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2003/11/08

box 日本の核武装についての検証 はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

再燃している日本の核武装をめぐる論議について(PDFデータ)
 防衛庁防衛研究所による日本の核武装についての検証。ブリーフィング(背景説明)だけあって、このテの指摘でありがちな一方的な視点だけではなく、各種問題点が挙げられています。専門用語もきちんと解説されているので安心です。
 日本だと、国土が狭いから、地上配備の弾道ミサイルは無理で、弾道ミサイルを発射できる原子力潜水艦、いわゆるSLBM(Submarine-Launched Ballistic Missile)原潜が理想になるんですけど、このSLBMにはいろいろ問題が。
 核というと、対都市報復能力がすぐ思い浮かびますが、核を抑止力とするためには、相手国の地下シェルターにある核戦力を破壊できる能力が重要となります。しかし、SLBMは、核戦力を破壊できる能力を持たせるのが難しく、米軍でも30年かけてやっとできたぐらいだとか。あと、多弾頭化(MIRV)ができなければ、大量のSLBM原潜を配備しないといけないので、コストが非常にかかります。
 もちろん、技術的な問題点よりも、政治的な問題点の方が多く、まずNPT条約違反として、国際社会から孤立。そして、近隣の核所持国家、具体的には中国とロシアが核抑止力関係に入りますし、何よりアメリカと核抑止力関係に入るという。北朝鮮の核に対抗するために取る戦略としてはリスクが高過ぎますし、核の装備を整えるまで相当時間がかかるから、それまで安全保障面での問題が起きやすくなります。
 核を持つよりも、非公式の特殊部隊を持った方が、コストも安いし、いろいろな目的で使えるから便利そうな気がしますが、絶対無理か…。

防衛庁防衛研究所 情報発信 ブリーフィング・メモ ここから、他のものも読めます。

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