【12/6 23:59まで】講談社の50%ポイント還元セールでお勧めの新書など(主に歴史系) : ARTIFACT ―人工事実―
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Amazon.co.jp: 【50%ポイント還元】講談社キャンペーン 対象タイトル8300冊: Kindleストア[↑B]
 Amazonで講談社のKindle書籍50%ポイント還元セールが始まった。対象は文庫や新書で、開催期間は12月6日(日)の23時59分までと、あまり時間がないのだが、せっかくの大型セールなので、読んでよかったと思った本を紹介する。
 どれも良い本だが、あえて絞ると、前提知識がなくても読める『ナチスの財宝』と『国際メディア情報戦』を特にお勧めしたい。

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ナチスドイツの金塊を満載した軍用列車、ポーランドで70年ぶりに発見 - BusinessNewsline[↑B]
伝説のナチス黄金列車「99%本物」 財宝300トン?タイタニック級の発見 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)[↑B]
 今年8月に、ナチスの金塊を載せた列車が見つかった1 というニュースがあった。まるでフィクションのようだが、実際にナチスが隠した財宝というのは見つかっており、「ナチスの財宝」というのが、今も生きた伝説なのだ。
 ドイツの歴史を知っている人ならより楽しめるが、知識がなくても、知的好奇心を満足させてくれるので、一押しの本。
※書評
冒険小説、ミステリー小説、歴史小説のような楽しみがある「宝探し」ルポタージュ|今日のおすすめ|講談社BOOK倶楽部[↑B]

 上の新書と同時に出たドイツ近代史の新書。ナチスドイツがどのように政権を奪取できたかをわかりやすく解説してくれる。また、ホロコーストの背景、経緯も丁寧に掘り下げられている。これを読むと、「ナチスは合法的な選挙で政権を取った」というよくある説明が、かなり言葉不足だというのがよくわかる。

 昭和初期の日本帝国陸軍は無策のまま、戦争を遂行したのか? そうではなく、確固とした思想があったことを紐解いていく全3冊。登場する人物や事件が非常に多いため、昭和史にあまり馴染みがない人がいきなり読むにはハードルが高く、勧めないが、昭和史をそれなりに知っているのなら、興味深く読める。

 『昭和陸軍全史』の川田稔氏による戦前の日本がどのように安全保障を考えて、外交構想を持ったかを、山県有朋、原敬、浜口雄幸、永田鉄山という4人の人間を通して見ていく。複雑な国際状況において、各人がどのように考えたかがわかりやすく解説されている。『昭和陸軍全史』に比べると、日本近代史の基本知識があればよくて、軍人はとにかく戦争をしたがり、政治家は何もしなかった、みたいなよくある雑な昭和史への認識を改めさせてくれるのが良い。
 川田稔氏の本は歴史の本として非常に良いと思ったので、大体購入している。講談社から出している本として、他にもあるが、未読なのでリンクの紹介に留めておく。講談社選書メチエの本は高めなので、50%ポイント還元の恩恵は大きい。
浜口雄幸と永田鉄山 (講談社選書メチエ)
満州事変と政党政治 軍部と政党の激闘 (講談社選書メチエ)

 日本(陸)軍というと、万歳突撃による玉砕のイメージが強いが、初期は太平洋戦線で米軍に恐れられていた。その米軍による報告書から、米軍は日本軍をどのように見ていたか、日本軍がどのように戦っていたのかを探っていく。
 気になる人は、現代ビジネスで一部が公開されているので、内容を確認できる。
米軍から見た帝国陸軍末期の姿 〜本当に天皇や靖国のために戦っていたのか? 【特別公開】一ノ瀬俊也=著『日本軍と日本兵』1 | 現代新書カフェ | 現代ビジネス [講談社][↑B]
米軍はいかにして日本兵を投降させたか 〜その周到すぎる心理作戦 【特別公開】一ノ瀬俊也=著『日本軍と日本兵』2 | 現代新書カフェ | 現代ビジネス [講談社][↑B]

 ボスニア・ヘルツェゴビナアの紛争において、アメリカのPR(パブリックリレーション)業者がどのように活躍したかを『戦争広告代理店』で描いた筆者だが、ボスニア・ヘルツェゴビナア紛争での話に、近年の動向も加えて、国際社会でのメディア情報戦をコンパクトにまとめている。
 国際世論を左右するメディアで、いかに自陣営にとって都合がいいように取り上げてもらうか、水面下の争いの激しさがわかる。また、巨大な政治メディアショーであるアメリカ大統領選で行われた情報戦の紹介も。

 かつて鉄道とは戦略的に重要なインフラだった。満州における利権の争いとは、鉄道を巡るものが多く、ロシアの公文書を元に、日露中の関係を掘り下げていく。派手さはないものの、当時のロシアは何を考えて、日本をどう見ていたかなど、あまり類のない視点の話が多くて面白い。講談社選書メチエは元が高いので、50%ポイント還元は嬉しい。
 昭和史の大体の流れを知っていないと、わかりにくいし、1,836円(918pt還元)と割と高めで、誰にでも勧められる訳ではないのだが、良い本だったので。

 とても面白い本なので、かつて3回も紹介した選書。
『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』 - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]
『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』を再度プッシュ - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]
学級制度の解体を考えるのならぜひ『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』を - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]
 イギリスで生まれた学級システムとは、労働者のパックツアーが元で、本来特定の機能しか持たされなかった限定的なものだったのが、日本だと近代化する以前に導入されたために、日本の共同体(ムラ社会)を強固にし、生活すべてを支配するシステムになっているというのを、歴史から辿って丁寧に解説する。
 ちょっと難しいところがあるが、この本は今まさにその「学級」にいる中学生や高校生の人たちに読んで欲しい。なぜ、日本では学校だけがすべてと思えるようなシステムになったのかを理解できる一端になり、「学級」が不変のものではないとわかるからだ。

 クリスマスはなぜ恋人のためのイベントになったのか? 80年代の消費文化に若者が組み込まれていく姿を、雑誌記事などからあぶり出すのが非常に面白い。今では常識となっている多くのイベントなどが、実はメディアによって作り出されてきたものが多いことを教えてくれる。

  1. 地中にあるのを確認しただけで、まだ掘り出してはいない []

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1997年から運営している個人サイト。2002年にブログ化。オタクネタを中心で書いていたが、最近はウェブサービスの話題が多い。
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