2003/06/15
萌えアニメでヒロインが恋する男性キャラはボンクラを要求される
C.G.I.: SHIPONIX
相変わらずオモシロネタで攻めるchromeさん(笑)。『MATRIX』といえば、ボンクラの煩悩炸裂映画なので相性いいですね。これで、外人さんが「JapaneseではSHIPONとMATRIXは等価で受け入れられている」とか勘違いしないかなあ(しません)。
「しーぽんキス予告の反応は、世界同時革命を夢見る童貞の連帯感」というのは、とある所から受信した電波なんですが、『宇宙のステルヴィア』の予告で片瀬志麻(愛称:しーぽん)のキスシーンが流れたあとのネットでの反応は、なかなか興味深いです。
エロゲーやギャルゲーなら、ヒロインと恋愛をするのは主人公=プレイヤーだから、キスしようがセックスしようが問題ないし、その後アニメ化などされても、すでにゲームで関係を持っているから問題はない。
でも、それ以外のメディア、漫画やアニメなどがオリジナルのヒロインの場合、視聴者はゲームのような特権性を持っていないため、萌え作品にするならば、視聴者の代理としてヒロインと恋愛をする男性キャラは自己主張せず共感しやすいエロゲー主人公(高いボンクラ度の持ち主)であることがゲームよりも求められる。
『宇宙のステルヴィア』の場合、音山光太というキャラはボンクラでないため、もともと萌えを意識している世代の視聴者の共感を得られていなかった。以前から、片瀬志麻が音山光太に好意を持っている描写や、彼が彼女を助けたりする描写もそれなりにあった。しかし、お互いが思いを伝えるシーンはなかたため、視聴者としては「仲の良い友達」という認識で止まっていた。ところが、今回予告で相思相愛になった象徴としてキスシーンがあったため、暴動になったと。
このアニメは、まったり感が『あずまんが大王』みたいだったりして、SFや萌え作品からいいとこ取りはしてはいるものの、純粋な萌え作品ではないんですよね。以前から、『ハリーポッター』を意識しているかなーと思ったら、佐藤竜雄監督が意識していると発言していたのでヒザポン。
あと、ちょっと思ったのが、萌えというのを意識した以降の漫画・アニメにおいて、ヒロインがキスのような具体的な行為をした作品は意外と少ないのではないかということ。漫画やアニメがオリジナルの萌え作品を振り返ってみると、人気のあった『あずまんが大王』は共学にも関わらず女子校的な描き方で恋愛描写はないし、『おねがいティーチャー』の主人公は特殊能力はあるけどあまり自己主張しないエロゲー主人公だったし、『ラブひな』の主人公は思いっきりボンクラ。
追記:電波の発信元から面白い説が。
でも、ステルヴィアの場合って、しーぽんが主人公な訳だから、
だとすると童貞たちの自己同一化の対象は光太ではなくしーぽんであって、
あのキス画像に対するヒステリー現象は、「自分自身がレイプされている」と、
ゴーストが囁いたからなんじゃねえかと思った。
みんなしーぽんになりたいんじゃよ!
※ボンクラという単語は、本来「頭のはたらきがにぶく、ぼんやりしている・こと」という意味ですが、ここではDoodleや、あび子あび夫氏がよく使っている「オタクの性格を一語に集約させたのがなんとなく伝わる響きの面白い言葉」として使っています。
みふりんの映画の部屋 ここでの使い方は近いです。映画評が面白い。
おとぼけ映画批評その6 『ブギーナイツ』の評より。
「ボンクラ」というのは、上昇志向はあるが向上心がなく、金は欲しいが稼ぐ努力は惜しく、世間をなめきっているがそれ以上に世間に軽んじられている人たち(そう、私たち)のことである。これだ!!
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「ボンクラ」ってフレーズを好むのは「映画秘宝」ですね。
『ブギーナイツ』の主人公がボンクラなのはブルース・リー好きだから、とかいう線です。
(判りづらいな・・・・・・)
>これだ!!
なんか「ファイトクラブ」が好きな層と重なる気が・・・
町山氏がボンクラって単語を好んでましたっけ。
『ファイトクラブ』は立派なボンクラ映画だと思います。
「萌えアニメでヒーローに恋する女性キャラはボンクラを要求される}だと一瞬思った。
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