2003/09/24
アニメスタイルイベント「平田敏夫さんとアニメの話をする会」
WEBアニメスタイル EVENT : 第15回「アニメスタイル」イベント平田敏夫特集
『花田少年史』OPや『ボビーに首ったけ』『金の鳥』の平田敏夫氏のイベントに行って来ました。台風のせいもあり、お客はちょっと少ない感じ。大地丙太郎氏と佐藤竜雄氏が客として参加しており、壇上に登る一幕も。
総論としては、平田敏夫氏があまりしゃべらなかったため、後半のマッドハウス丸山氏による歴史を語る部分が印象に残ってしまいました。イベントスタッフの方が、平田敏夫氏のことを少年みたいな感じの人と言っていたんですが納得。
『ボビーに首ったけ』はCMぐらいしか見たことなかったんですが、実験映像連発で面白かったです。ただ、そこで描かれる感覚が思いっきり80年代で、EPICソニーが出した80年代邦楽のミュージッククリップのDVDを見た時と同じ気恥ずかしさはありました。
『ボビーに首ったけ』の手法は今ならデジタルで簡単にできるという話から、杉井ギサブロー氏が、CGの導入によって、実写なみのリアルな作画ができるようになったことによる問題を指摘していました。このまま、実写に近付けば、どうして実写ではなくアニメを作るのか?という問題が出てくるが、自分としてもそこの解答はまだ見いだせていないとのこと。以前から言われてはいたことですが、あらためて現場の人の言葉として聞くと、どうなるんだろうと考えてしまいました。杉井ギサブロー氏は、作品の印象と似ていて、ギラギラしない乾いた感じを受けました。
『花田少年史』OPに使われた原画や、『ボビーに首ったけ』『金の鳥』の絵コンテなどが自由に見られるというサービスもありました。『花田少年史』の原画の中に、原画にトレーシングペーパーをかけたものがあったんですが、トレペに色鉛筆によるラフな塗りがあったので、トレペでどこをどういう方向で塗るかをラフに決めて、原画に色鉛筆で本彩色したのではないかと推測。原画は兼森氏ですが、塗りはすべて平田氏、2週間で制作したそうです。
今回、驚いたのが『未来少年コナン』の1話Aパートを川尻善昭氏が原画を担当していたという話。パルコ木下氏が驚いていて、みんな知ってました?と聞いたんですが反応はなし。自分は『未来少年コナン』を熱心に見てないクチなので驚いたんですが、コナンファン的には当たり前の話なんでしょうか。
大塚康生氏が、川尻氏を気に入ったので、宮崎氏が仕事を出したそうですが、宮崎アクションとは繋がりのなさそうな川尻氏が『未来少年コナン』を担当していたというのは面白いです。川尻氏本人は、その話をしたがらないとのことなので、いろいろ思うところがありそう。
Aプロとマッドハウスの確執など面白い話もあったんですが、こちらのレポートが詳しいです。
さらしあげな日記 : 平田敏夫の「アニメ」
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