Googleフォトに至るまでの歴史 : ARTIFACT ―人工事実―
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Google Photoのトップ画像
 これまでデジカメで撮影した写真データは、HDDに保存する以外に、Google+ユーザーであれば、2048×2048ピクセル以下の画像が容量がカウントされないというGoogle+フォトを使って保存していた。PCでGoogle+ Autobackup(現Google Photos Autobackup)というアプリを常駐させておけば、監視しているフォルダの画像をウェブアルバムにアップしてくれる。スマートフォンからでもデジカメで撮影した写真を簡単に見ることができ、スマートフォンからネットに写真をアップしたい時などに便利なのだ。
 話題になったGoogleフォトだが、来歴が複雑なので、ちょっと整理してみたい。

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 2048×2048ピクセル以下の画像ならば、無料で無制限に保存できるというのは、2011年にGoogle+がスタートしたあとに、始まった仕様だった。当時でPicasaウェブアルバムという名称で、Picasaからの簡単にアップロードでき、よくできた連携だった。自動バックアップはこの時点では始まってなかったが、2013年にはPicasaに自動バックアップのアプリが同梱されていた。
Google+との連携でPicasaウェブアルバムの無料容量が無制限に! | ライフハッカー[日本版][↑B]
アップロード上限が事実上無制限に! SNS「Google+」と写真共有サービス「Picasa」の連携術 日経トレンディネット[↑B]
Google+ユーザー必見!Picasaの上手な活用法! | creamo[↑B]

 整理すると、もともと、Picasaウェブアルバムという写真共有サービスがあり、それがGoogle+の登場により、強化された。ここに保存した画像は、PicasaウェブアルバムとGoogle+両方から見られた。Google+において、写真の扱いはかなり良く、Picasaウェブアルバムより洗練された表示スタイルで、写真を見せるSNSとしてGoogle+を使っているユーザーも多かった。
 2013年3月にはPicasaウェブアルバムにアクセスするとGoogle+にリダイレクトされるというニュースがあった。なお、Picasaウェブアルバムは、Google+のアカウントを持ってないユーザーなら、今でもアクセスできる。
Picasaウェブアルバムは終了間近。PicasaのURLはGoogle+にリダイレクト中 | TechCrunch Japan[↑B]
グーグル、「Picasa Web Album」を「Google+ Photos」にリダイレクト - CNET Japan[↑B]
 それから、 photos.google.com という今回のGoogleフォトで使われるURLでも見られるようになった。このURLは2014年後半にはアクセスできていたが、いつから使われ始めたのか正確な時期は不明。

Google、容量無制限のフォトストレージサービス「Googleフォト」 -INTERNET Watch[↑B]
無料で提供:容量無制限で動画や写真をアップできる「Google フォト」 - ITmedia Mobile[↑B]
 無料で容量無制限の画像サイズが1600万画素以下とかなり大きくなって、Googleフォトという名前を前面に押し出してきたのが、今回話話題になったものだ。ITmediaはきちんと“「Google +」にあったフォト機能を独立させたもの”と解説していて親切である。

 Googleは、アカウントごとに無料で15GBの割り当てがあり、Googleドライブ、Gmail、Googleフォトといった各サービス共通で容量が計算される。
ストレージ プランの購入と管理 - ドライブ ヘルプ[↑B]
 有料プランは、100GBで1.99$、1TBで9.99$だが、この価格は2014年3月に大幅値下げされたもので、他のオンラインストレージの有料プランより圧倒的に安く、競合サービスをつぶしにきている感が非常に強い。
Googleドライブの有料版が大幅値下げ 1TBは月額50ドルが10ドルに - ITmedia ニュース[↑B]

 Googleフォトをメインに使っている場合、まず有料プランを使う必要はなさそうだが、Flickrの有料プランはどのように対抗していくのだろうか。
 Flickrも自動バックアップ機能など、新たな機能がいろいろ追加されているのだが、写真を人に見せるサービスはinstagramという新たなライバルが圧倒的に成長しており、Googleフォトが強力な機能をひっさげてきた現在、Flickrの立ち回りはなかなか難しそうだ。

Googleがまた新しい無料サービスを始めるようです(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース[↑B]
 やまもといちろうさんのように、新たに始まったサービスかのように勘違いしてしまっている人もいたが、今回新たにサービスが始まったのではなく、Google+からフォト機能を分離したもので、無料で容量制限なく保存できる画像がサイズアップしたことと撮影場所や撮影対象による画像分類が目玉である。
 すでにバックアップしていた画像も、いろいろ分類されていて、撮影場所による分類は、浅草や銀座、横浜、鎌倉といった有名な場所はうまく機能していた。撮影対象の方は、食事はうまくいっているが、それ以外はあまり……という感じ。
 なお、画像の顔認識も、ずいぶん以前からPicasaにおいて、ネットにアップしなくても、高度に分類してくれていたので、今回からできるようになった訳ではない。

 1600万画素以下のデータはそのまま保管される訳ではなく、圧縮されるのだが、その技術はすごく、劣化はほとんど見られない。画像圧縮といえば、ソーシャルメディアは画像圧縮技術がひどく、特にFacebookでは空のグラデーションなどでブロックノイズが見られることが多々あるのだが、Googleフォトではそのような事態とは無縁だと思われる。
Googleフォトは "データが圧縮され劣化して使えない" は本当か? 実際に比較した結果が凄かった。|パソコン全般 デジタル@備忘録[↑B]

 今回、いろいろ検索していて知ったのだが、自動バックアップに転送量の制限があるという。自分は結構ヘビーユーザーだと思うのだが、似たような事態に陥ったことはないのだが、気になったのでメモしておく。
Google+フォトの自動バックアップには転送量の制限があるらしい[↑B]
Picasaウェブアルバムに1日にアップロードできるのは最大2GBまでのようです バッキーの日々是爆食/ウェブリブログ[↑B]
Picasaへの写真のアップでサーバーに拒否される理由 | 福福来来?毎日発見!なるほど日記?[↑B]

 こうして、強力な写真共有サービスが出てきた訳だけど、写真共有サービスは多々あるため、使い分けが難しい。その辺について、写真の保存を能動的にやるか、受動的にやるかということで整理した、からぱたさんの記事が面白い。
写真サービス使い分けについての雑感 : 超音速備忘録[↑B]

ということでこれからは写真は全部Google Photosにバックアップ(受動的)してもらって、
他人に見せたいもの(RAW現像して気合が入った写真)はHDDとFlickrに保存する(能動的)
という使い分けで行くと思います。

 自分も、からぱたさんと同じスタイルで、instagramを時々併用という感じだろうか。


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1997年から運営している個人サイト。2002年にブログ化。オタクネタを中心で書いていたが、最近はウェブサービスの話題が多い。
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