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スクリプトが生み出すドラマではなく、AIが生み出すドラマこそ、自分の考えるゲーム的リアリズム

add to hatena hatena.comment 45 users add to del.icio.us 4 users add to livedoor.clip 5 users [ゲーム] 2008/5/10(土) AM9:00

GRAND THEFT AUTO IV - 人殺しが人死にに立ち会う - また君か。@d.hatena[↑B]

とにかくにも、この出来事はおれの心に空洞として残った。日常的にゲーム内で人や人型のクリーチャーなどを撃ち殺しまくり、GTA においても悪党や警官やそれ以外を銃弾や車によって殺傷しているおれが、べつにそれほど重要とも思っていない NPC 一人を偶然に死に追いやってしまったことで、ショックを受けるというのが意外だった。この出来事があってから、おれのプレイはちょっと変わったかもしれない。優しくなったりは、していないんだけど。ミシェルが死んだ世界をおれは殺した。二度殺したのだ。その結果、いまミシェルは生きている。同じミシェルではない、と思う。それは当たり前だ。同じミシェルなど居ないのだ。

sside.net : 認識と現実と虚構と物語[↑B]

これは、スクリプトも企図しない、Postal 2のAIプログラムと偶然のインタラクトに見た、フラグのドラマ。たまたま自分の視界に入らないところで、何らかの原因からか警官がそのキャラクターに犯罪者フラグを立て、近接した警官キャラクターがそのキャラクターに攻撃を仕掛けたに過ぎない。創作されたフィクションですらなかったけれど、それを見たときの生々しさにおれは震えて、湧き上がる遍く情を押さえきれずに泣いた。
これをビットの海が必然に溢し、偶然を見たこちらが勝手にドラマを作った、と言うのなら全く以てその通りですが、この一件と脳内メーカーとの間にプログラムとインタラクトの複雑性以外、一体何の差があるというのか。人は見たいものを見るが故に、見るべきものを其処に見出す。それで何が悪いって言うんだ。

PS3  グランド・セフト・オート4(Grand Theft Auto IV)(輸入版・北米)Xbox360アジア版
 どちらもゲームで、AIによって、プレイヤーが予想もしなかった事態が発生して、衝撃を受けるという話なのだが、自分が考えるところの「ゲーム的リアリズム」(ゲームしか生み出せない感情)というのは、こうしたAIが生み出すドラマにあると思ってる。
 それについて昔『天国から来た男』というゲームについて書いたコラムを再掲。『天国から来た男』は、テキストベースで進行するゲームなのだが、シナリオがあってそれを再生している訳ではなく、登場人物がAIで動いている。テキストベースの『ガンパレードマーチ』といえば、わかりやすいだろうか。『ティルナノーグ』や『ルナティックドーン』の流れで、現在の最先端は『TES4 : OBLIVION』だろう。
 システムとして非常にユニークで面白いゲームなのだが、AIが起こす行動の種類が少ないため、何回かプレイすると、予想しない事態というのは、あまり起きないので、飽きてしまうという難点があった。なので、『天国から来た男』をプレイした2000年当時は数年後、コナミ辺りがすごい進化させているに違いない!と思ったのだけど、結局まったく進化がなくて残念。現在では、こうしたAI動作型ゲームはTPSタイプのゲームに多いけど、テキストベースでAIを利用したゲームが出て欲しいものだ。TPSだと開発コストが高いけど、テキストベースなら、開発コストを下げられるだろうから、開発しやすいんじゃないかと。
 コラム本文で触れてないのだが、プレイ後に付き合っていた女性側の日記が読めるところも面白い。あの時に彼女はこう考えていたのか!とか、自分に隠れてこんなことをしていたのか!などがわかり、自分のプレイを新たな視点で楽しめた。

 『天国から来た男』を開発したエレクトリックシープは、酒井智巳氏の個人会社だ。酒井智巳氏はサンソフト時代に『ギミック』(ファミコン)を開発し、エレクトリックシープを設立してからは『ロボットコンストラクションR.C.』(X68000)、『Motor Squad』(Windows3.1)を開発している。
酒井 智巳[↑B]

オタク定点観測 第12回 ゲームでしか拾えない感情-『天国から来た男』の場合

 RPGやAVGなど話でプレイヤーを楽しませるゲームから、あらかじめ決められたシナリオをなくせるか? その問いに対する答えとして、オンラインゲームがあるが、この『天国から来た男』もその解答だろう。
 ジャンルは「恋愛・人間関係SLG」とされているが、これは便宜上の分類で普通の恋愛SLGとはプレイ感覚がまったく違う。テキスト画面が主体なので、AVGっぽく見えるが、人間関係SLGの面が強い。
 ゲームは、タイトル通り、死んでしまったプレイヤー(男か女を選べる)が天使に一ヶ月だけ生き返らせてもらうことから始まる。その間に、様々な登場人物と知り合い、会話や行動を選択していくことによって進行するのだが、このゲーム、決まった登場人物がいない。プレイするたびに登場人物が生成され、一回のプレイが終了すると消えてしまう。このゲームの世界は「一期一会」なのである。登場人物と交わされる会話も、登場人物の性格などから生成される。テキストで進行する『ワールドネバーランド』といえば、わかる人はわかるだろうか。
 このゲームの世界では、自分以外の登場人物も自律的に動いている。そのため、好きな子が他の異性とも付き合ったりするなんて事態も発生する。異性とある程度仲良くなるとデートができるのだが、デート中に女の子が他の男の事を聞いてきた時は、思わず嫉妬してしまった。また面白いのが常に確認できる人間関係図。この図はシナプスが繋がるようにどんどん広がっていく。そして、自分の個人情報(○○と付き合っている、など)が自分の知らない情報回路に載って、噂として流通したりする。
 プレイしていて感じたのは『ウィザードリィ』や『ローグ』の匂いだ。これらのゲームというのは、自己完結した世界(箱庭)の中が、一定のロジックによって動いている。また、プレイヤーに提示される情報が圧倒的に少ないが、プレイヤーは少ない情報から頭の中にゲーム世界を創造できる。その辺に海外ゲームっぽさを感じるのだが、『A列車』や『アトラス』などのアートディンクが作る一連のゲームにも通じるものがある。
 世の中には、良いシナリオのゲームは多々あるが、それらをプレイした時の感情は、ゲーム以外の媒体、小説などでも再現できる類のものだ。そんなゲームが好きな人にこのゲームは勧めない。しかし、『天国から来た男』をプレイした時に起こる感情は、ゲームでしか拾えないものだ。そんな感情を味わいたい人には、ぜひプレイして欲しいのである。

『天国から来た男』
メーカー●エレクトリックシープ
ジャンル●恋愛・人間関係シミュレーション
価格●8,800円 対応●Win95&98
Electric Sheep Co., Ltd. - 有限会社エレクトリックシープ[↑B]
天国から来た男[↑B]
(カラフルPUREGIRL2000年4月号掲載)

『スプリンターセル カオスセオリー』はスプリンターセルシリーズを知らない人にこそ勧めたい

add to hatena hatena.comment 5 users add to del.icio.us 1 users add to livedoor.clip 1 users [ゲーム] 2008/4/18(金) PM6:00

xxxxXbox.com | スプリンターセル カオスセオリー - サイバーテロ勃発の危機を回避すべく、最強のエージェント、サム・フィッシャー日本へ極秘上陸[↑B]
Xbox クラシックスに「トム・クランシーシリーズ スプリンターセル カオスセオリー」登場 - ITmedia +D Games[↑B]
 Xboxクラシックスでダウンロード販売されるということで『スプリンターセル カオスセオリー』が話題になっていた。この話題になるまで知らなかったけど『スプリンターセル カオスセオリー』はプレミアついてたんだ…。末期に発売された初代Xboxソフトはプレミアつきやすいなあ。

ゲーム脳日記:スプリンターセル カオスセオリー[↑B]

とはいえ理想は理想。前作を遊んでいない人やステルス初心者には、面白さが理解できるまで、その壁を乗り越えるまでが難しいだろうし、ゲーム中の親切なチュートリアルなど皆無なので、「おもてなしの心」を持ったゲームじゃないと遊べない、という人にも当然キツい。

 魅力についてはノトさんが語っていたけど、前作をプレイせずにいきなり『カオスセオリー』からプレイした身としては、そんなにきつくなかった。『メタルギアソリッド』や『天誅』、『ヒットマン』といったステルスゲームはそれなりにプレイしたことがあるからかもしれないけど。
 きつくなかった理由として、何よりいつでもセーブできるというのが最大のポイント。あとで初代『スプリンターセル』をプレイしたら、エリアごとに区切られており、セーブはエリアごとのため、かなり難しく、結局放置してしまった。初代の数分の一の労力でカオスセオリーはプレイできるはず。なお、二作目の『パンドラトゥモロー』は未プレイ。
 このエリアごとの区切りの有無で、相当印象が違う。初代はルートゲームだが、『カオスセオリー』は箱庭ゲームの度合いが高くなっているのだ。箱庭のため、クリアー方法がいくつもあり、自分の中では『ヒットマン』と同じフォルダのゲームとして認識している。
 残念なことに、クリアー直前までいったのに、なんとセーブデータが壊れてしまったので、結局クリアーしていないんだけど、再度プレイしてみたいところだ。


 なお、『カオスセオリー』は日本、中国、韓国、北朝鮮を舞台にしており、最近はあまり見かけなくなった「海外から見たキッチュな日本」が楽しめるゲームでもある。このゲームが出た2005年当時は『マーセナリーズ』や『GHOST RECON 2』など、妙に洋ゲーで北朝鮮が舞台のタイトルが多かった印象。
 洋ゲーの日本語版の楽しみといえば、声優による吹き替えがあるけど、サム・フィッシャーが玄田哲章氏で、サポートする女性オペレーターが田中敦子氏と豪華なのも楽しい。敵は英語のままだったりするけど。

IGN: The Top 25 Xbox Games of All Time[↑B]
 IGNの歴代Xboxソフトランキングでも3位に。1位と2位はもちろん『Halo』だ。
 って見ていたら、5位に『Jade Empire』が入っていて驚いた! 『Fable』より上だなんて。紹介記事を見て、面白そうだと思って購入したけど、どこを楽しめばいいのかよくわからなかったのだが、海外では評価が高いようだ。

この世はタコまみれ - 独語螺旋:消失点日記[↑B]
 という訳でゲーモクさんは初代から順番に…なんて思わずに『カオスセオリー』から始めるのをお勧め。

あれこれ - 世界の果ての崖っぷちで[↑B]

  • 『スプリンターセル カオスセオリー』は、シリーズ最高傑作との呼び声も高く、Xbox版は中古でも安くならないっていうかそもそも売ってないソフトなのに、Xboxクラシックスで配信決定してもびっくりするくらいXbox360ユーザーのリアクションがなくて泣ける。
  • 1,800円だぞ1,800円。涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして喜んでいいレベルだよ。お前らの望んだ「いまは手に入りにくい良作を、安く配信」の実現だよ。はぁ? 『メタルウルフカオス』? あんなもんどうでもいいっつーの。『フェイタルフレーム』? プレイステーション2版でもやっとけや。
  • 中には「スプリンターセル? よく知らないけど、よくあるような洋ゲーFPSなんだろどうせ」と思っている人もいるらしい。ああああああああああああああああああああああああああ。
    • 「積んでるお前がえらそうに言ってんじゃねーよタコ」と言われると返す言葉もございません……。

 ユーザーの間で話題になってないという嘆きだけど、日本国内だと、全然評価されてないゲームだよなあ。

Click Nothing[↑B]
 ディレクターのUBIモントリオールのClint Hocking氏はブログやってるのか。

【4Gamer.net】 アクション -「スプリンターセル カオスセオリー」- レビュー[↑B]
PCゲームレビュー「SplinterCell: Chaos Theory」[↑B]
 PC版のレビュー。

勘違いバズマーケティング-対象に関心を持ってないブロガーにお金を払って宣伝素材丸写し記事を書いてもらっても宣伝にならない-

add to hatena hatena.comment 52 users add to del.icio.us 7 users add to livedoor.clip 12 users [ゲーム , ブログ] 2007/2/21(水) PM12:00

POWER SMASH 3(パワースマッシュ3) 特典 オフィシャルキャラクターブック付き EXAPON Becky! - 【VF5】パワスマのブログ乱立【失敗により】
EXAPON Becky! - 『デストロイ オール ヒューマンズ!』のブログも乱立
 ブログ検索で、セガから出るPS3の『Power Smash 3』、PS2の『デストロイ オール ヒューマンズ!』BOOTLEG SITE※Flash多用で重いので注意)の似たような記事が増えたことが2ちゃんねるのゲームハード板で話題になっていた。事情をよく知らない人が社員?工作員?などと書いているが、その後のフォローでもある通り、これはブログ宣伝会社に依頼して、記事を書いてもらったものだろう。
 今回は、株式会社モバイルファクトリーによるBloMotionというサービスによるもので、「Blogmotison」で検索すると一杯あるのがわかる。
Yahoo!ブログ検索 - 「Blomotion」の検索結果

 リンク先で紹介されているブログ記事を見ればわかるが、どのブログもいかにも宣伝素材を使って書いたとしか思えないような記事だ。そんな記事を見た人が果たしてゲームをプレイしたくなると思うのだろうか?
 企業がユーザーに報酬を払って、製品などを実際に経験してもらい、その報告をブログに書いてもらうような形のプロモーションならともかく(これも批判されがちだが、企業との関係を明示していればいいと思う)、プレスリリースや宣伝素材を丸写しにしたようなコピペブログ記事が増えたって、プラスの効果があるとは思えない。むしろ、最初に挙げた2ちゃんねるでのようにあらぬ疑惑をかけられて、マイナスイメージがついてしまう可能性が高い。
 自分も以前似たようなものを見つけて、うーん、これってどうなのかなあ、印象良くないなあと思ったけど、ゲームという自分もよく知っている領域でやられるのを見て、更に何だかな感が強まってしまった。
ARTIFACT@ハテナ系 - 手書きメモがメールで送れる「書メール」

特選!今気になること。暮らしの情報満載♪: 2月の入金報告(2月20日現在)
ネットを楽しんで♪ 原稿料入金!
 5000円ぐらいもらっているそうだけど、もし月額だったら結構な額。下手なアフィリエイトより稼げるということでたくさんの人が参入、ブログ検索してもこんな記事ばかり増えてもすごい困りそう。
プレスブログで頑張れば、1ヶ月で5000円稼げるらしい : tokuriki.com
プレスブログ的なサービスは企業には案外お得なのかも : tokuriki.com
 こうしたサービスは企業も結構注目しているようだ。企業から見ると低価格でできるSEOと見なせると。

 こうしたブログ宣伝広告サービスは結構増えているようだ。バズマーケティング|ネットdeアナリストで触れられていたもの。
クチコミマーケティング - CyberBuzz [ 株式会社サイバー・バズ ]
enigmo
マーケティングアプローチ-サイバーブレッド
 以下は映像を使ったもの。
バイラル|マーケティング|プロモーション|マーヴェリックメディアジャパン
ロカリサーチ | バイラルアドキャンペーンのプロフェッショナルとして、広告主、広告代理店をサポート
 単に資料丸写しブログを書いてもらうタイプの宣伝は疑問に感じるけど、面白い映像を使ってネットで注目を集めようというのは、今までもある手法なので違和感は感じない。

 また、最近話題になった「チョイオタ」調査なのだが、これもちょっと胡散臭い。
アイシェア プレスリリース: 意識調査『30代-40代の約7割が「チョイオタ」!?』

『チョイオタ』狙いのTV番組(29.6%)やゲーム(21.4%)なども増えてくると予測しており、こうした事情に詳しいゲームメーカーのセガに『チョイオタ』市場に関して取材をしたところ、2月22日発売される「デストロイ オール ヒューマンズ!(http://dah.sega.jp/)」では、ゲーム内容を越えた所でも『チョイオタ』に喜んで貰えるセリフやキーワードが盛りだくさんという。

 一番最後に唐突に『デストロイ オール ヒューマンズ!』が出てくる。『デストロイ オール ヒューマンズ!』の今までの紹介を見ている限り、濃いネタを詰め込んだゲームのはずなのに、なんでチョイオタとか言うんだろうか。

デストロイ オール ヒューマンズ!げーまー的ダッシュ - 久しぶりに燃えるバカゲーが出てきたぜ!!
 この記事がネットで話題になっていたように、『Power Smash 3』はともかく、『デストロイ オール ヒューマンズ!』は充分ネットのバズマーケティング回路に載っているのではないか?
 個人的には『デストロイ オール ヒューマンズ!』のゲーム自体には期待している。開発は『マーセナリーズ』と同じだし(正確にはオーストラリアの開発スタジオ)。しかし、プロモーション技法にはどうも疑問を感じてしまう。
ARTIFACT@ハテナ系 - 『デストロイ オール ヒューマンズ!』
ITmedia Games:「マーセナリーズ」を製作したPandemic Studiosってどんなとこ?

「口コミ」マーケティングは悪か?消費者団体、FTCにバズマーケティングの調査を要請 - CNET Japan
 これはアメリカの話だけど、日本でもいずれ出てきそうだ。

ゲームハードの「居間化」と「個室化」

add to hatena hatena.comment 5 users add to del.icio.us 2 users add to livedoor.clip 1 users [ゲーム] 2006/12/20(水) PM2:02

 Wii仕事用のめもとか。 - 時間消費問題と個室化とハイデフとコミュニケーション・ハブ・ビジネス企業としての任天堂。
 「おいでよ ハイデフの森」 Xbox360やPS3で胸をときめかせるためにはゲーム機本体より高い価格の環境が必要 : ARTIFACT ―人工事実―の反応で見つけた面白かった記事。
 WiiはCMのイメージで「家族で遊ぶ」という「居間化」の方向が強調されているけど、この記事で指摘されているように、小中学生は親と遊ぶなんて恥ずかしくてできないだろう。だから、実は低価格の据え置き型ネットワーク端末として子供部屋に入って「個室化」も想定してるのかもしれない。現時点で子供にテレビを買い与える場合、3万円台のSDTVの15型液晶テレビあたりだろうか。これがHDTVが普通になるのはいつか?

んが、その時リビングにあるのはなにかっつーとやっぱPS3らへんがどうなるかにはあんまり関係なくWiiだと思うのですよ。PS3で「家族みんなでやって楽しめる、今のところ想像不能なくらいもの凄いキラーコンテンツ」が出ない限りは。なんつーか基本的に男子向け黙読ゲー文化ぽいんだもん。PS3。それに対してWiiは音読つーか輪読文化ぽい。つかDSのプロモーション見てても「みんなでDSで遊んでいる場面」の露出が結構多かったような。このへん企業理念というか基本戦略そのもののなにかがあるのかもしれん。

 黙読と音読という比較が面白い。ワールドワイドで売れているゲームは、FPSなど「男の子向けマッチョなゲーム」ばかりで、Xbox360とPS3はその路線にのっかっているから、その部分では確実に弱い。
 ただ、PS3やXbox360はゲームハードだけではなく、「HDコンテンツ再生機」でもあることを忘れてはいけない。HDTVは地上デジタル、BSデジタルでHD映像を楽しめるが、HD対応の録画機器はまだまだ30万円台と非常に高い。そこで低コストなHDコンテンツ再生機としてのゲームハードが注目される可能性はある。また、HD対応メディアを使わずに、ネットからHD映像データをダウンロードして楽しめるハードでもある。PCもWindows XP MCEで、居間に設置されるホームサーバーの立場を狙ってはいるが、ゲーム機の簡単さには負けてしまうだろう。
 昔から言われていたけど、一向に現実化されないため、寝言扱いされがちな「セットトップボックス」が現実化してきた訳だ。ただ、そうなるとゲームは売れないけど、ハードは売れている…みたいな状況は生まれやすそうではある。

AV Watch : 北米でXbox 360向け映画/TVドラマのダウンロード販売が開始

Xbox360は店頭の映像でPS3に負けてる気がする

add to hatena hatena.comment 8 users add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 3 users [ゲーム , 映像機器] 2006/12/18(月) PM12:00

 店頭で見たPS3はXbox360より映像が綺麗でさすがだと思ったという感想を聞いて、そんなに目に見えて絵の違いって出るかなあ、とちょっと疑問に思っていたんだけど、ハードのスペック以外の部分で差が出てそうな気がした。

 Xbox360は店頭デモに使われる宣伝キットが、サムスンの32型液晶テレビで、解像度はフルHDではなくWXGA(1366×768)だ。それに対してPS3の宣伝キットはソニーの40型フルHDモデル。グループ会社が液晶テレビを出しているから、それを使えるという利点がある。
※参考 PLAYSTATIONRTV
 サムスンの液晶テレビはそれほど画質がいいという訳でもないため、映像の魅力が伝わりにくい。マイクロソフトはシャープと手を組んでAQUOSか、松下と組んで動画の残像が残らないプラズマテレビ(ただプラズマは静止画の焼き付きの問題があるけど)を店頭の宣伝キットにすべきだった。HD-DVD規格の絡みのことを考えると、東芝が現実的か。最近東芝の液晶テレビは評判いいし。

 また、店頭で流されるゲームのデモは映像媒体が多く、以前はVHSで、DVDが普及してからはDVDになっている。Xbox360は映像デモも従来と同じようにDVDで配布されているのだろうか? 発売初期は「これはHDではありません」なんてのを見た記憶がある。現在Xbox Liveでは1280×720の動画が配信されており、これを店頭で流すこともありそうだ。
 PS3ではきちんどHDの動画を流しており、おそらくBlu-rayを宣伝キットに使っていると思われる。

 PLAYSTATIONRTVを見ればわかるけど、黒で統一した宣伝キットはなかなかかっこいい。PS3のパッケージングも誉められていたが、ソニーはこうしたイメージを売るのは上手い。
※参考
買い物山脈 PLAYSTATION 3がやってきた by 後藤弘茂

●カッコ良さの演出の仕方が違うPS3
 自宅に戻って、さっそく箱を開けて、筺体を引き出す。子ども達が「おおーっ」と言う。PSPもそうだったが、ソニーグループは、持って触った時の質感の作り方がじつにうまい。カッコよく、所有する満足感をくすぐるように作ってある。Microsoftや任天堂のマシンは、開けても驚いてくれないが、SCEのマシンは、子どもが素直に騒いでくれる。

 ハイスペック型新世代機はゲーム売り場で宣伝するよりも、テレビ売り場で売った方がいい気がしてきた。「薄型テレビを買うと、今ならx万円でXbox360/PS3が買えます!」みたいな感じで。薄型テレビ+ホームシアターセット+新世代ゲーム機というスタイルを売り込むと。
 とか思っていたら、新宿のヨドバシマルチメディア館では、シャープのAQUOS47型に「最新ゲーム機もばっちり」と称して、Xbox360が繋がって、『ラストプラネット』などが宣伝されていたので、さすがに考えられているか。

「おいでよ ハイデフの森」 Xbox360やPS3で胸をときめかせるためにはゲーム機本体より高い価格の環境が必要

add to hatena hatena.comment 24 users add to del.icio.us 1 users add to livedoor.clip 3 users [ゲーム] 2006/11/28(火) PM7:00

 一年前に書いて結局アップしてなかったんだけど、PS3が発売された現在でも、あまり状況は変わってないのでアップしてみる。

また君か。@d.hatena - 新世代機って胸キュン?

「これを使えばありものがすばらしくなる」という話ではなく「これを使うためにすばらしくしろ」という位置づけだ。この敷居は相当高い。XBOX 360 の本体価格は現状のゲーム機本体価格と比べて高いが、XBOX 360 のために用意すべき環境はもっと値が張るのだ。

 XBOX 360 は、多くのひとにとって次世代 AV 環境を背景にしたキラータイトルになっているということだ。いままでと逆だ。末端に繋げばよかったものを、先頭に置けと言っている。そんなもの背負って立った家庭用機はこれまでにない。

 Xbox360の提唱するハイデフ(HD)映像は、ゲーム機本体の価格より高い環境を揃えないといけないという話。当たり前の話ではあるんだけど、その辺りをうまく整理している。
 Xbox360発売当時のマイクロソフトの関係者のインタビューを見ていると、その辺は意識していて、「来年になれば大画面テレビが低価格になって普及するので…」と言っていることが多かった。
 現在、日本の家電メーカーの製品で32型クラスの液晶HDTVでも実売15万円ぐらいの製品が多い。20型ぐらいでやっと10万円付近になるが、HDTVではなくSDTVも多いので注意。
 Xbox360はVGA出力が装備されたから(初代の時はサードパーティのハードが必要だった)、PCのディスプレイを持っている人なら良い環境で楽しめるはず。ワイドディスプレイでないと完全には楽しめないけど。
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いまごろ『ワンダと巨像』を始める

add to hatena hatena.comment 5 users add to del.icio.us 1 users add to livedoor.clip 2 users [ゲーム] 2006/11/27(月) PM5:00

 ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best 最近PS2のメジャーなゲームは1年ぐらい経つとベスト版が出たり、半額ぐらいになるんだよなあと思って、すぐに買わなくなってしまったんだけど、気になっていたタイトル群がベストで出始めており、『ワンダと巨像』と『フロントミッション5』を購入。あとはベストが出てる『バイオハザード4』もやらねば。
 って『ワンダと巨像』が出たのが2005/10/27でベスト版が出たの2006/6/?だから1年ではなくて8ヶ月か。SCEIのタイトルはベスト版が出るのが早いなあ。
[続きを読む]

世界統一ランキング反応

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [ゲーム] 2006/3/2(木) PM12:00

※4/5にあげました

 最近の問題意識と繋がるので、当時書きかけたけど仕上げられなかった世界統一ランキング記事への反応をアップ。

宇宙 日本 世田谷区民会館 - 芸術と経済
 よくまとまっていた整理。

9bit confusion - 世界統一ランキングなど存在しない、こともない
 そういえば、批判の中で「ネット対戦ゲーム=MMORPG」になっているものが多くて、ああ、ネット対戦ゲームというのはいまいち認知度が低いんだなあと思いました。

 ネット対応のゲームのランキング話として読んだ人の反応。こちらは具体性があるだけにいろいろな反応がありました。
ものづくり本音ブログ: グローバルランキングとモチベーション
 ご指摘の通りで、ランキングというのは負けた結果のデータとしてであって、大事なのは「同じレベルの人間と合わないので負けがこむ」なんですよね。

SUSの日記: されど空の深さを知る
 対策をいろいろ提案。

レーティング補正で、極端な上位・下位での対戦では、もし上位者が負けた時に大幅なレーティングダウン、とかに調整するのも手かな。

 そうなると、上位者は下位の人間には絶対負けないように、必勝パターンばかりの余裕のないプレイをしそうな気がします。下位のプレイヤーを上位者が瞬殺したらペナルティがあるとか。

っていうのを考えると、ああ、体育会系の、自分たちが上に受けた理不尽な仕打ちを「伝統」や「洗礼」という名で下に行う、ってのは、別に体育会系に限らないよね、文科系等だとそういうのが顕在化する機会が少ないだけで、ってのを感じるなぁ。

 これには納得しました(笑)。オタク知識話とかにも通じるよなあ。

bewaad institute@kasumigaseki(2005-08-03)
 ゲームのランキングをグローバル経済圏と繋げた話。

[openfb] ARTIFACTのネットによっていきなり世界統一ランキングに放り込まれるボクらSPA!世代はもうダメだ記事を読んでいろいろ考えた

 ゲームの部分は、具体例がかなり多いために省略して書かなかったことがあるので、補足してみます。
 レースゲームのようなタイムアタックに関しては「昔の自分と競争しているので、上手くなったことが実感できる」というがあるので、いわゆる「小さな自己満足」があります。なので、単に「対戦しなくてもいい」という選択肢があります。なお、『Forza』ではタイム上位の人たちのリプレイデータがダウンロードできるので、どんな車を使ってどんな走りをしているかというのがわかって面白いです。この辺はネットならでは。

 問題なのは、格闘ゲームやスポーツゲームのように勝敗がはっきりしており、昔の自分との比較が難しいタイプのネット対戦ゲームです。他の方も「対戦格闘ゲームの衰退」の理由の一つとして触れていたように、初心者の参入障壁がめちゃくちゃ高いために、初心者がプレイしなくなるという構図があります。
 入ってもまわりは上手いプレイヤーばかり。特に、対戦プレイヤー数が少ないゲームでは、たとえレベルマッチング機能があったとしても、すでに同レベルの対戦者はかなり少ないために機能しないという事態もあります。これは『ファントムダスト』で体験しました。マッチング機能はあるものの、プレイヤー数が少ないため、あとから参入しても、対戦相手がいないという。
 日本では2004年9月に発売されて、発売本数は1万本かそこらだったし、海外で発売されたために、やっとプレイヤー数がそこそこ増えたという。対戦ルームが20とかあればいいほうかな。たとえ良いゲームであっても、プレイヤー数が少ないと対戦は切なくなるのを実感…。
 Xbox-Live対応ゲームではユーザー数の少なさから、対戦プレイヤー自体がいないということもしばしば(笑)。

9bit confusion - 見捨てられた場所
 そんな人のいなくなったネットワーク対応ゲームの話。

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