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ネット言説の「声の大きさ」

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [注目記事 , サイト運営] 2005/4/7(木) AM6:21

 ネット言説において「声の大きさ」という認識をすることがあります。これは「影響力」といってもいいんですが。
 なんで、そんなことを考えたかというと、
ARTIFACT@ハテナ系 『メテオス』好きな人たちを批判する人たち
 はてなで書いたこの記事が、いろいろなサイトで取り上げられたからでした。この話題は、はてなダイアリーの方を読んでいる人(1日2000人程度)だけに伝わればいいやと思って書いたネタでした。もちろん、はてなに書いている話題はもともとそういう意識が強いんですが、中でもこの『メテオス』の話は重視している問題ではなかったのです。だから、もともとの話題の声の大きさに対して、はてなの読者人数ぐらいならちょうどバランスがいいだろうと思ってました。ところが、いろいろなサイトで紹介される内に、どうも自分の声のほうが大きくなってしまい、「想定の範囲外」に。正確には、大きい声だと認識している人が増えたように自分は感じた、です。自分では小さな声を出したつもりだったんですが、リンクされたことによってパワーバランスがひっくり返ってしまったという。自分のサイトがもともと1日数万人とか読むようなところなら、各所からリンクされても誤差の範囲だったんでしょうが、1日2000人程度ですからねぇ。それが急に1万人とかに増えたという。
※この話は、だからアクセスの多いサイトはリンクに気を付けて欲しい、なんて言っている訳ではなく、あくまで人がネット上の言説の声の大きさをどう認識しているかという分析です

 でも、人が認識するネット言説の「声の大きさ」というのは、その言説を「読んだ人」の数ではありません。だってそれはこうやってサイトの管理人にしかわからないし。閲覧者からみた「声の大きさ」というのはあくまでイメージであり、そのイメージは閲覧者が、その言説をどれだけの人が読んだかと想像する数によって決まります。
 その想像の材料となるのが被リンク数。以前だったら、閲覧者が認識できる被リンク数というのは、あくまで自分のネット巡回先でのリンクでした。しかし、最近ではTrackBackのおかげで被リンク数も第三者にわかりやすくなりました。また、はてななら、たとえその話題にリンクしなくても、その言説に特徴的なキーワードを使えば、言及者の数がわかります。
 面白いのが、ネットにおいては、その言説に関して積極的に興味を持ってない人でさえも、話題の普及に一役買ってしまうのが顕著になること。ネットというのは、オープンなため、ごく一部が盛り上がっているというのは認識しやすい(視野に入りやすいともいう)。そして、その人が「ごく一部で盛り上がっているけど…」とサイトで取り上げれば、それもまたこの被リンクにカウントされていって、どんどん話題が広がっていくという。これが会話だったら、その場で終わってしまい、第三者には伝わらないんですが、ネットでは第三者にも簡単に伝わるために、話題の普及に貢献すると。冒頭の事例はまさにそれを地でいってました。

 もともと、言説というのは、言及されることによって、言説が強化されていくんだけど、WEBが普及してから、個人の言説に個人が言及できるようになり、ブログのコメント欄やTrackBackなどで言及の数が明示的になったために、この抽象的な「声の大きさ」というのが具体化してきたということで。

コメント:1個

  1. 投稿者:三島八雲 / 投稿日:2005/4/9(土):

    ご存知かもしれませんが、
    一番星 http://counter.yaboo.jp/
    を使うとアクセス数を管理者、閲覧者で共有できますよね。

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