2003/06/18
アニメにおいてプロではなく学生が現場に出るのはなぜか
はてなダイアリー - 小宮日記 で、大人たちが全員OBなんだ。野球解説者。すでに当事者じゃない。肝心のプロ野球選手が一人もいない。
昔、士郎正宗氏が『ブラックマジックM66 絵コンテ集』で“どうも漫画や映画の世界では「軍やポリスは無能なもの」という密約があるらしい”と書いていて、確かになーと思った記憶が。フィクションの作品では、現役の警察官や軍人は頭が固くて無能、若い見習いや素人のほうが柔軟で問題解決能力がある…なんてのは多々ありますよね。
日本だと送り手側で左翼が強かったので「警察、軍隊=体制=だからダメ」という構図があり、プロより経験のない人間のほうが素晴らしい、となってきた感が。もちろん例外はあって、押井守氏なんか、左翼だけど警察や軍隊が大好きです。宮崎駿氏も軍隊(というか兵器)は好きだし。
この話を人にしたら「SF作品やジュブナイル作品では経験より勘のほうが良い、という価値観があるのでは」と指摘されました。確かに。ニュータイプもそうだしなあ。
視聴者の感情移入を高めるために、登場人物主を対象とする視聴者に近い年齢にするというのは基本ですが、アニメやゲームなどのオタク作品においてはそれとはまた別の法則で登場人物が若くなっている傾向があります。なんでみんな学校が好きなのか?という問題にも関連すると思いますが。
話を『宇宙のステルヴィア』に戻すと、『ガンダム』みたいに学生や若者が戦わざるえない状況を設定していれば視聴者は納得できます。でも、その設定が特にないから突っ込みたくなっちゃうんですよね。
と考えていて、唐突に思いついたことが。『ブラックジャックによろしく』は、若い見習いに能力がないというのが目新しかったのか!(笑) 「医師」というエリートの中にいる凡人の物語。それが「等身大」といわれる。
同じ作者による『海猿』も『ブラックジャックによろしく』と同じく命を救う現場モノで、『海猿』の仙崎大輔も『ブラックジャックによろしく』の斎藤英二郎と同様青臭いけど、仙崎大輔は救難隊員の資格を取り、問題解決能力が上がっていったけど、斎藤英二郎は全然成長しているように見えないという。
『海猿』と『ブラックジャックによろしく』の人気の差というのは、医療ネタの強さというののが大きいでしょうか、こんなところにもありそう。
追記:小宮さんが指摘してくれましたが、「プロだと手際よく事件を処理してしまう。素人のほうがドラマが生まれやすい」というのもあるんですよね。
ただ、海外ではしっかりした職業意識を持った人間を描いたドラマが数多くある訳で、あえて素人を選ぶ日本のドラマツルギーというのはやはり独自の現象ではないかと思います。
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キリコ・キュービィは18歳です(本当)。
こどもの宇宙戦争という題材では
「エンダーのゲーム」という超有名SF小説が
ありますね。
天才少年願望は日本人の気質(100段飛ばし;(C)ヤン風研)と密接に絡み合っているかもです。
ザンボット3で子供がパイロットなのは
設定がありましたよね・・
大人が死んじゃって爺さん婆さんと子供しか残っていないせいでしたっけ?
(ホワイトベースと似ている)
Excerpt: 素人が主人公の方がドラマがより成立するし、学生とか弱者が中心の方がドラマになる。
Excerpt: ARTIFACT †人工事実† | アニメにおいてプロではなく学生が現場に出るのはなぜか昔、士郎正宗氏が『ブラックマジックM66 絵コンテ集』で“どうも漫画や映画の世界では「軍やポリスは無能なもの」という密約があるらしい”と書いていて、確かになーと思った記憶が。フィク...
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