることなんてことも多々あります。最近だと「セカイ系」なんかわかりやすい例で。

 とか書いていたら、補足があったので念のため紹介。
はてなダイアリー - K氏の読む価値なし日記(埋葬)

あの結論は「今更村上隆の議論なんてループさせんじゃねえよ。しつこいんじゃ。しかもステレオタイプなんじゃ。もうしゃべんな」って事なんですけどね。

はてなダイアリー - 絶叫機械+絶望中止
はてなダイアリー - ゲームセンターに明日はあるの?
 この方たちは、村上隆氏に対抗するためには、オタクの手で、オタクのためのKO2ちゃんを作るのが正しいオタクの腹の立て方だと思って、5年前のワンフェスで実行したそうです。

ボーメ氏は僕の作ったko2の原型を見て「抜いた刀鞘に収めとけや」って剃刀みたいな目で言ったことがあるのでコワイコワイヒー。ハナから原型師的勝負は挑んでなくてvs村上!みたいな意識だったのでドヒャーって思った。真剣に作ったけどこっちがトカレフ持ってウロウロしてたらボーメさんがRPG抱えてこっち見てた、という。いい思い出。
 このエピソードはいいなあ。「原型勝負かけてくることがオタクとしての勝負だろ?」というボーメ氏の声が聞こえてくるようで。

はてなダイアリー - 恐がり - 模倣犯
 自分のような層が村上隆氏の顧客だという話。

はてなダイアリー - オーゼイユ街を探して
 直接は関係ないんですが、後半のネットで語る人たちの態度の話が興味深かったです。

ネットに出回るコンテンツは、90年代オタクカルチャに乗り損ねた地方人と、そうではない首都圏人がほぼ同程度くらいで発信を行っているので、変なバイアスでノーマライズされている可能性はあると思う。
 以前、リンクしないで言及するという行為という文章を書きましたが、あそこで漠然と考えていたのは、こういう層に対してでした。

 自分自身の村上隆氏に対するスタンスを書いてみます。
 メディア上でのいろいろな情報に接したあと、本人と一回会った時に、あーこの人は本当に金田伊功マニアなんだなーというのがわかりました。
 だから、金田作画の影響下の作品は本人の趣味だと感じられるんですが、プロジェクトKO2はは、「オタクなら美少女フィギュアでしょ」的な押さえっぽい感じがしたし、オリジナルフィギュアとして見た場合、オタクの美意識をくすぐるものもないなーと思って、興味を持たず。
 でも、その次の「PROJECT KO2 S.M.P.Ko2 STRIKES BACK!」は、美少女+変形戦闘機というのは、悪意満載のコンセプトが面白かったです。
WONDER FESTIVAL 2000
 そういえば、このワンフェスのトークショーは行ったのを今思い出しました。何話していたかはあまり記憶がないんですが…。過去の日記でもメモしてなかった。
 最近の六本木ヒルズ関係は「細田守がちょっと有名になればいいなー」という感じ。キャラクターにはほとんど興味ないです。
 こんな感じで、個人的にあんまり良い印象を持ってないメディア上の有名人でも、一回本人に会ったり、会った人の話を聞くと、「メディア上では○○だけど実際は××なんだよ」なんて情報が入ってきます。こういう時に取る態度として、メディア上の情報だけで批判するという道もありますが、自分としては、ならあえて触れる必要はないやと思う方向になってます。

 重箱の隅ですが、村上隆氏は80年代に活動してないんで、町山氏の言う「村上隆=秋元康=80年代に滅ぶべき存在」というのがピンときませんでした。80年代的バブリーキャラ(=広告代理店的キャラ?)って言いたいんでしょうが。
 そういう広告代理店的文脈でオタク文化が消費されるのがイヤ、ってのは、自分も素朴な感情としてはあるけど、予算を獲得するために上手く使えばいいのではと思ってます。

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町山智浩氏のあの苦言は「電通・博報堂はどうしてあくどい商売ばかりするんだ」と言っているようにも感じられたり
 広告代理店話では、オオツネさんがこんなことを書いてました。
そういう視点でもっともイメージ戦略に成功しているのは糸井重里だよなぁー。
「ボクは一消費者の立場に一番近いです」みたいなイメージ作りがメチャクチャ上手い。
 糸井重里氏の手腕の上手さには素直に感心しますが、逆にその上手さに胡散臭さを感じてしまい、イノセンスプロモ話の時はそれが不信感に繋がっていく訳です。
 山田芳裕氏の漫画『しわあせ』Amazonで、主人公のジュンじいちゃんが80年代にコピーライターをやっていたというのは象徴的。

 「○○を嫌いだ」っていうと、こうやって、自分も含めてイヤな人から各所からいろいろ突っ込みがあって、納得がいかない突っ込みなら反応したくなる欲望も出てくるけど、相手にすると面倒だし…というマイナスの循環が。
 だから、「嫌いだ」って言うのは元気が必要だという。省エネしたい身としては、自分の好きなものだけ語るので精一杯なんで、嫌いなものはわざわざ書かなくなりました。と、この前、爆笑問題が受け付けないと書いたあとの気持ちを思い出しながら。
 渡部直己氏が『五分後の世界』の解説で、「違う文化への無根拠な差別が、文化を活性化させる」(ちょっとうろ覚え)と書いていたと思うんですが、みんなで「これが好き」「あれが嫌い」と勝手に言い合う方が、活性化されるんでしょうけどね。

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