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Apple Store(Japan)

BSハイビジョンで『パルムの樹』

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [アニメ] 2005/4/29(金) PM5:45

 もう今日の放送なのですが、なかむらたかし氏が監督したアニメ映画『パルムの樹』が、BSハイビジョンの午後10時からの「ハイビジョン金曜シネマ」で放映されます。最初、情報を聞いた時、てっきり普通のBSだと思っていたのに、DVDより画質がよい形で『パルムの樹』が見られるとは…。ハイビジョンが受信できない&録画機器を持っていなかったのを後悔。
 NHKのBSが放送する劇場アニメは、アニオタ養成ギブス的なセレクトが多く、先日も『マクロスプラス』や『千年女優』『メモリーズ』『ユンカース・カム・ヒア』を放映してましたが、まさか『パルムの樹』まで放映するとは…。
 いま、テレビ埼玉で『ピーターパンの冒険』(毎週金・AM7:00~)を再放送しているし、『ファンタジックチルドレン』のおかげで、なかむらたかしブームが起きているんだ!(局地的に)と壮大な誤解をしたくなりました。
今週の主な番組

 この映画、「生きた人形のパルムが、幻想的な不思議世界を巡る、アドベンチャーファンタジー」とか説明されてますが、実際にはそんな心温まりそうな素敵な話ではありません。
 当時の自分の感想から抜粋。
ARTIFACT ―人工事実― | 『パルムの樹』を見ました

 事前情報はほとんどなくて、キャラデザインを見て、文部省推薦よい子アニメなのかと思っていたんですが、全然そうじゃありませんでした。
 「心を持った人形パルムが人間になるため冒険の旅をする映画」と紹介されたりしますが、『ラピュタ』のようなワクワクするような「冒険」ではありません。
 「胃がキリキリするような欝な話が好き」とか『リヴァイアス』みたいな追い詰められた人たちのドラマが好きな人にぜひお勧めしたい映画です。

 主人公のパルムは、どんどん身勝手になっていくし、登場人物たちはやたらと幸薄いし、わがままなパルムにそれでもついていくヒロインのポポはだめんず好きな匂いが…。くらたまの『だめんず・うぉ~か~』に出演して欲しいもんです。

 「ポポは僕だけを見ていればいいんだよ!」とか「僕はポポのために人間になろうとしているのに、君はちっとも努力をしてない!」とかパルムのステキな言動を見ていて「サイコピノキオ」というタイトルが頭の中で浮かんでました。

 『リヴァイアス』という喩えが2002年を感じさせます。

パルムの樹紹介ページ
パルムの樹(Amazon) そういえば結局DVDを買ってなかった…。

 検索していたら、『ピーターパンの冒険』の充実したサイトを見つけたのでメモ。
ピーターパンの冒険ホームページ
 原画が紹介されていて必見。

 なかむらたかし氏の監督作品は『とつぜん!猫の国バニパルウィット』『パルムの樹』『ファンタジックチルドレン』ですが、作画での注目作をちょっと挙げてみます。

AKIRA DTS sound edition
岩田光央 佐々木望 小山菜美 大友克洋

ジェネオン エンタテインメント 2002-12-21

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 もちろん代表作。

未来警察ウラシマン 5
小林通孝 神谷明 横沢啓子 大平透

ジェネオン エンタテインメント 2002-05-24

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 第26話『ネオトキオ発地獄行き』が絵コンテから担当。21世紀にお役ご免になった新幹線の最後の営業と主人公のリュウが絡むという話で、当時は上手いなあと思ったんですが、現実には21世紀でも新幹線が現役だったとは予想してませんでした。

迷宮物語
アニメ:迷宮物語

アトラス 2003-01-01

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 大友克洋氏が監督をした『工事中止命令』の作画監督を担当。コードうねうねしてます。

THE 八犬伝
安濃高志 関俊彦 日高のり子 玄田哲章

ジェネオン エンタテインメント 2005-01-26

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 4話がなかむら氏が担当した回なんですが、いまいち記憶にない…。

TrackBack受信できるようにしました/spam TrackBack対策

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [Movable Type] PM4:52

 先日、TrackBackを送ったが反映されなかったと報告を受けて、うーんと悩んでいたんですが、spam TrackBackが非常に多くて、TrackBackのCGIのファイルネームを変えていたのを忘れてました…。で、元に戻したら、さっそくspamが来襲。これはCGIの名前決め打ち系だろうということで、再度TrackBackのCGIのファイルネームを変更して、下記の記事を参考にして、そのファイルネームで動作するようにしました。コメントのCGIもついでに変更。
mt-comments のリネーム: blog.bulknews.net

世の中には「裏ブロガー」がいるらしい

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [サイト運営] 2005/4/28(木) PM1:49

裏ブロガー | 知らなきゃ損!お役立ち講座

ブログを楽しんでいるふりをして、他の人が書いてる記事から個人情報を収集して、それをデータ収集家に売る。
年齢、職業、住んでる地域を書いてる方がおられますが、注意した方がいいと思いますね。

 個人情報を集める「裏ブロガー」なる方々がいるそうです。知らなかった! それって単に名簿業者っていうんでは…。

Google 検索: 裏ブロガー
 コメント欄でなんか素直に受け止めている人が多いし、検索しても本気にしている人が多くてびっくりです(笑)。

 ネットで情報発信する際、自分の個人情報の公開はもちろん気を付けるべきことの一つなんですが、それは個人情報を集めている人たちがいるからではなく、ネットは誰に見られるかわからなくて、情報を悪用される危険があるから気を付けたほうがいいというのは基本的な話ですよね。
 年齢は別に知られても特に問題ないし(誕生日は意外と考え物。勤務会社がなんとなく推測がつけば、その会社の人なら社員名簿から調べやすい)、職業も大雑把なものなら問題なし。勤務会社や学校などは当然いう必要はないです。住んでいる地域も市までいくと特定しやすいけど県までなら問題ないでしょう。で、この程度の情報なら、名簿業者に取られたとしても、せいぜいメールボックスにダイレクトメールがくるぐらいで、困ることはないです。それよりも、繁華街など人が多い場所ではなく、人が少ない場所の店によく行く、またそこが自宅から近いとか書いたりしたほうが危険性が高いのに、気にせず書いている人が多いのが気になります。
 あと、怪しい訪問者対策として、アクセス解析が勧められていますが、アクセス解析でわかる情報は、利用OSやブラウザの種類、アクセスに使われているプロバイダーぐらいで、見ている人が個人情報を集めようとしているかどうかなんてのはもちろんわかりません。

 読売新聞や先週出た週刊文春で「ブログストーカー」という記事が出ていたそうだから、その辺の流れなんでしょうか。
大流行「ブログ」でストーカーに狙われる : @Money : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ブログストーカー | カズリンとクミコの温泉日記
 読売の記事は、前段は個人情報を出してストーキングされた話、後段は日本では実名ではなく匿名で発言する人が多いから、アメリカのようにならない、って話で、実名出していたら、ストーキングの危険性とか上がる訳で、この記事を書いた記者の人はどっちを選ぶことを推奨しているのか悩む記事でした。
「個人ブログ運営は匿名で」、電子フロンティア財団がアドバイス - nikkeibp.jp - 注目のニュース
 ちなみに、アメリカではこんな勧告が出るぐらいで、アメリカで実名発言が多いのは、そういうことに対する想像力が低いだけでは…?という気もします。

夕刊フジBLOG 大流行「ブログ」に潜む“落とし穴”
 以前も、こんな記事があって、昔からある話なのになぜ今更とか言われていたのを思い出しました。

 こんな話を見ていると、ネットで情報発信するにあたって気を付けないといけない知識を持っていない層が、ブログブームで大量に参入しているのを実感します。危険性を認知させる方法として、「裏ブロガー」はあまりに想像上の産物なのでともかく、「ブログストーカー」は端的に危険性がわかりやすいから、広まった方がいいのかもしれません。

 あと、名簿業者的にブログで個人情報を集めている人たちは、公開情報を集めるのではなく、「あなたのブログで広告を出したいんです」といってアプローチしてくる広告代理店ではないかとにらんでます。そういうメールがすごく多いんですが、返事をしても、まともに扱われたことはないので、全部無視。今のところ、住所・連絡先まで聞かれたことはないんですが、そういう業者が出てきても不思議はないので。
ARTIFACT ―人工事実― | 個人サイトを対象にした広告代理店が増加中

 余談ですが、「裏ブロガー」に対抗できるトホホな「○○ブロガー」を考えたんですけど、「裏ブロガー」に勝るインパクトのあるネーミングが思いつきません…。「裏」という具体的に何か想像できない単語をつけた辺りがポイント高いです。
 とりあえず思いついたのは「黒ブロガー」(性格が悪い人)「白ブロガー」(性格が素直な人)、そういえば黒はてなユーザーなんてありましたね。「重ブロガー」(重い話題を扱う人)「軽ブロガー」(軽い話題を扱う人)なんて辺り。「美女ブロガー」は先に使っている人がいそうだと思ったら、やはりいました。

※追記。「ぼくのかんがえた○○ブロガー」が続々と。

「俺」のターン - 久々にブログ六紙が揃ったから見ていこうか。

・眞鍋や古田や木村剛にトラバるんだけど、エントリ内容は最近食ったカップラーメンとかそんな話。トラバを飛んで行ったら「なんだよ!」と思わせる記事。
・タイトルに引かれて見に行くと、数行で終わり肩透かしを食らう記事。
これに名前をつけたい……
「美人局ブロガー」「竜頭ブロガー」…今ひとつ。

「有名人ブログへのTrackBack先記事を読んだら負けだと思っている」ということで。

犬にかぶらせろ! - 栗先生の連載が読めるのは『オレ○』だけ!
 その栗先生@モテゼミは「影アルファブロガー」略して「影ブロガー」だそうです。なんか暗躍してそうでいい感じだ。

はてなブックマーク - ARTIFACT ―人工事実― | 世の中には「裏ブロガー」がいるらしい

「闇ブロガー」と「オッス!オラおらブロガー」が電網対戦する話

 id:nobodyさんのコメントより。「闇ブロガー」は胡散臭くていい感じ。「裏」「闇」ときたら「暗黒ブロガー」とか「アングラブロガー」とか。

pele-mele - 裏ブロガー 暗躍せずに いまがあり

「プロブロガー」(企業から報酬を得ては、提灯記事を書くブロガーのこと)

 これは普通に広まりそうです。

1997年のホリエモン

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [一般] 2005/4/18(月) PM5:58

 ライブドアとフジテレビ問題が解決?した記念に再掲。ライブドア近鉄買収関係より。

 リクルートが1997年12月に発行した『めざせ!デジタルクリエイター』というムックの中の記事より。創立した直後のインタビューで、小室哲哉氏のPLANET TK(現在はKOMURO.NETになってる?)のサイト運営を担当していた頃の話。

めざせ!デジタルクリエイターほりえたかふみ

※記事の画像をクリックすると大きい画像が見られます

ちょっと巧妙なワンクリック詐欺

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [ネット] 2005/4/14(木) PM8:18

asahi.com: 「退会」が落とし穴 電話に再三の脅し ワンクリ詐欺 関西
 先日、大阪で捕まった携帯サイトを利用したワンクリック詐欺団の手口が巧妙でした。
 トップページの画面をクリックすると「登録されました」といって高額料金を請求してくるページが表示されるところまでは普通なのですが、イヤらしいのが「退会受付」があるところ。そこをクリックすると電話発信画面になり、発信ボタンを押してしまうと、相手に携帯番号を記録され、その番号に請求の電話がかかってくるという。
 PCメールのspamでも、「退会したい場合、こちらのメールに連絡を」といって、生きているアドレスを収集するのを見かけますが、架空請求メールに関しては、とにかく無視するのが一番ですね。

人に聞いてみたいのは成功例より失敗例

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [一般] 2005/4/13(水) AM11:47

naoyaのはてなダイアリー - 反対の中からイノベーションは生まれる
 重役の七割が反対するプランでやっと先手が取れるという松下幸之助氏の持論に対して。

shigenoの日記 反対とイノベーション
 成功例の裏には大量の失敗例が隠れているのを見逃しているという指摘。

個人的に感じるのは、成功例の裏には成功を確信している人が必ずいるということ。そして、そういった先見の明のある人がイノベーションを生み出していくのではないかと思う。

 成功を確信している人がいないところでは成功はないというのは感じます。

 確かにイノベーション(革新性)というのは常識を壊したところから生まれるんですが、常識から完全にはずれてもダメで、半歩先を行くのが良いとよくいわれます。
 だから、社内で反発があっても、その半歩先を理解してくれるユーザーが反応してくれればいいんですが、いくら革新性があっても、高額商品だと、すぐにはユーザーが反応しないなんてこともあります。
 たとえば、HDD/DVDレコーダーはまさにいい例で、最初は好き者しか買いませんでしたが、今では立派な人気商品になりました。でも、ソニーなんかはせっかくClip-onという高性能なHDDレコーダーで先行していたのに、それをメリットに活かせなかったりしてます。
 もちろん革新性があっても、ユーザーのニーズに合わずに失敗していった商品も多数あって、家電商品でいえばDATやらepやら死屍累々。epなんかはどう考えても、やばかったですが…。
 高額でない商品、たとえばネットサービスなどでは、最初に反応がなかったら、その後も反応がないまま収束していくという光景はよく見かけます。データを調べた訳ではないので印象論なんですが、盛り下がったネットサービスの再起って難しそうな気が。低価格商品の場合、初動の動きが鈍かった場合、何かの突発的な事件で急にニーズが生まれて…なんてことがないと再起しにくそうです。

 以前から思っているんですが、世の中にもっと必要なのは成功例の話ではなく、失敗例の話ではないでしょうか。それらを知って、ああ、あれはここがまずかったんだ!とみんな学習できます。「プロジェクトX」ではなく「プロジェクト×(ペケ)」が必要なんですよ!
 問題は、みんな失敗談なんて話したがらないこと…。実現性が高いのは、成功した人が、かつてこんな失敗をした、なんて話をしてくれるぐらいだろうから、成功した人たちに失敗談を聞く書籍を誰か企画して欲しいところ。

※追記
 『ハッカージャパン』にて、「失敗の歴史を追う プロジェクト×(バッテン)」という連載があるそうです。「IBM PCはどうやって生まれ、どうやって消えていったのか」「さらばISDN、さらば交換機」と主にコンピュータネタのようですが、「特許紛争で失速したライト兄弟の飛行機ビジネス」「ニセ札犯にもスルーされる2000円札の失敗」といった一般ネタも。これはぜひ単行本で欲しいなあ。

失敗学のすすめ
畑村 洋太郎

講談社 2005-04

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 『失敗学のすすめ』という本が出ていて、4月に文庫版が出たようです。現在売り切れの模様。

☆ JST失敗知識データベース ☆ 科学技術分野の 事故や 失敗の 知識と 教訓
 科学技術分野の事故や失敗の事例を分析したデータベース。上の『失敗学のすすめ』の著者、畑村洋太郎氏が統括して、科学技術振興機構が提供してます。失敗を原因、行動、結果の観点で分類した「失敗まんだら」を使って、失敗事例を検索可能など、かなり充実していて必見。
『失敗』SIPPAI・ドット・コム(失敗学な『ナレッジマネジメント』)
 「失敗」に関連したページへのリンク集。

銀座線いろいろまめちしき

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [注目記事 , 一般] 2005/4/12(火) PM10:25

地下鉄銀座線のいろいろ
 銀座線といえば、日本で一番歴史のある地下鉄です。そんな銀座線にはいろいろなエピソードがありますが、そんな話をたくさん紹介している地下鉄マニアなら必見のサイト。といっても銀座線を使ったことのある普通の人なら誰でも楽しめます。
 有名な旧新橋駅や万世橋駅や、現在暗渠となっている渋谷川など。銀座駅にまだ爆撃のあとがあるとは知らなかったです。

幻のトンネル・連絡線
 別々の地下鉄路線を繋ぐ連絡線を紹介。

戦前着工した丸ノ内線
 丸ノ内線は第二次世界大戦後に開通してますが、工事の着工自体は戦前だそうで。

地下鉄13号線
 東京の最後(のはず…)の地下鉄、地下鉄13号線について。有楽町線の新線池袋から早稲田、新宿三丁目、千駄ヶ谷と山手線の東側を通り、渋谷に繋がります。東急東横線の渋谷駅は地下になるそうです。東急文化会館を壊したからてっきりあそこにできるものだと思ってました。

東京地下鉄>13号線 [未来鉄道データベースより]
 地下鉄13号線の開業は2007年度で意外と近いという。

ネットコミュニケーションを考察する『けなす技術』山本一郎著

add to hatena hatena.comment 0 user add to del.icio.us 0 user add to livedoor.clip 0 user [書籍 , サイト運営] 2005/4/9(土) AM3:46
けなす技術
山本 一郎

ソフトバンク・パブリッシング 2005-03-23

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 先日、献本していただいた『けなす技術』を読了。切込隊長BLOG(ブログ)~俺様キングダム~で有名な切込隊長こと山本一郎氏のブログに関する書籍です。

 表題に関して触れられている部分は実は少ないんですが、橋本大也氏のブログで引用されていたので、それを再引用。こちらでは『けなす技術』に関して面白く書評しています。
Passion For The Future: けなす技術

あえて褒めるより、けなすことを手法として紹介しているのには理由がある。議論を行ううえで、相手の意見に賛同することは、論点を掘り下げることに何らの貢献も見いだせないからである。わざと反論し、けなし、紛争を起こすことが問題の本質に近づく最短距離であり、議論を志向するものはすべからく称賛と批判の2つの武器を研ぎ澄ましておくべきである。そもそもあらゆる事象は賛成も否定もできてしまうのである。賛成しかしない人物は存在しないに等しい。そして、それはその人物が単なるその他大勢で取るに足らないことを自ら証明していることになるのだ。

 自分としては、建設的なコミュニケーションとして相手の問題点を指摘するのと、コミュニケーションを続ける気がない揚げ足取り的な意見は区別したいですね。なるべく前者であるようにしたいですが、指摘された人から見れば後者に見えることもあるんだろうなと思いつつ。後者の場合は意見というより感想であることが多いんですが。

 この書籍は、「ブログを書くこととは?」「ブログ(やネット)上の情報をどう読み、どう活用していくか?」といったことに触れられており、ブログだけではなく、ネットコミュニケーション全般の入門書ともなっています。
 印象に残ったのは「なぜブログを書くか?」というよくある疑問に対する解答。人間というのは意外と情報を記憶してない。だから、ブログにつまらないことでもいいから記録していこう(これは単にニュースのメモだけではなく、自分の考えたことだと思う)。それを続けていくと、書き手は自分の意見が社会の中でどのポジションにあるのかを考察できるようになると。これは「他人のためではなく自分のために書こう」ということだ受け取りました。
 各種ブログホスティングサービスを借りて、サービスによる閲覧者の増加の違いを調べるという、身体を張った実験もしてます、結果的に大差はないそうで、閲覧者の増加に差が出たのは更新頻度、毎週2回と毎日だと、毎日の方が増加したとか。閲覧者を増やしたいというのなら、質よりも更新頻度を重視したほうがいいみたい。

 コミュニティツールに関する考察では、コミュニティツールの陳腐化の波は4~5年で一巡するため、優秀な書き手であるネットワーカー(この単語も使うのはパソコン通信出身者だけな気も(笑))の寿命もそのぐらいであると指摘。コミュニティツールの技術的刷新が起こるたびに、それについてけない人が脱落するというのは、振り返ってみれば実感する話です。
 またネットにおけるマーケティング、いわゆる口コミに関する考察も面白かったです。まず、そのサービスや製品がマスメディアの広告などで一定以上認知されていることで、何かを購入する時にまず選択肢に上がっていることが前提条件であり、その上で悪評も含む口コミで話題になっている製品は目立つために売れていくとのこと。大規模な宣伝が行える商品に関しては納得。
 逆にそういった大規模な宣伝が行えない商品における口コミの力はどうなのか、というのが気になりました。ゲームだとそういうタイトルは何個も挙げられますし、映像作品でも『スキージャンプペア』みたいなものもあります。現実的には、大規模な宣伝を行えない商品のほうが多いですから、そういった方面での考察も読みたかったところ。

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買い物をするときに「2ちゃんねるを参考にする」34% ~ネットの口コミに関する調査 : Hotwired

 「価格.com」がトップで63.6%。次いで「2ちゃんねる」33.9%、「Amazonのカスタマーレビュー」29.6%、「Yahoo! 掲示板」28.5%となった。

 書籍中でも「価格.com」の影響の話がされてましたが、やはり影響は強いようです。

 1,500円という価格の割にはちょっと薄く感じる分量のせいか、はたまたあんまり気がのらずに書かなかったのか、もっと考察して欲しいのに駆け足で話が終わってしまう部分も多いし、他のブログとの交流(絡み方)にも触れて欲しかったなあと思いますが、隊長がどんなことを考えてブログを運営しているのか、舞台裏をのぞいてみたい人には興味深い書籍となってます。

 ブログの歴史や機能、技術的なことを解説してくれる書籍はたくさんあれど、『けなす技術』のようにブログを運営する上で参考になったりする書籍というのは意外と少ないんですが、せっかくなのでその方面で参考になる類書を紹介。

ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス
レベッカ ブラッド Rebecca Blood yomoyomo

毎日コミュニケーションズ 2003-12

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ARTIFACT ―人工事実― | 『ウェブログハンド・ブック』著:レベッカ・ブラッド/翻訳:yomoyomo
 当時の書評はこちらで。時事性の高い話題はないために普遍性の高い読み物となっている書籍。

ウェブログ超入門!
松永 英明

日本実業出版社 2004-06-10

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 『ウェブログ・ハンドブック』は翻訳書のため、翻訳書独特の癖が合わない人もいるでしょうが、こちらはそんな人にお勧め。ブログを始めたんだけど、どうやって運営すればいいんだろうか…と悩んでいる人はぜひ。

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