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2003/07/05

box コメント欄へのいたずら書きの対処問題 はてなブックマークに追加 MM/memo投稿 del.icio.us entry

なんとなくかくにっき(2003-07-03)
 以前話題にした「なんとなくかくいたずら 発覚」に対して「コメント欄へのいたずら書きぐらいで高校に連絡するのは行き過ぎでは」という指摘があり、論争になっていました。
a sight for sore eyes
 こちらでも批判が。

 最初の論争は、喩え話でぐちゃぐちゃになっている感があるので、比喩は禁じ手にしておきます。
 今回の書き込みが、管理人への罵倒や中傷など悪意が感じられるものだったら、いきなりプロバイダーに連絡したとしても批判されなかったんでしょうが、管理人と無関係と思われる書き込みで、しかも妙にいい味を出したもの、そしてどうも高校生であると推測できたために、「あんな書き込みも許さない管理人は大人げない」という批判が出たのでしょう。
 サイト管理者側としては、こんな書き込みだったら、「気にせず放置する」「サイトで警告する」「IPブロックをする」といった辺りの対処が無難ですかね。

はてなダイアリー - Gleam/Diary どこからが悪戯か
 サイト管理者の対処の問題とは別に「学生に対する情報教育はどうするのか?」という問題もあります。現在はノウハウが蓄積されている段階だという指摘。
 掲示板の落書き程度ならまだかわいいもんですが、それ以上の問題ある行為を学校のパソコンを通して生徒がする可能性もある訳で、それに関してはこちらができることは何もなく、学校側がしっかり教育してくれるのに期待するしかないのでしょう。
 その中で、掲示板などへのいたずら書きは、他人の家の壁への落書きなどと同じである(消すコストは全然違いますが)ということを生徒に認識させると。

void GraphicWizardsLair( void ); // なんとなくかくにっき おとなげない対応?
 システム管理をしているオオツネさんの意見。批判している人は技術者やISPに対して潜在的恐怖を感じているのではという指摘は興味深いです。

 最初、この話題を取り上げたのは技術者寄りの人たち(UNIX技術者文化圏)だったので「教育的」とコメントされ、その反応を見て、そういう行為がネットを狭苦しく感じさせると思っている人たち(文系? あと古参アングラ系の人たちとか? )が声をあげたという感じがします。
 誰でも書き込めるWikiに対して「荒らされる可能性もあるけど、低コストで情報を集約できる」と考える人と「そんなものがあったらいたずらされるだけでしょ。設置しているほうが悪い」と考える人の違いというか。WikiはUNIX技術者文化圏だとかなり受け入れられているようなので。

 あとちょっと面白いと思ったのが、今回の件を管理者の文にコメントをつけられるBLOGならでは…みたいに捉える人がいたこと。コメント機能は基本的には個人のサイトに付属する掲示板の延長線上で、以前でも起きる可能性のあった事件なのに、そういう捉え方がするというのは、コメント機能がそれだけ新鮮に見えているということに? あとtDiaryを「BLOGツール」として認識する層も増えているようで。

Books by 麻弥〜 News Collector 〜Old 00000002〜
 麻弥氏がジャニーズ系ファンサイトを運営していた頃、掲示板に大学からジャニーズタレントへの脅迫が書かれた時、大学からの説明メールでは「本人はパスワードを盗まれたといっている」という返事がきたそうで。すごい言い訳です。

羊堂本舗 ちょき - なんとなく反応リンク集 議論が盛り上がった証拠のリンク集。

※IKさんのコメントは最初日記に謎の書き込みがに書き込まれましたが、こちらのほうが適切だと思い、移させていただきました。

※気付いている人もいると思いますが、今回の件を見て、コメント欄のそばに注意書きを追加しました。「なんとなくかくにっき」の注意書きは当サイトのものを参考にしたそうです。

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Comments
投稿者 : IK 投稿日 : 2003/07/05 16:40

本家でなくてこちらにコメントしてもよろしいでしょうか。一つには「正しい」とする根拠が「常識」という点。論理というより情緒的?かなと。「常識」が複数ある点が面白くもあり、恐くもあり。
「高校生のいたずらの書きこみ」がナイスセンスか否か、というのとその書きこみがTPOとして適切か否かという問題の混在。
書き込み擁護派は書き込みの内容をセンスあるものとして価値判断しているような。いわば流れや構造を度外視した反応(感情)?対する管理人側はそういった視点を用いない・要しない・取り得ない。

おそらく一部の人にあるであろう、「組織による活動の制限(権力の介入?)」や「自らを公的正義と任じて義憤から、誤った行動を正そうとする人物」に対する漠然とした・かつ本能的な反発を感じました。これも書き込みのいくつかからは、論理ではなく染み付いた反射的反応のような・・・いたずらをしたとき先生に言いつけられたとき、言いつけた同級生をうらむ気持ち的なんでしょうか。

常識というのはただそこにあるものでなくて、こうして声を出して(維持)形成していくものなのか、と思ったりしました。
また、こういった情緒的な問題だからこそ、ここまで盛り上がるのであって、論理でカタがつく問題なら、多くの人が燃え燃えで参加する議論にはならないんだろうなぁ、とか。

投稿者 : ContacXP 投稿日 : 2003/07/05 20:41

錦の御旗の大切さを痛感しますね。

各管理人さんの”行動それ自体”は非常に冷静で、深刻なトラブル時であれば、まあ理想に近いと思える対応事例なだけに…

そのきっかけとなった現象のインパクトが余りにも弱すぎてどうにも。「上位プロバイダに連絡する*必然性*があるんだ!文句あるかこのど畜生が!」と言い切れるくらいのプロローグがありさえすれば、批判どころか絶賛されてたかも知れないですね。

空虚なようでも反論しにくい「錦の御旗」を堂々と掲げておく、ってのは最低限必要な下ごしらえ。付け入るべきでないタイミングで突っ込んでいってしまったな、という感じがします。いい話なのにもったいない。

投稿者 : IK 投稿日 : 2003/07/06 10:12

上の書きこみ後、色々考えていたことは大分加野瀬さん他の先達に書かれてしまいました。
(*)多くの人がこの問題にフックされた理由。
 大人対子供、教師対生徒、権力者対大衆・・とするのはさすがに何なので。
 「ネットワーク世界と現実世界の越境」が多くの人の心にさざなみをたてた理由では?との仮説を立ててみました。
 草の根BBSであれば、設置者が全能。PCVANやNiftyはどうだったのか、残念ながら未体験.。
 で、インターネット上のそういったページの管理者・設置者の権限はどこまで及ぶのか?
 >「気にせず放置する」「サイトで警告する」「IPブロックをする」といった辺りの対処が無難ですかね。 
 本家の書き込みにも同様な意見がありましたが、つまるところ、「ネット内のトラブルはネットでの権力の行使に(まずは)とどめるべき」という常識(?)マナー(?)が非明示的に存在すると思って良いのでしょうか?

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2003/07/06 17:57

 今回の事件にみんなが引っかかったのは、プロバイダーや学校の先生など当事者以外の手を煩わせたからでは。
「掲示板に管理人が問題と判断する書き込みがあった場合、まず最初にするのはサイトでの警告やIPブロックなど自分の権力の行使で、それでも解決しなかった場合にプロバイダーに連絡するなどの他者を巻き込む高コストの行為が許される」
 これはみんな漠然と感じていることであって、サイト運営の情報などで明示的にいわれているのは実は見たことがないかも。

 PC-VANやNIFのような商用パソコン通信だと会員情報を運営者側がしっかり握られていることを書き込む側もよく認識しているので、ちょっとしたいたずらでもハードルが高かったです。あとクレジットカードが必要など参加のコストが高かったので、そこで参加者のフィルターが入っていたと思います。
 パソコン通信時代は、該当者に連絡するのは簡単だったし、当事者間で処理できなかったら、管理者の采配を仰ぐといった感じでした。

 今回はサーバー設置型で起きた事件ですが、サービスタイプの場合はどうだろうと思って、はてなダイアリーを見てみたんですが「誰でも書ける」「はてなユーザーのみ書ける」「書き込めない」なので中間対策が取りにくそう。はてなのユーザー登録もメールアドレスさえあれば複数取れるから荒そうと思えば簡単だし。

投稿者 : IK 投稿日 : 2003/07/07 22:32

加野瀬さんと私で、注目の中心点が「荒し」と「バトル」でずれているかも知れません。すいません。(Nifty云々)
http://www.hazama.nu/t2o2/archives/000707.htmlは上記の「越境」感覚を表しているかも。(我田引水です)
a sight for sore eyesは
上記の「大人=教師=権力者」対「子供=生徒=大衆」そのまんまですね。
「あなたの意見は間違っている。何故って私の意見は常識であり正しいものだから」というのは相手を説得するのに有効な手段とは言い難い・・・

http://blog.group4.co.jp/tnoma/blog/archives/000041.html
「のまのしわざ」内「いまそこにあるsubmitボタン」はJUNET時代のエピソードなど絡めてあり、面白うございました。

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