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2004/01/06

box Bloggerの壁 はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

Joi Ito's Web - JP: ブロガーの壁と多面性の崩壊、および魔法の数字150について
 Weblogに多数の読者がついてくると、多数の人に向けて書いていることを自覚するようになり、Weblogに書くことが保守的になってきて、最近Weblogを書きづらくなってきたという話。

 これは、別にWeblog特有の問題というだけではなく、ネットなどメディア上で情報発信をしている個人なら、誰でも突き当たる問題でしょうから、最近サイトを始めた人は読むのをお勧めします。
 書き手のアイテンディティの多面性がなくなり、公的なアイテンディティとして浅い人格を選ばないといけなくなってしまう、と書いていたんですが、「浅い人格」という表現が面白かったです。
 あと、人間のネットワークを人数によってレイヤー分けした話も興味深いです。こういうレイヤー分けは、人によって人数は違うでしょうが、これ自体は誰でも無意識の内にしていることでしょう。

 最初の指摘に関して、サイトの文章は、主張したいことの50%ぐらいしか書けない、というつもりで書いていたので、あまり悩んでませんでした。もともと、出版物でコラムを書く時には、いろいろなことを丸めて書いたりして、30%ぐらいになっていて、ネットだとそれがもうちょっと緩くなって50%ぐらいになっているという感覚。
 100%の出力を出せるのは、相手がどう受け取るか予想できる個対個の関係の時しかありません。直接会っていても、この人には70%ぐらいの方がちょうどいいだろうと思って、シフトダウンすることもありますし。

追記:
 津田さんからのTrackBackを読んで。「商業誌のコラム」というのは、自己主張できる場合の依頼の話でした。自己主張自体がない単なる情報紹介記事もありますし。特に自分の場合、自分の管轄下で好き勝手に書いている時期があって、そこでのセーブの仕方が30%だったかなーと。
 あと、津田さんも書かれている「書きたくても書けない話」ですが、そういうのはあるにしても、津田さんのようにサイトが特化してないだけに分散している感じです。それが書けなければ、他のこと書けばいいか、といったように。
 「そんな1/3の純情な感情を抱えながら今日もブログするわけだ」というフレーズが…(笑)。

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Comments
投稿者 : 余丁町散人 投稿日 : 2004/01/06 22:36

>サイトの文章は、主張したいことの50%ぐらいしか書けない

どうして100%書けないのでしょうか。

何を書いても、誰も書き手を煮て焼いて食うわけでもないし……。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2004/01/06 23:11

微妙なニュアンスの単語や表現、一番感覚を表すけど理解できる人が少ないだろう単語、使うと特定の人への攻撃になりそうな表現、知っているけど公開の場では書けない情報など、いろいろ書かない方がいいと思っていることがあるので、100%書けない、ということです。

投稿者 : scoopion 投稿日 : 2004/01/07 12:05

最近100%で話せる人が2、3人いれば幸せ者だということに気付きました。

ほかの人に100%で話しても引かれてしまうし、ちょうど6割くらいで話すのがいい感じ。実感として。
だからウェブログでも当然100%でかけないですよね。

それにしても読者の数で自分の出版物の公共度の認識が変わるってのは普通のようですごく面白い。

投稿者 : anchor 投稿日 : 2004/01/07 22:11

私は、東浩紀さんがはてなダイアリーを凍結されたときの文章の「読者が多くなってくると、前提が少なくなるのでコミュニケーションが難しくなります。」という一文にすごいインスピレーションをうけました。
http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20031117#1069063239

状況や場において変化する前提条件を把握/制御する。そんな能力が鍵な気がします。

投稿者 : 朝霧 投稿日 : 2004/01/08 23:29

一番の問題は、ネット上では読んでいる人の環境──成育環境から社会情勢まで──を読みきれないってことも大きいように思います。実際、どんな人が読んでいるかもわからないのに、一面的な見方を提示するというのは、厳しい。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2004/01/09 01:00

雑誌なら読者が想定できるので共有している前提はわかりやすいですが、確かにネット上は誰が読むかわかりませんからね。でも、それが魅力でもあるから難しいところです。

投稿者 : あばれ牛もぅ〜もぅ〜&ドナドナ 投稿日 : 2004/02/26 01:45

そもそもblogとは100%のことを書いてのblogなのではないのでしょうか?
あれ?
違ってました?

TrackBack −この記事に言及したサイト−
Weblog: 天国と地獄 Tracked: 2004/01/06 21:10
Excerpt: Artifact、Joiのblogで、blogでは好きなことを書き散らかせるようで実はそんなことないよねっていう記事が。blogに限った話じゃなくて、ネットサーフィンしてると当然「これは、作者が脊髄反射的に好きなことを書き散らかしてるんだな」というページが見つかるわけだけど...
Weblog: あそびをせんとやうまれけむ Tracked: 2004/01/07 00:50
Excerpt: 先のブロガーの壁の元記事「ブロガーの壁と多面性の崩壊、および魔法の数字150について」を、ARTIFACTの加野瀬さんが「Bloggerの壁」という記事にされた。 で、誠に申し訳ないんだけれど、この記事自体より、この記事に付いたTBの方に、私は興味を惹かれてしまいました
Weblog: ウェブログ@ことのは Tracked: 2004/01/07 02:41
Excerpt: 「書きたいことを100%は書かない。そのことによって、伝えたいことをもっとよく伝えることができる」と私は肯定的にとらえている。
Weblog: Lib Ver.Ka Diary Tracked: 2004/01/07 23:42
Excerpt: BlogというかWebで書きたいことが半分も書けないというのは、実際にWeb日記をつけ初めて実感した。 さらに、中道的というかあいまいな意見もかけなくて、なんらかの結論づけねばならないという意識も働くのではないだろうか? 書きたいことを抑えているだけでなく、...
Weblog: むいむい星人の寝言 Tracked: 2004/01/08 10:08
Excerpt:  前回の続き。元々「Bloggerの壁
Weblog: のまのしわざ Tracked: 2004/01/08 10:55
Excerpt: weblogに限らず、ホームページ(パーソナルメディア)を書いていくにつれだんだんと書きにくくなるというのは体験済みだったのでなるほどなと思いました。 私の場合、通常のHPからWeblogになってから「である調」から「です・ます調」の文体に変えました。さらに婉曲な...
Weblog: はてなダイアリー - xxxxx-chan Tracked: 2004/01/09 03:16
Excerpt: すごい違和感を「覚える」「気がする」。そもそも「書ける」ことと、「書けない」ことは容易に決定できることではないと思うのですが。そもそも書きたいこととは何か?あるいはそれを書いているのは誰か?という問題がつねにつきまとわざるえないわけで。
Weblog: 殿下執務室(加) Tracked: 2004/01/31 02:18
Excerpt: ここで書かれてる「ブロガーの壁」ってのは、別にBLOG世界に限ったことではなく、ネット人格を持っている場合には必ず突き当たるような問題なのだろうなと。ある程度ネット上での活動が活発になると、そこそこ「知られた」状態になる訳で、なおかつネットという場所は自分...
Weblog: yuuriron Tracked: 2004/03/21 20:50
Excerpt: " target="_blank">ARTIFACTさんの " target="_blank">bloggerの壁の記事より。 誰かが読むことを前提とすると、 なかなか本音が書けなかったりするのは私だけではないようです。 以前素材屋サイトを運営していた時に書いていた日記も、同じことを思ってたな。 一番言い...
Weblog: typeholic.org Tracked: 2004/05/09 16:49
Excerpt: いやあ、脳内麻薬で文を書くって楽しいねえ。碧です。 で、まあ、普通の話に戻しますが、碧的に小説に力を注ぐことになった時点で、aoiryu.netには小説以外のコンテンツは出来ることなら置きたくないな、と思うに到ったわけです。 これは一種当然のことで、小説以外のコン...
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