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■2006/11/22にブログツールを変えました。WordPressの方にも過去ログは移しましたがURLが不完全だったりするので、2006/11/22以前のログにリンクする場合はMovable Type版跡地の方からお願いします。

口コミ型グルメ検索サイトいろいろ

add to hatena hatena.comment 31 users add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 11 users [ネット , Webサービス] 2009/10/9(金) PM12:00

 グルメ検索サイトの話になると、ぐるなびやホットペッパーなどの店舗登録型のサービスばかり話題になって、Web 2.0など盛り上がったのに、CGMによる口コミ・レビューサイトはあまり語られない印象がある。
 ぐるなびの問題点の一つとして、店舗登録料が高いから、ぐるなびに登録されてない店が多数あるところだ。なので、ユーザーが勝手に登録できる食べログの方が、登録店数が多いし、レビューでのランキングもあるから、便利に使っている。ぐるなびは多人数での飲み会に対応しているような登録店が多いから、宴会などの時のお店を探す時に便利なんだろうけど。

 口コミ型グルメ検索サイトにレビューを書き込んだりするほどのヘビーユーザーではないけど、これらの情報をまとめている記事とかあまり見たことないので、他の人も何か書いてくれるのを願って、いろいろ書いてみる。
ランキングと口コミで探せるグルメサイト[食べログ][↑B]
 食べログは、繁華街での店探しよりも、住んでいるところなどあまり店が多くなさそうなところで検索してみると楽しい。自宅の近所にこんな店があったのかとか、意外な発見がある。

 気になる店を見つけたら、ブログ検索を使うと細かい情報を書いているブログ記事が見つかることが多い。普通の検索エンジンだと、無数にある地域情報サービスの情報がいっぱい出てきて、ブログ記事が埋もれてしまう。
Yahoo!ブログ検索[↑B]

 あと、口コミグルメサイトで他に使うのは、Googleマップでの店舗検索のレビューでも出てくるYahoo!グルメやlivedoorグルメ。アスクユーもGoogleマップで出てくるけど、ほぼ使わない。ただし、livedoorグルメとアスクユー・レストランガイドは主要ユーザーが食べログに移ったという話もあり、2007年以前の古いレビューが多いので注意が必要だ。
 同じ店でも、食べログと他のサービスで評価が結構違う時があるので参考にしている。Yahoo!グルメ以外だと、レビューが書かれた時期の差というのもあるのだろうけど。
飲食店・レシピ・出前 総合グルメサイト - Yahoo!グルメ[↑B]
livedoor グルメ - クチコミ(口コミ)グルメ情報で本当に美味しいお店がわかる[↑B]
みんなの口コミからおすすめグルメ情報をチェック [アスクユー・レストランガイド][↑B]
 この記事書くまで気付かなかったんだけど、アスクユーってバンダイナムコが運営してたのか…。

 自分が使える口コミサービスだと判断するのは、ローカルな場所を検索した時に上位に非チェーン店が出てくるサービスなんだけど、逆に上位にチェーン店ばかり出てくるサービスは使えないと判断している。地域によっては、チェーン店しかないというところもあるが…。

 他の口コミサービス。
グルメ・レストランの口コミ情報サイト【ぐるなびみんなの口コミ】[↑B]
 店舗登録型でも、ぐるなびは登録店数は多いので一応。
グルメ情報・美味しいレストラン検索サイト - グルメウォーカー[↑B]
 「お客様の声」はあるものの、あまり書かれてない。
Coocle[↑B]
 ブログからの検索が多いようだ。
おすすめグルメ・レストラン・ランチの検索・クチコミ・ランキングAlike.jp[↑B]
 機能は豊富なんだけど、レビューは少なめ。
レストラン予約|恋に効く、恋が見つかるレストラン - OZmall[↑B]
 高級ディナーやホテルディナーなど、女友達と一緒にとかデート用に特化している。
全国の飲食店・レストランを1万4,000店舗以上掲載する口コミグルメガイド「禁煙スタイル」[↑B]
 禁煙にこだわった珍しいサービス。

 せっかくなので、今まで集めていた食べログ関連の情報をまとめておく。
広告・マーケティング業界ニュースサイト Findstarニュース-業界ニュース-■グルメ・レストランCGM「食べログ.com」、465万人のユーザに支持される人気の秘密と広告媒体としての価値…サイト運営責任者が語る[↑B]

-”情報の信頼性”ということを考えると、店舗側による一般ユーザーを騙った”やらせ”のような書き込みもあると思いますが、それに対しての対応策は?
 「食べログ.com」での評価点数は、各レビュアーが付けた点数の単純平均ではなく「レビュアーの信頼性」、「有効参考票数」などにより決まります。つまり、それまで多くのレビューを投稿しているレビュアーや、有効参考票数を多く獲得したレビュアーの付けた点数の影響力が大きくなるよう独自のロジックで算出しています。

 このシステムは面白かったのだが、これを他のCGMサイトでもやっているところはあるんだろうか?
 今まで見てきて店舗関係者っぽいなーと思ったレビューは、まずユーザーがその店しかレビューしてない場合。これはほぼビンゴではあるだろうが、そのようなユーザーのレビューの特長として、メニューについて価格などやたらと詳しく説明的で、昼と夜がどう違うかなども説明しているような「店側の立場として出したいであろう情報ばかり書いている」ことが多かった。なので、複数の店をレビューしていても、似たようなレビューは店舗関係者ではないか?と疑惑を持つことがある。

飲食店もアクセス解析でマーケティング、食べログが無料情報掲載サービス - インタビュー:ITpro[↑B]
 飲食店側からの情報掲載を始めた頃のインタビュー。

 ヘビーユーザーでは、こんな風に食べログの運営を問題視している人も。変なレビュー常連とかもいるらしいんだけど、どうもそこまで認識できてない。価格.com掲示板はデジカメ関連に変な人がいるというのは認識できたんだけど。
「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ:dark side of tabelog(草稿)[↑B]
「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ:食べログの現状と対策 現状編[↑B]
「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ:食べログの現状と対策 対策編[↑B]
 食べログの話ではなかったけど、このブログの記事で面白かったので。
「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ:口コミ論(草稿)[↑B]

※関連
知らない街で食事をする時はGPS携帯からグルメ検索サイトを使うと便利 : ARTIFACT ―人工事実―[↑B]
飲食店検索サイト|クチコミランキング[↑B]

『多重人格探偵サイコ』の読者層

add to hatena hatena.comment 62 users add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 8 users [漫画 , オタク] 2009/10/8(木) AM9:00

多重人格探偵サイコ (1) (角川コミックス・エース)対中二病汎用人型決戦兵器としての大塚英志『多重人格探偵サイコ』 - 極南の空へ[↑B]
 『多重人格探偵サイコ』という作品が、自分にとって面白いところの一つは「かなり売れている作品の割にファンが見えにくい」ところだ。
 この記事では中二病ホイホイだと分析されていて、確かに中二病センスにうまくチューニングされているとは思うのだが、この記事で言われるように『多重人格探偵サイコ』がオタク向けのエンターテインメント作品として作られたというのはちょっと違うと感じている。それは『多重人格探偵サイコ』に対して熱意を持ったファン、いわゆるオタクというのは、どうにも見えないからだ。ここで並べられている『涼宮ハルヒ』と似たようなファンを『多重人格探偵サイコ』で見つけるのは難しいだろう。

 これはあくまで推測なのだが、大塚氏は『多重人格探偵サイコ』に関して「あえてオタクにバカにされる/無視される立ち位置」を目指したという印象を受けている。そして、オタクの間で「サイコが好き」とか恥ずかしくて言えないような空気を作ったことが作品のヒットに繋がったのではないか?
 「サイコ好き」と恥ずかしくて言えないような空気といいうのは、漫画評論などオタク関係の評論で『多重人格探偵サイコ』が取り上げられることは少ないことからも感じる。評論家でもある大塚英志氏の作品を下手に取り上げられたら、大塚英志氏にどんな反論されるかわからないから、取り上げる人がいないからかもしれないのだが、それにしても、大塚作品への評論の少なさというのは興味深い事象だ。

 『多重人格探偵サイコ』の評論というと、樋口ヒロユキ氏によるTINAMIXでの『多重人格探偵サイコ』の評論を思い出すのだが、これも『多重人格探偵サイコ』論というよりも「大塚英志論」の面が強い。
多重人格探偵サイコ オウム真理教的 - TINAMIX[↑B]

 そもそも『サイコ』という作品自体、作者の体験の反映などではなく、TVドラマやハリウッド映画、せいぜいリアルなところで60年代以降のサブカルチャー、現実の殺人事件からの引用の集積でしかない。『サイコ』の登場人物に刻印されているのは「過剰な内面」などではない。むしろそこにあるのは救いがたいまでの平板さであり、「深みのなさ」なのである。そしてこの「深みのなさ」は、そのまま俺たち自身の抱える不毛にも直結している。俺たちは戦争を知らず、飢餓を知らず、貧困を知らない。ベトナム戦争もヒッピー・ムーブメントも、バブル経済すらロクに知らない。後ろを向いてもそこにあるのは模造品と規格品、乱反射するシミュラークルの戯ればかりなのである。

 俺たちの生を構成する経験は規格品でしかなく、その順列組み合わせによってしか俺たちは自己を語れない。だが、仮に自分が全くの規格品から出来ていたとしても、それでも「自分」という存在、「自分とは何か」という問いは残る。この問いから逃げようとすれば、完全にデータベースの中に自己を溶解させる「宮崎的なるもの」の誘惑が待っている。

 手許に残された大量のジャンクだけを頼りに、「宮崎的なるもの」の誘惑を振り切って、「自分とは何か」を語ることは可能か。大塚が『サイコ』を通して問いかけている問いは、まさにこの点にある。あくまで「深み」や「内面」を欠いたところから出発し、規格品の記憶だけを頼りに「自己」を語ること。この救いがたくチープかつ深遠な問いを巡って、『多重人格探偵サイコ』は綴られている。そしてその暴走は、一部の読者を置いてけぼりにするほどの速度にまで達しているのである。

 元記事のブクマコメントで『エヴァンゲリオン』と似ているという指摘をしている人がいたが「引用の集積でしかないジャンク」という点は似ている。
 庵野秀明氏は自分の中にあるのはメディアの記憶しかないことを逆手に取り、『エヴァンゲリオン』ではメディアからの引用で精密な作品世界を作り上げ、そこに深みを与えるため、登場人物たちの内面を描いた。対称的に『サイコ』では、登場人物たちにそのような「深み」や「内面」を与えずに描いている。

 さて、最初に言ったような『多重人格探偵サイコ』の読者層については、KAWADE夢ムックの『田島昭宇vs浅田弘幸』にて書店の人が触れた記事が載っている。
ARTIFACT ―人工事実― : 田島昭宇vs浅田弘幸 KAWADE夢ムック[↑B]
 過去にもこのムックに触れたが、オタクっぽい客が購入するという話はなく、カップルで買う客が多いという話が印象的だった。結論として、これといった見えやすい読者層がある訳ではないようだ。
 このことから、少し想像を飛躍させてみると、『多重人格探偵サイコ』が抱える中二病とは、オタク的中二病というよりもヤンキー的中二病なのではないだろうか? 最近ヤンキー文化考察が流行っているが、この文脈で考えてみると面白いのかも知れない。

田島昭宇vs浅田弘幸 (KAWADE夢ムック) 田島昭宇vs浅田弘幸 (KAWADE夢ムック)

河出書房新社 2000-11-25

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