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2003/05/22

box CGAコンテスト作品とアフタヌーン漫画の類似

 Doodleの「CGAコンテストで評価されがちなストーリーて、妙に月刊アフタヌーンあたりに載ってそうな漫画のそれっぽいかんじがする」というネタを人と話したので、ちょっと考察。

 これからアフタヌーン掲載の漫画の傾向が変わりそうなので、もうちょっと定義をはっきりさせておきます。より限定して「四季賞にありそう」で、作家でいえば遠藤浩輝氏の短編とか、アフタヌーンではないけど『プラネテス』ということで。あとは、コミティアなどの創作系同人誌の漫画。

 上で挙げた作品には、以下のような条件が挙げられます。
○時間、ページ数など作品のボリュームの制限がある
 個人制作の映像作品は、長時間のものを作るのは難しく、10分程度でも長編といわれる。漫画の場合、連載ではなく、読み切りで最大32pぐらい(もっと長い作品がない訳ではないが)。
○商業性(売れる要素)を求められない
 アマチュアが参加するCGAコンテストや同人誌は、当然商業性を求められていない。アフタヌーンの四季賞は「商品」より「作品」としての漫画が求められている(ように見える)。

 短い時間やページ数では、たくさんの伏線を張ったり、大勢の登場人物による物語を語るのは難しいため、普通の娯楽作品を作ろうとすると、単純な印象の作品になってしまいます。
 そこで、登場人物や情報を制限し、見る側に解釈を大きく委ねられるような物語にして、話の奥行きを深めようとします。
 しかし、欠点として、わかりやすさが失われていき、見る者を選びます。でも、商業性は求められていないので、これは問題になりません。
 この条件下で作られる作品は、ストーリーの印象が似てくるのではないかと推測。

CGアニメってなぜ難解なのか?[CG美少女]All About Japan(1/4)
 個々の作品の感想は粗雑だなーとしか思わなかったんですが、最近の入賞者に、美大、芸大系の人が増えているという話は興味深いです。それによって「アート系」の作品が増えているそうですが、この「理解しづらい作品」というのは、「アフタヌーンっぽい話」に近いのではないでしょうか。

A# - AIS - AIRS IN SILENCE: 第15回CGアニメコンテスト入選作上映会

昨今の流行を見るに、オタカル系では「泣き」が一つのカテゴリーとして大きく浮上しているように思うのですが、とするとCGA層は、いわゆるオタカル層とは微妙に層違いなのか、それとも技術指向からシナリオ指向へというCGAの変化が未だ充分進んでいないのか、ってことなのでしょうか。
 これは、制作者の作りたいものと、受け手側の望むものの乖離では。『ほしのこえ』は、CGA的文化から生まれた作品ではありますが、受け手側の望むものにうまく当てはまったため、あれだけ人気が出たのでしょう。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2003/05/22 22:39  | TrackBack (0)  |  [アニメ]
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Comments
投稿者 : 恋するオートメーション 投稿日 : 2003/05/24 11:51

「日本発のマンガ・アニメの行方」Hotwired のこちらの記事。
フランスのある学校(Supinfocom)からの作品は
「CGの技術的なレベルは当然のこと、カメラアングル、演出技法、色調の統一、情報量の制御、賞を意識した適度な時間配分など、あらゆる点において水準が高い。フランスの作品というと、芸術家気取りの観客を無視した独りよがりな作品という先入観があるが、そうではなく、完全無欠のエンターテインメント作品だった。」そうです。
学校のページを見るといわゆるヨーロッパ風の映像が多いので
ほんとかなーつう感じですが。

投稿者 : 加野瀬 投稿日 : 2003/05/25 23:33

JDAFのノミネート作品はこちらで見られます。サムネールなので、細かい部分はわかりませんが。
http://www.jdaf.gr.jp/summary/2003_fin.html

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