2002/12/28
新海誠氏の新作パイロットフィルムが公開
『ほしのこえ』を制作した新海誠氏の新作『雲のむこう、約束の場所 -The place promised in our early days-』のパイロット版がMZTVにて公開中。新海監督新作 非公式掲示板(仮)によれば、2003年2月1日(土)より下北沢トリウッドで『ほしのこえ』公開一周年記念企画アンコールロードショーがあり、このパイロット版も上映されるそうです。
作画を他の人が担当するようになって、普通のアニメっぽい感じになってますね。50分程度の作品ということで、かなり細部まで作り込まれるんではないかと期待です。余談ですが、作画を担当している田澤潮氏のサイトGOD×DOG Menuを見たら、絵が全然違うのでびびりました。
あと変わったなーと思ったのがメカ関係の描写。『ほしのこえ』に登場するメカのデザインや戦闘描写はあまり趣味じゃなかったんですが、登場するメカが、現実にある自走砲(M109?)やRPVなど渋いものが多いし、架空のメカも洗練された感じになっていて良い感じです。
今作品の基本設定である「日本の分割統治」は、佐藤大輔氏の『征途』や村上龍氏の『五分後の世界』が好きな人間にとって、どう料理されるのか気になります。日本分割統治フィクションって、これらとコナミのPS2用ゲーム『RING OF RED』(長時間かかるので挫折)や矢作俊彦氏の『あ・じゃ・ぱん』(あまりに分厚いので躊躇。それと、どうもコメディの面が強いみたいだし)ぐらいしか思いつかないんですが、他にあるんでしょうか。
−この記事に関連しているかもしれない書籍−
はじめて書き込ませていただきます。
>日本分割統治フィクション
大塚英志氏の作品群でも列強による統治の表現を見かけたような気がします。
小説でもマンガでもアニメでもありませんし、
同人作品ですが、テーブルトークRPG『サタスペ』という作品は、
分割統治された日本の「大阪」を舞台にしたものです。
http://www.geocities.co.jp/Playtown/7681/his.html
私が知る限りだと、これぐらいしか思いつきません。
では。
分割統治ものだったり、前作に比べてドラマ性が高そうに見えるところは、やはり大塚英志氏の影響だったりするんでしょうか(笑
それからキャラ作画に関してですが、
アニオタ的には、新海氏がキャラデザで、田澤氏が動かす、という関係ではないかと勘ぐっているのですが。
考えてみれば、大塚英志氏は「セカイ系」の嚆矢なわけで(笑)
「少女マンガ」「セカイ系」「泣きゲー」に底流しているものは同じだということなのかもしれないですね。
>アニオタ的には、新海氏がキャラデザで、田澤氏が動かす、という関係ではないかと勘ぐっているのですが。
『GOD×DOG』の4℃っぽい絵のセンスから考えると、
私もそう思います(笑)
キャラ絵の線の「硬さ」が新海氏っぽい気もしますし……
大塚英志氏の『JAPAN』や『東京ミカエル』などは、暴走した日本が国際的に抹消された世界でしたね。日本国内がどうなっているのかあまり見えなかったのが残念。
『サタスペ』は、小学校の歴史の教科書(『五分後の世界』でおなじみ)とか、台湾が中国に併合されて、台湾人が大阪にくるとか、なかなか楽しめました。
キャラデザはたしかに田澤氏ではなさそう。新海氏がデザインしたものを作画の田澤氏がクリーンナップしたといったところでしょうか。
そうそう、書き忘れていましたが、あの塔は『新現実』(2号はいつ出る?)で描いた漫画と同じもののようです。
おまけ:検索途中で発見した「大塚英志関係のメモ書き」
http://homepage2.nifty.com/tenk/memo/otukaeij.htm
度々書き込んですいません。へるるるです。
『ほしのこえ』が「トップをねらえ」っぽく、
『雲のむこう、約束の場所』に若干「オネアミス」が入っているので、
2004年には、大根型宇宙船とバニーガールが登場するアニメを作ってくれるのではないかと。
じゃ2005年にはランドセルを背負った小学生の女の子が大根に水をあげるアニメを作ることに!
うーむ、それ以前それ以前………
もう、新海氏に大阪芸大へ入学してもらうか、
宇部市で制作集団を作ってもらうしか思いつきません(笑)
新作が『王立宇宙軍』に似ているという話でちょっと思いついたことが。
『王立宇宙軍』は、企画書によれば、当時人気のある作品が美少女キャラやメカで観客を引きつけていたのに対し、異世界の風景などで観客を引きつけようとした作品だったそうです。新海作品の場合、日常の何気ない光景を魅力的に見せようとしている辺りがちょっと共通してそう。その分、メカの部分が浮いちゃってしまったと。
>日常の何気ない光景を魅力的に見せようとしている辺りがちょっと共通してそう
なるほど。
丹念に描写された日常にリアリティを感じていれば、
そこで突然現れる「異質なもの」とのギャップが大きくなる。
それこそ視覚的なセンスオブワンダー。
新海氏は「リアリティ」と「ギャップ」のさじ加減が絶妙なんですね。
どうでもいいことですが、
あの白い塔を見ると豊島清掃工場を思い出します。
http://www.linkclub.or.jp/~taniy/toshima/page/toshimas_1.html
それでは、みなさん、良いお年を。
すんげー遅レスで失礼します。
分割統治ネタというと、秋山瑞人の「イリヤの空、UFOの夏」がたぶんそうだと思います。
たぶん、と断るのは、そのあたりの描写が意図的に曖昧にされているので、「北」と呼ばれているのが日本だという自信がないからです。ジョンイルさんとこではないと思いますが。
−この記事に関連しているかもしれないサイトを自動でリンク−
※コメント欄で初めて書き込まれる場合でも、挨拶は必要ありません。
※その他、コメントを書き込む際はこちらの注意をご覧ください。
この記事へのTrackBack URL
※TrackBackを送った記事からのお礼としてのTrackBackは送らないでください。新しい記事を書いたので送るというのは問題ありません。
※その他、TrackBackについてはこちらの注意をご覧ください