HomeArchive個人サイト運営
▲空中写真で東京の地図  ▼カラーで記録した第2次世界大戦

2003/08/20

box E-ZineとWeblog、そしてデザイナー文化 はてなブックマークに追加

 ばるぼらさんの同人誌での「つまりweblogムーブメントとはe-zineの復権なのだ」を受けての反応。
omolo.com/news 8/19 同人誌の中身についてはこちらが詳しいです。
snootica: e-zineの復建なのら
 で、「Weblog E-Zine」で検索すると、ウチのサイトが出てくるいつもの罠。
ARTIFACT −人工事実− | インターネット初期に活躍していた個人
 この記事を読み直しながら、そういえば、松谷古賀対談がWeb Archiveに残っているかどうか調べてなかったなーと思ったら、なんと残ってました。素晴らしい。
 この対談を読み直して思ったんですが、日本の場合、E-Zine(に繋がるミニコミ文化)からデザイナー文化が抜けて、Weblogになったんじゃないですかね。
 ふとミニコミからWeblogまでまとめた個人発信文化の歴史というのがあったら面白いだろうなーと思いました。

トリック空耳情報980416
 1997年のサイト文化(といってもごく一部ですが)の空気が伝わる対談です。ネット歴史が好きな人は必読…と思ったけど、カタカナフォントの氾濫とか、デザイナー文化の知識がないと訳がわからないかも。ウガニクさん絡みで、自分の名前が出てきていたのは記憶にありませんでした。
 重要な部分を引用しようかと思ったんですけど、それでも量が多くなってしまったので原文を読んでください。「“97年型トライアングル”」という段落がネット絡みネタです。
 この頃、オンラインマガジン(E-Zine)ブームといえるデザイナー主導のサイト文化があったんですけど、デザイナー文化は、Design Plexが休刊したせいか、外部からはシーンとして俯瞰しにくくなってしまいました。
 古賀さんがいうところの「97年型の野望の行き着く場所」を振り返ってみると、現代美術方面と融合したと考えてます。2chのデザイン関係の板が「芸術・デザイン板」なのが象徴的。かつてデザイナー文化に憧れていた人たちは、GEISAIを見るとわかりますけど、目標が村上隆氏になっています。古賀さんの「職人じゃなくて作家になりたい」という分析は見事当たりましたね。
 なお、オタク文化の中でも、この手の文化と相性がいいのは立体系です。それは村上隆氏のオタク文化へのアプローチが立体ばかりだったということからもわかります。

『宝島』幻想から遠くはなれて
 以前も紹介しましたが、ミニコミ文化方面からの考察として参考に。

でも、ミニコミは所詮ミニコミなのだ。読み手より作り手側が面白がっていて、しかもそこで自足している。ミニコミとは、そもそもそういうメディアなのだ。もしそこから出て行くことができたら、それはもうミニコミではない。いまの雑誌がつまらない最大の原因は、作る側も書く側も、つきつめてものごとを考えず、「こう感じた」というレベルで止まってしまうからだ。でも、作り手側がなにかを考えていて、それを必死に伝えようとしていないなら、少なくとも赤の他人がそんな文章を読む必要なんて、どこにもない。
 これは個人サイトにも言える面があります。この文では「こう感じた」という文章をレベルが低いとしてますけど、ミニコミを読みたい人はその「こう感じた」というのを読みたかったんではないでしょうか。「こう感じた」という文章自体にもレベルがあって、他人に自分の感覚をうまく説明できているのは(これが「つきつめてものごとを考えている」なんでしょうけど)、「そこから出て行くことができる」んだと思います。
 ミニコミというメディアは入手が面倒なため、好き者しか読んでませんでしたけど、ミニコミ的なものがネットという読むのにハードルが低いメディアで展開すると、Web日記のような「こう感じた」文章に対する需要はかなり多かったということが判明したんじゃないかと。
 以前、なぜ役に立たないWeb日記を読むのか?という議論を見かけましたが、ある事象に対して感じたことをうまく代弁してくれる言葉を読める時があるから、Webの個人サイトを読むんだと思います。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2003/08/20 12:40  | TrackBack (3)  |  [個人サイト運営]
Amazon Search
−この記事に関連しているかもしれない書籍−
Comments
TrackBack −この記事に言及したサイト−
Weblog: @ parallel minds Tracked: 2003/08/20 17:08
Excerpt: ARTIFACT −人工事実− | E-ZineとWeblog、そしてデザイナー文化 以前、なぜ役に立たないWeb日記を読むのか?という議論を見かけましたが、ある事象に対して感じたことをうまく代弁してくれる言葉を読める時があるから、Webの個人サイトを読むんだと思います。 これはほん...
Weblog: NIZOO Portal -インディペンデント&デジタルシネマ- Tracked: 2003/08/20 19:42
Excerpt: 初期のインターネットとWEBZINEから、「クリエイターになりたい」と「クリエイティブをしたい」の違いについて、なんとなくオヤジの「昔はよかったよなあ」風に振り返ってみる。
Weblog: 【いわごろ歳時記】 Tracked: 2003/08/27 22:21
Excerpt: いろんな記事を見ながらWebLogがなんとなくつかめてくる。 多々の引用させて頂きました。
Post a comment










※コメントの内容が、「意味がない」「元の記事と関係がない」「他人のプライバシーを侵害している」「他人を中傷している」など問題があると管理人が判断した場合、削除させていただくことがありますので、ご了承ください。
※コメント欄で初めて書き込まれる場合でも、挨拶は必要ありません。
※その他、コメントを書き込む際はこちらの注意をご覧ください。
TrackBack
この記事へのダイレクトリンク

この記事へのTrackBack URL

※単にニュースソースだったり、一行程度のコメントならTrackBackを送らなくても結構です。削除することもありますので、ご了承ください。
※TrackBackを送った記事からのお礼としてのTrackBackは送らないでください。新しい記事を書いたので送るというのは問題ありません。
※その他、TrackBackについてはこちらの注意をご覧ください
HomeArchive個人サイト運営