Kindleストアで100円だった『ほたるの群れ』1巻を読む : ARTIFACT ―人工事実―
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歴史の狭間で暗殺を請け負ってきた極秘組織「会」。偶然その殺人現場を目撃してしまった少女・小松喜多見は「会」に拉致され殺されそうになる。彼女に残された唯一の希望は、繋がったままの携帯電話。だが電話の相手はごく普通の少年、同級生の高塚永児だった。果たして彼らの運命は?十代の殺し屋たちの凄絶な死闘を描く、鮮烈シリーズ第一弾。

 Kindleストアを見ていたら、『ほたるの群れ』という小説の1巻が100円で、表紙のイラストがいい感じだし、中学生の暗殺組織の抗争に巻き込まれる中学生の話というのが気になったので、ちょっと購入してみた。暗殺組織の話ということで、残虐な描写が多いから、そういうのが苦手な人には勧めないけど、謎が多い割に、すっきり読めた。
 表紙を見ると、ラノベっぽいが、ジュブナイルテイストを持ったバイオレンスアクションといったところだろうか。冒頭誰かが殺されるシーンから始まるが、その後隣の席に座る女の子が気になる男の子というほのぼのな話に流れる。中学生の日常生活と、暗殺という非日常世界が繋がっていく様が面白かった。
 4巻で一端完結をしているそうだが、Kindle版は2巻以降も紙に比べると半額以下の価格で提供されている。いずれ続きを読んでみたいところ。

 「中学生の殺し屋」なんていかにも中学生が考えそうな設定!と思いそうだが、インタビューによれば、作者が中学生の時に書いた小説がベースだという。
『ほたるの群れ』シリーズ著者 向山貴彦さんインタビュー - 本が好き! Book ニュース[↑B]

中学生の頃、テレビドラマに影響されて、自分の学校を舞台にした小説を書いていました。それが「ほたるの群れ」の原型で、主要キャラクターも「中学生が殺し屋として暗躍する」という無茶な設定も、全く同じです。当時は学校の中でその原稿を、友達中心に回し読みしてもらっていました。

 それから二十五年以上が経って、ふとその時の原稿を読み返してみると、今の自分には思いつかないような破天荒さが愉快で、大人になった自分の手でこの作品を作り直してみたらどうなるのだろう、と考え始めたのがきっかけです。奇妙な言い方をすれば、「ほたるの群れ」は今のぼくと、中学生のぼくとの共作だと言えるかもしれません。十代の少年の荒唐無稽な空想と、四十代の大人の理性的な物語が一緒になったらどうなるか、というのを楽しんでもらえたら幸いです。

 紙版の感想を探したが面白いという声が多い。作者の前作であるファンタジー小説『童話物語』の評価も高いようだ。
ほたるの群れ1 第一話 集 - 探本めんさが[↑B]
向山貴彦『ほたるの群れ1 集』 - 小説☆ワンダーランド[↑B]
うたかたの、 「ほたるの群れ」1~4巻[↑B]

ほたるの群れ|原作・文・監修:向山貴彦[↑B]
公式サイトでは、舞台となる中学校の案内図などが公開されていて、細かい情報が面白い。
25頁目 思 おもう|作・向山貴彦 絵・平山けいこ『ほたるの群れ』日常編 五倉山中学日記|Webマガジン幻冬舎[↑B]
Webマガジン幻冬舎で連載されている外伝漫画。

プロモーションビデオが公開されている。


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1997年から運営している個人サイト。2002年にブログ化。オタクネタを中心で書いていたが、最近はウェブサービスの話題が多い。
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