2002/03/23
『パルムの樹』を見ました
友達が「イかれた映画なので君向けだと思う。ただ公開がすぐ終わりそうだよ」と言うので見てきました。3月16日から公開されていたのですが、3月29日に終了なので、公開期間は2週間でした。み、短い。
事前情報はほとんどなくて、キャラデザインを見て、文部省推薦よい子アニメなのかと思っていたんですが、全然そうじゃありませんでした。
「心を持った人形パルムが人間になるため冒険の旅をする映画」と紹介されたりしますが、『ラピュタ』のようなワクワクするような「冒険」ではありません。
「胃がキリキリするような欝な話が好き」とか『リヴァイアス』みたいな追い詰められた人たちのドラマが好きな人にぜひお勧めしたい映画です。
主人公のパルムは、どんどん身勝手になっていくし、登場人物たちはやたらと幸薄いし、わがままなパルムにそれでもついていくヒロインのポポはだめんず好きな匂いが…。
くらたまの『だめんず・うぉ〜か〜』に出演して欲しいもんです。
「ポポは僕だけを見ていればいいんだよ!」とか「僕はポポのために人間になろうとしているのに、君はちっとも努力をしてない!」とかパルムのステキな言動を見ていて「サイコピノキオ」というタイトルが頭の中で浮かんでました。
最後はコードうねうねで『AKIRA』だし。映像の雰囲気としては2002年版『ロボットカーニバル』という気もします。
作画は、シンプルなデザインの分、かなり動いてました。破片やうねうねした物体が大量に出てきて、なかむらたかし氏といえば、破片とコードだというのを改めて実感させてくれました。うねうねコードを描かせたら日本一ですね。
それと新居昭乃の唄は素直に良かったです。久しぶりに『マクロスプラス』のCDが聞きたくなりました。
当然ですが、劇場はかなり空いてました。大体、東京での公開館が有楽町スバル座と船堀シネパルの二館しかありません。
角川書店とかが出資しているんですが、スポンサー的にはなかむらたかし氏の監督作品『とつぜん!猫の国バニパルウィット』みたいにわかりやすい子供向け作品を作ろうとしたら、なかむらたかし監督がきまじめそうなので、「パルムはこんな良い子じゃダメなんだ!」とかいって作っていたら、こんな追い詰められた感じの映画になってしまったのではないかと推測。なかむらたかし氏が次も監督をすることはかなりなさそう…。
というわけで、ストレンジなアニメ好きの舌を満足させてくれる妙な映画でした。
『とつぜん!猫の国バニパルウィット』は見たことないんですが、ソフト化されなさそう…。あと『ゴールドライタン』の良い回も見てみたい…。
追記:『とつぜん!猫の国バニパルウィット』は、ビデオソフト化されており、大きなレンタルビデオ屋だとあるみたいです。あと、アメリカでリージョンフリーのDVDが販売されている模様。
パルムスタジオ
東映の公式サイト
朝日新聞でのなかむらたかしインタビュー
−この記事に関連しているかもしれない書籍−
−この記事に関連しているかもしれないサイトを自動でリンク−
※コメント欄で初めて書き込まれる場合でも、挨拶は必要ありません。
※その他、コメントを書き込む際はこちらの注意をご覧ください。
この記事へのTrackBack URL
※TrackBackを送った記事からのお礼としてのTrackBackは送らないでください。新しい記事を書いたので送るというのは問題ありません。
※その他、TrackBackについてはこちらの注意をご覧ください