2003/02/03
フィクションで描かれる都市
ギャルゲーの舞台は微妙な地方都市が多いよね、という話をしていて、最近のヒット作品の中で描かれる都市に共通項目があるのでは、と思うように。関東でいえば、東京から電車で1時間半ぐらいかかるような場所、たとえば茨城や千葉の木更津などそんなイメージの場所が舞台になっている気がするのです。大宮など繁華街を抱えた街ではなく、駅前のビルを抜けると、もういきなり住宅があるような場所。『エヴァンゲリオン』の「第三新東京市」が東京という名前を持ちながら、ちっとも東京の空気がない辺りが源流ではないかと考えています。
これはギャルゲー・エロゲーに多いんですが、登場人物が一戸建てに住む率が高いので、地方都市な気がするんですよね。ヒロインは家族と一緒に一戸建てに住んでいて、主人公はボロなアパートかマンションに一人住まい、または家族が何らかの事情で家にいなくて一戸建てに一人住まい。ドラマだと、マンションに家族で住んでいるというのは多いのに、なぜかこの手のゲームの中では少ないという。
「東京」や「都市」にこだわっている作家は押井守氏など世代だけなのかもしれません。「地方出身者が好む都会のイメージ」という話題もこれに関連しそうなんですが、こっちはまだ考え始めたばかりなのでとりあえずメモだけ。
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都市の真中で育った人はあふれる情報を取捨選択するのが精一杯で、クリエーターとして創造する側にまわっていないのでは?
都市周辺で、情報と適度な距離で育った人の方がクリエーターとして情報を発信する側になりうるのかも。
もっともドーナツ化による人口比だけの問題かもしれませんが。
都市周辺だと情報は入るんだけど、遠いために何かイベントがあっても行けないなどのフラストレーションがたまるそうですね。
時代が進むにつれて、人口密集地が都心からどんどん離れていったため、作り手側の原風景が変わっているという面はあると思います。押井守氏は東京の下町で育ったそうですし。
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