写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―
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はてなブックマーク - 写真共有サービスの使い分けを考える
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instagram画像

 2010年頭にデジタル一眼レフを導入してから、飛躍的に写真を撮る回数が増えたんだけど、いまだに写真共有サービスの使い分けのポリシーが決まってない。現状、使っている写真共有サービスは、はてなフォトライフFlickrinstagramなのだが、それについて、つらつら書き出してみる。

■はてなフォトライフは利点を見出せない

はてなフォトライフ
 最初に使い始めた写真共有サービスなので、一番多くの写真をアップしている。しかし、はてなフォトライフは、はてなダイアリーで使う分にはいいのだが、他のブログから使おうと思っても、張り込み用のHTMLソースが生成されないのが不便だ。もちろん画像のURLを調べれば、画像を表示することはできるが、HTMLソースが生成されるサービスに比べると不便。アップロードもドラッグ&ドロップが使えない。
※上記をmgkillerさんの指摘で訂正。ログインしていれば、右端にブログ張り込み用のHTMLソースが生成される。ずっと使っていたのに知らなかった…。ただ他のサービスのように複数のサイズはなく、一つのサイズのみだった
 他のサービスと比べるとどうしても機能面で劣るので、はてなフォトライフは、はてなダイアリーでキャプチャー画像などを張り込む時に使うぐらいに止めておいたほうがいい気がする。大体写真を多く使うはてなダイアリーユーザーのほとんどがFlickrを使っているぐらいだし…。
ARTIFACT@photohistory[↑B]

■定番のFlickr

Flickr[↑B]
 以前複数の写真アップロードが面倒だった記憶があるのだが、専用アプリを使うと複数画像のアップロードも簡単だ。アップロード前にアプリで文字情報を入れられるのもいい。さすがに世界で一番使われている写真共有サービスだけあって、よくできている。無料では毎月100MBのアップロード制限と過去の写真が見られる数に制限があるが、有料コースも1年間で24.95$と安い。以前はsetの順番を変えられなかったり、写真の順番を変えるのが面倒だったが、今はGUIで変えられるようになっている。
 また、WordPressでFlickrの写真を簡単に扱えるプラグインが多い。
WordPressにFlickr写真を挿入できるプラグイン「wp-flickr-press」を試す - カイ士伝[↑B]
WordPressにFlickrの写真を読み込む!!便利な2つのプラグイン『flickrRSS』と『Flickr + Highslide』 | HTML5でサイトをつくろう[↑B]
WordPressで画像を投稿する際にFlickrで検索、著作権表示付きで記事に挿入出来るプラグイン・Flickr Photo Post - かちびと. net[↑B]
 一番の問題は日本語化がいまだになされてないこと。ネット上にあるFlickrの情報も古いものが多く、役立たないことも多い。
 個人的に気になるのは、アップロード時、写真のタイトルがないとファイルネームをタイトルにされてしまうところ。多くの写真をアップする時にいちいちタイトルなんかつけてられない! 写真を作品としてアップするのなら、タイトルと説明の両方が必要なんだろうけど、すべての写真にそこまでの情報はいらないんじゃないかなあ。

FlickrのデザイナーがFlickrのデザインを批判[↑B]
 写真家や写真共有者たちのコミュニティから、単なるストレージサイトになってしまったなんて言われていたけど、今年はいろいろ変わるらしい。
写真共有や無料素材の検索に便利な「Flickr」刷新へ、写真編集を変更、機能をシンプルに - クラウド・トゥデイ(Cloud Today)[↑B]

江島神社
江ノ電
Flickr: kanose Photostream[↑B]

■新興勢力のinstagram

instagr.am
 一番後に使い始めたが、「人に見てもらう」という面ではかなり強い印象。だって、みんな、ブログにFlickrへのリンクが張ってあっても見ないでしょ? 面倒だもの。有名ブロガーのFlickrを見ると、VIEW数は100を越えることが珍しく、お気に入りは1,2ぐらいで一桁を越えることはまずない。でも、instagramなら、tumblrのダッシュボードのようにだらだら見ることができるため、見てくれる人は多い。
 もともとiPhoneで撮影した写真をアップし、iPhoneアプリで閲覧するというiPhone内で完結したサービスだった。PCのウェブからだと、ユーザーごとのページも見ることができないスパルタンな仕様である(外部サービスを使えば見られる)。当初はiPhoneでなく一眼レフで撮影した写真を投稿するのはずるいという雰囲気もあったようだが「見てもらえる」という部分に注目が集まったからか、人気の写真がわかるポピュラータブを見ると、一眼レフで撮影したような写真が多く、今では「作品を見せる場所」になっているようだ。こういうランキング的な機能があるとどうしても競争が始まってしまう。
 自分も使っているiOS機器がiPadなので、どうしても普通のカメラで撮影した写真をアップすることになる。最初は過去の写真をアップしてみたけど、今はなるべくライブの写真をアップするようにしている。instagramはいろいろ思ったことがあるので別記事として語りたい。
@kanose | Webstagram[↑B]
 公式だとユーザーページは見られないので、Webstagramで。

■その他のサービス

 500pxは使ってみたが、写真で生計を立てるような人向けのサービスなので、とりあえず入ったレベル。見るだけなら綺麗な写真がいっぱいあるので楽しい。
 SNSブームの頃に始まったZorgというサービスを使っていたが、内部で完結しているタイプのサービスのため、現在使う意義を見出せない。
 また、以前から写真ブログをやりたいと思っていたのだが、tumblrを使って始めてみた。ビジュアルに特化したミニブログだけあって、なかなかいい感じだ。tumblrに関しても語り始めると長くなるので、別の機会に。
ARTIFACT@photologue[↑B]

■SNSでの写真共有は何のために?

 これに加えて、SNSでも写真がアップできる。mixiはほとんど使ってないからいいとして、Twitter、Facebookを使っている。Google+はほとんど使っていない。

 Twitterに画像アップする時、TwitpicやyFrogなどのTwitter連携サービスを使う人も多いが、画像のアップロード先をこれ以上増やしたくなかったので使っていなかった。Twitterにも公式で写真アップロード機能がついたので、たまに使っているが、外部サービスのものも表示できるので、公式機能の利点というのは実はあまりない。せいぜいウェブのTwitterからアップするのが手軽というぐらい。
 Twitter連携系のサービスはアルバム作成機能などがないので、過去の写真が見づらい。。だから、ストックではなくフローとしての使い方に向いている。ネットにアップロードしてないけど、Twitterのフォロアーに見せたい画像が出てきて、さくっと見せたい時とか。

 Facebookのアルバム機能はよくできているのだが、身内での集まりの写真など限られた人にしか見せたくない写真に向いているのであって、限定公開する必要のない写真の公開にはあまり意味がない。あまりいわれないが、容量無制限という便利さはある。
 しかし、写真をFacebookに入ってない人に見せたい時もあるだろうし、限られた人にしか見せたくない写真のネットでの公開には30daysの方がお勧めだ。

■Google+との連携が可能になったPicasa

 使ってないサービスだが、いいなあと思うのはPicasaウェブアルバムだ。アプリとしてのPicasaはよく使っている。自分で撮影した写真のように日付ベースで管理したい画像の整理にはすごい便利で、撮影日で分けたフォルダを作っておくといい。
 これまでもPicasaはPicasaウェブアルバムへのアップロードが簡単にできたが、Ver3.9になってから、Google+にも投稿できるようになった。もともとPicasaウェブアルバムとGoogle+のアルバム機能は融合していたので当然の流れだが、写真管理ソフトからアップロードできるというのはかなり便利だ。しかもGoogle+ユーザーなら2048px×2048以下の画像は無制限にアップロードできる(リサイズはPicasaが自動で行ってくれる)。オリジナルサイズをアップロードした場合、無料版だと容量は1GBだが、5$で20GB、20$で80GB…となんと最高16TB!まで拡張できる。
Google+ユーザー必見!Picasaの上手な活用法! | CreaMo!-クリーモ!-クリエイティブをMotto!集めるブログ[↑B]

 あと、見てもらいたいのが目的なら、Google+を使っていれば、Twitter、Facebookに比べると写真をかなり見てもらいやすい環境だろう。
 またアップロードした日付を前提に管理するFlickrと違って、撮影時間を優先して管理してくれる。

 ちょっと気になったのは、埋め込み用のHTMLでアルバムへのリンクをつけるとtableタグを使うところ。アルバムへのリンクをつけなければいいのだけど、このHTMLで表示されるページはアルバムへのナビゲーションがない。あと、こんな感じで「送信者」という変な文字列を入れられてしまう。

送信者 谷中

Picasa ウェブ アルバム - 加野瀬未友[↑B]

 また、DropboxやSugarSyncのギャラリー機能を使うという手もある。これはローカルの好きなフォルダに入れるだけで、勝手にアップロードしてくれるので、大量の写真を公開したい時には便利だ。ただしブログなどに張り付けたい場合は、画像のURLを調べる手間がいる。
Dropbox ギャラリーサンプル
Dropbox ギャラリー画像
 こんな感じのギャラリーになる。
 サービスを使おうと思ったら、下記のリンクからアカウントを作ってもらえると嬉しい。僕の容量が増えるので。
Dropbox
SugarSync

 公開用の写真アーカイブとしてはFlickrかPicasaの二択だろうか。自分がiPadユーザーなので、iPadのアプリが充実しているサービスというのも考慮に入る。FlickrにはFlickStackerFlickStackr - Flickr - iPont、PicasaにはBest AlbumBest Album - Picasa Web Albums Manager - ntakuとそれぞれ便利なアプリがあるのだ。

■もっと写真共有サービスの話をしよう

 写真共有サービスは、これだけメジャーなサービスの割に、基本的な使い方の情報で留まり、使いこなし方が見当たらないという不思議なサービスだ。適切なタグをつけて公開すれば、海外の人に見てもらえたりと楽しいのだが、そういうノウハウも言語化されていない。自分は使ってみてから、人がやっているのを真似して理解した。写真雑誌も、写真共有サービスに関しては、ほとんど無視といってもいいぐらいの状況である。ネット時代の写真の楽しみ方について語っているのは、未読なのだが『楽しいみんなの写真』ぐらいなのではないか。
 ブログの世界では写真好きが多いのだから、もうちょっとその辺の情報共有がされると嬉しいなあ。自分も、今後折に触れ、そんな話を書いていきたい。


これまでのコメント

  1. “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/e9WqpULL

  2. ツレズレ より:

    気になる。
    – 写真共有サービスの使い分けを考える http://t.co/A3IMsJCi

  3. kentaro より:

    “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/vKRO5F18

  4. やまぐち より:

    そこでSuperAlbumですよ。

  5. Twitpicが最近相当アレなので乗り換え先検討中としてメモ / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/KnlZuFei

  6. Twitpicが最近相当アレなので乗り換え先検討中としてメモ / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/KnlZuFei

  7. […] http://hanpanai.com/?p=3500 写真共有サービスの使い分けを考える http://artifact-jp.com/2012/01/26/photo-sharing-service/ ミクシィとDeNAが業務提携、3月にソーシャルコマース立ち上げへ […]

  8. 園野淳一 より:

    “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/VqkpumTM

  9. どどど より:

    Google+始めてPicasaに移行したい気持ちもあるけどなんとなくめどい / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/x9cE6O5M

  10. なるいと より:

    "はてなフォトライフは利点を見出せない"ですよねー。 / おまけに円高で価格的な競争力でもFlickrのほうが…という。円高円高。 / 500pxは性質が違いすぎますね。 / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT…” http://t.co/XCvbbzXv

  11. 「tagleタグ」→「tableタグ」 / はてなフォトライフを使う僕は、善良なはてな村民です。 / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/5ig5aC3o

  12. [B!] 「tagleタグ」→「tableタグ」 / はてなフォトライフを使う僕は、善良なはてな村民です。 http://t.co/JusVjv1l 写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―

  13. cranehills より:

    自分もFlickerとinstagramがメイン。この二つはiphoneアプリも良く出来てて特にinstagramはfoursquareと連携してるのがよい。 / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/bwGI3e41

  14. まめ狸 より:

    "はてなフォトライフは利点を見出せない"ですよねー。 / おまけに円高で価格的な競争力でもFlickrのほうが…という。円高円高。 / 500pxは性質が違いすぎますね。 / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT…” http://t.co/XCvbbzXv

  15. ろっぱ より:

    Webstagramはいいな / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/CbFzwVOE

  16. carrion_crow より:

    「 写真共有サービスは、これだけメジャーなサービスの割に、基本的な使い方の情報で留まり、使いこなし方が見当たらないという不思議なサービス」「『楽しいみんなの写真』ぐらいなのでは」 確かに。 / “写真共有サービスの使い分けを考える …” http://t.co/Dg3dx3Yo

  17. 「 写真共有サービスは、これだけメジャーなサービスの割に、基本的な使い方の情報で留まり、使いこなし方が見当たらないという不思議なサービス」「『楽しいみんなの写真』ぐらいなのでは」 確かに。 / “写真共有サービスの使い分けを考える …” http://t.co/Dg3dx3Yo

  18. 「 写真共有サービスは、これだけメジャーなサービスの割に、基本的な使い方の情報で留まり、使いこなし方が見当たらないという不思議なサービス」「『楽しいみんなの写真』ぐらいなのでは」 確かに。 / “写真共有サービスの使い分けを考える …” http://t.co/Dg3dx3Yo

  19. 茉由 より:

    「 写真共有サービスは、これだけメジャーなサービスの割に、基本的な使い方の情報で留まり、使いこなし方が見当たらないという不思議なサービス」「『楽しいみんなの写真』ぐらいなのでは」 確かに。 / “写真共有サービスの使い分けを考える …” http://t.co/Dg3dx3Yo

  20. Yusuke Wada より:

    “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/POElzAxh

  21. Kazunobu Tasaka より:

    なんだかんだ言ってFlickrが一番だと思う。 / “写真共有サービスの使い分けを考える : ARTIFACT ―人工事実―” http://t.co/AM4kNtXG

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1997年から運営している個人サイト。2002年にブログ化。オタクネタを中心で書いていたが、最近はウェブサービスの話題が多い。
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2002/12以前

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