2003/03/09
学園SF作品の構造思考メモ
過去に人気の出た学園SF作品の構造思考メモ。ここで想定しているのは『エヴァンゲリオン』『エイリアン9』『ガンパレード・マーチ』『最終兵器彼女』『ほしのこえ』といった作品群。
・過去においては、武力を持った組織(軍隊や警察)の一部をクローズアップした作品がヒットしていた。
・その組織を会社組織のように描いて目新しかったのが『パトレイバー』である。
・しかし、学生にとって会社組織というのはリアリティがない。そのため、学生に一番リアリティがある学校を舞台にするようになる。学校ならば、登場人物を若く出来るという利点もある。
・敵は人類からコミュニケーションの取れない人類以外の生命体に。
・このため、人類同士の戦争という面は描かなくて済むようになり、「戦争」はあくまで極限状況を描くための装置になってくる。
・普通の学園ドラマでは入れにくい死などの緊張感のある展開が入れやすい。
・敵が実は知的生命体だったことがわかり、ファーストコンタクトをする。
・このファーストコンタクトの相手は、地球外生命体というのが一般的だが、自分の彼女だったり(『最終兵器彼女』)、主人公の鏡(『ほしのこえ』)だったりもする。この辺で作品の印象が決まってくる。
○本筋とは関係ないメモ
・オタク向け人気作品の大半が学校を舞台にしているというのは大きい問題なのでとりあえず置いておくが、オタク文化が子供文化であるという辺りに帰結する?
・SFというのは、旧来ロジカルな面白さを追求するためだったが、今では大がかりな舞台装置を作るためとなってきている。ロジックよりハッタリ。
・作品の舞台となる組織を会社(のように描かれた組織)にするのは、今のオタク向け作品では危険な気がする。ただし、ガンダム世代など過去にオタク時期を過ごしたことのある社会人に対しては、『踊る大捜査線』などのように有効だと思われる。
・『ビバリーヒルズ学園白書』などの海外学園ドラマをベースにSFにしたのが映画の『スターシップトルーパーズ』である。
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