一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実―
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 以前はよくインスタントメッセンジャーで一対一のやりとりをしていたが、気付くと、最近ほとんど使っていない。現状、一番よく使うのはSkypeのグループチャットなのだが、これを使うようになってから、ほとんど使わなくなったのだ。
 メールも仕事はともかく、プライベートで使うことは稀になったし、もともとケータイメールは使わない人間だったので、ネットでのコミュニケーションから、一対一の密度の高いコミュニケーションがほぼなくなったことになる。
一対一のコミュニケーションは大事だから、なくなるとは思わないが、ネットコミュニケーションにおいては以前ほど重視されなくなるのではないのではないかと思い始めた。

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 もともと一対一で濃密コミュニケーションが必要な関係というのは、夫婦や恋人、家族などかなり限られた関係だけだ。特別に用がないのに話を聞いて聞いて〜と言ってきて、いらっとしない相手は何人いるだろうか? 毎日だと相当少ないだろう。じゃ三日に一回だと? そのぐらいの頻度であってもこんな面白い看板見かけたよ!なんて写真メールが送られてきたら、そんなものTwitterかFacebookにでも流せよ!と思うのが、ソーシャルメディア時代の人情だ。

 LINEが流行っていると聞いて、当初あのアプリは無料通話が売りで、通話やメッセージなど一対一の濃密なコミュニケーションを主体にしたアプリなんだろうと思っていた。
LINE 公式サイト
スマホが拓く世界市場 和製「LINE」ヒットの裏側  :日本経済新聞[↑B]
 ところが、この記事によれば、そもそもの開発目的は一対一のコミュニケーションツールではなく、SNSが発想の元だったそうだ。

 このLINE、「何か新しいSNSができないか」という素朴なエンジニアの欲求が起点だった。
 「もっとパーソナルで細かいグループ性をもったコミュニケーションツールが必要なんじゃないか」。11年の年明け、ネイバージャパンの社内では、人間関係を分析していたチームのレポートを基に、そんな議論がなされていた。そこへ3月11日の東日本大震災。身近な人とのコミュニケーション手段の重要性に焦点が当たり、「やるべきだ」と結論付けた。

 「フェイスブックは実名制に意味があるという一石を投じた一方、1つの顔じゃないといけないというプレッシャーを与えた。多面的な顔を出せない場になりつつあり、そこに潜在的な不満が生まれた。対してLINEは、『そうじゃないんだよ。人にはいろんな顔があるのは当然』という考え方。例えば中学ではオタクだったけど、大学ではチャラ男になった場合、それぞれのグループは絶対に交わってはいけない。数百人の友達と平均的につきあうのは無理がある」
 LINEは電話帳の電話番号、つまり既存の関係性をベースに友達関係を構築していく。その中で、さらにプライベートで閉じたグループを作り、グループ内の全員で音声通話やチャットを楽しむこともできる。よそ行きの1つの顔に疲れたユーザーに、「グループによって違う顔を使い分けてください」というメッセージが受けたという分析だ。

 もともとネットでの閉じたグループのコミュニケーションツールとしては、SNSがあったが、もっと狭い間柄で、密度やリアルタイム性が高いコミュニケーションツールとしてはIRCがあり、skypeのグループチャットがあった。しかし、これらはPCが前提のサービスであるため、普及に限界があった。
 現時点では、スマートフォンというのはPCに親和性の高いユーザーしか使わないものという印象が強いが、PCは使わないユーザー、以前なら「ガラケー」と言われるような既存の携帯電話を使っていたようなユーザーがどんどんスマートフォンに乗り換えていく。
 IRCやskypeのグループチャット的なものをスマートフォン上で再現したものがLINEだとすれば、これからのネットコミュニケーションにおいて、PCは後景となり、ケータイメール的なコミュニケーションさえもスマートフォンで行われるようになる。その兆しがLINEであり、Pathなのだ。


これまでのコメント

  1. altnight より:

    [村長]グループチャットの系譜が今はLINEかー / “一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/FAEO9GbW

  2. Tomohiko ASANO より:

    [一対一から集団内というよりは集団内部の濃密化を高めてきた歴史とみた方がよいような気がする。] 一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実― http://t.co/jGue8rlL

  3. [一対一から集団内というよりは集団内部の濃密化を高めてきた歴史とみた方がよいような気がする。] 一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実― http://t.co/jGue8rlL

  4. Fujita-S より:

    一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる - http://t.co/S8M6CZ8J

  5. “一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/LNhdWu7Y

  6. このエントリーすごく[PR]臭がするんですけど… http://t.co/eWcND18r

  7. いくら より:

    [ #|ω・)……] / “一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/jW0AWLDi

  8. タイトル下レクタングルのさらに下にLINE紹介画像があるので、全面広告記事かと思った…。 / “一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/pmhnKKei

  9. まあLINEユーザーはSNS的な機能はあまり使ってないという話もあるが。 / “一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/dSpLXI3N

  10. 【ブログ再掲】一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる http://t.co/rwusL6jw

  11. 加野瀬 より:

    【ブログ再掲】一対一の濃密なネットコミュニケーションは、閉じたグループでのネットコミュニケーションに取って変わる http://t.co/rwusL6jw

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