「ネットでは印象が悪かったけど会ったら意外と良い人だった」という誤解 : ARTIFACT ―人工事実―
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はてなブックマーク - 「ネットでは印象が悪かったけど会ったら意外と良い人だった」という誤解
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 よく、ネットでは印象が悪かったけど、会ったら意外と良い人だった、みたいなことを言う人がいる。ネット上で、他人を口汚く攻撃していたりする人が、会うと、非常に和やかでフレンドリーだったりして、なんかネットの印象が違うなと思い、良い人だったと言うようになる訳だ。

 この認識は、一部でネットの常識のように唱えられているが、これは間違った常識だし、この誤解をきっかけに不幸が起きていると自分は考えている。
 大体、世の中には、初めて会った時の印象は良かったけど、後から印象が悪くなった人なんて一杯いるだろう。詐欺師だって、最初は好印象だ。それと同じ話で、大体の人は初対面の印象が悪いということはまずない。そこでちょっと評価できることがあれば好印象になるし、ネットでの印象が悪いなど、事前にマイナスがあれば、ちょっとしたことでもギャップのせいで高評価に繋がり、印象がよくなる。初対面の印象が良かったというのは、あくまで「人当たりが良い」だけであって「良い人」ではない。
 人はなぜか後から印象が悪くなった人がいたという経験を忘れて、ネットでの発言を小さく見て、初対面の印象を大きく見積もってしまう。「ネットの情報はウソで、自分の会った人の印象こそ本物だ」これはネット経験が長い人ほど、このように思ってしまうことがあるのではないか。1
 もちろん、ネットの言動はその人の全部ではない。本人が、あくまで他人に見せたい、読ませたいと思うものしか言動として出力されてないからだ。だから、ウソだったり偽物だと思うのだろうが、その人の一部から出たものであることには間違いない。だから、これをウソだ偽物だと考えること自体が間違っている。
 自分も、ネット上の言動と実際に会った時の言動が違う人はよく見たことがある。しかし、それはあくまで会った時の言動が違うだけで、その人の本性を見たつもりにはなってない。

 ネットの言動の中でも、特に注目すべきは、その言動で他人とどのような関係を築いているかという点だ。それを見れば、その人とのその後の関係についての参考になる。他人といつも火花を散らしているような人は、やはり要注意なのだ。
 ネットで他人を口汚く攻撃していたりする人は、もし会ったことがあっても、あなたを敵と認定すれば、当然のようにネット上であなたを攻撃してくるだろう。その時、初めてあなたは相手の認識を間違っていたことを知る。ああ、やっぱりネット上の言動は、ウソでも偽物でもなく、紛れもなくその人の一部だったのね、と。

※元となった自分の発言

※他の人の参考になる見解


最近のインターネット - matakimika@d.hatena[↑B]

「OFF で会えばだいたいのひとは「会ったらいいひと」なんだよ」というのは、「だからさっさと会っとけば面倒がない」ということでもありつつ。OFF での「会ったらいいひと」って、ネット上では表出するそのひとの視野の狭さや頑迷さとかの欠点が、OFF ではむしろ人間性とか愛すべき資質みたいなものとして処理できるからなんだよね。その後もネットと OFF のミックスで付き合っていく場合距離感はきちんと考えたほうがラク。

Sheemer's Weblog: Kusakabeさん[↑B]
これは参考になるというよりは、ネットで困った人として有名な人を近場で見ている人の例として。昔からネットで有名な人のVoidさんこと日下部陽一氏も「会えば良い人」らしい。ここで書かれていることは、本人に対してあまりに好意的なように思えるが。

  1. 逆になぜかネットの発言こそ本当の自分で、普段の生活での発言は演技をしている、と考える人も多いのが興味深い []

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