コンテ・演出・作監:若林厚史/原画:松本憲生、井上敦子、若林厚史
若林厚史氏は、『幽☆遊☆白書』などスタジオぴえろ系の少年ジャンプアニメ作品でアニメーターとして活躍し、最近では『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』の演出などを担当しているが、『NARUTO』での初参加がこの回である。原画としてクレジットされているのはわずか3人!
『NARUTO』ではOPを担当している都留氏の回が秀逸だが、それに負けず劣らず素晴らしい回となった。
格闘シーンというと枚数を節約しながら迫力を出すため、アップのカットをたたみかけるように連発するアニメが多いが、この回はロングの画面を多用しながら、動きでみせてくれている。


鬱蒼とした森の中で差し込む日差しをうまく使っている。手前の手を思いっきり大きく描いて遠近感を強調。



ジャンプをしてクナイを投げるサスケ。思いっきりデフォルメさせたカットがあり、静止画で見ると異様だが、実際に動くと気にならない。

空中を飛んで大蛇丸を翻弄するサスケ。テレビアニメでこんなロングの構図も珍しい。



蛇形態になって高速移動する大蛇丸。大蛇丸が移動したあと、少し経ってから煙がたつことによって、大蛇丸のスピードを演出している。
サスケの後ろに着地する大蛇丸のレイアウトが決まっている。
空間がよくわかるレイアウト。




大蛇丸の攻撃から逃げるために、空中で枝に紐をひっかけ、巨大樹を回り込むサスケ。木にひっかけた紐が摩擦を起こす描写が入っているのが細かい。巨大樹を回り込むというアイデアのおかげで、個性溢れるシーンとなっている。
大蛇丸に滅多打ちされるサスケ。骨の軋みを感じる作画になっている。


アンコ対大蛇丸。棒手裏剣を投げるシーンはサスケと同じように思いっきりデフォルメしたカットがある。蛇の忍術で大蛇丸を捕らえるアンコ。



昔、アンコに刻んだ印を発動させた大蛇丸。不敵な笑みでサスケのことを語る。木漏れ日や手前に手を突き出す構図が気持ち良し。
※このDVDに30話が収録されている
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