あらためて寂しさ再生産―SNS流行後の人間関係―
【辞めるのも】正直、ミクシィ疲れたスレ【忍びない】
2chのSNS板にmixiの人間関係に疲れたよというスレがあったんですが、これを見て思い出したのがこの記事。
ネット時評 :ITビジネス&ニュース 「寂しさ再生産」が作り出す新たな人間関係とは?
濃密なコミュニケーションが「つながり」を維持する=コンタクトをとり続けることに自己目的化する傾向があるとしよう。それは上記の「寂しさ再生産」的なコミュニケーションスタイルと表現することができるだろう。
DQN澁川さん(日記はなんか落ちているのでトップにリンク)が3月末に日経のネット時評で書いていた記事です。これはもともと携帯電話のヘビーユーザーについての考察なんですが、今読むと頭の中に浮かぶのはmixi。
最近登場して話題になっているソーシャルネットワーキングツール(OrkutやGree)は個々人の持っているネットワークを維持し、拡張することで新しいネットワークを作り出すものだ。使い方を一歩間違えるとSPAMやストーカー等のデメリットを招く危険性はあるものの、「つながり」を再確認するという点で、「寂しさ再生産」的な側面を持っているといえる。
この記事の段階でもSNSに関して危惧を表明してましたが、現実化したという。
こういったコミュニケーションのスタイルは、携帯電話ユーザー独特の話だった訳ではなく、PC主体のインターネット上にはそういう場がなかっただけで、実現してみたら、携帯電話ユーザーと同じような行動を取る人が多かったというのは興味深いです。
ネットというのは、濃密なコミュニケーションを生みやすくて、どこかで区切りをいれないと、際限なくコミュニケーションを続けてしまいがち。区切りは自分自身の意志で入れるしかありません。常時接続によって通信費が低コストのPCでは、より中毒度が高くなってしまったと。これはオンラインゲームでも見られた光景ですが。
「通話派」と「メール派」の違いとは 辻大介・関西大学社会学部助教授 リクルートワークス研究所
携帯電話によるコミュニケーションを研究している辻大介さんによるこの考察も関連してそうです。
「場合に応じて、いろいろな友達と付き合う」人ほど、携帯電話で友人によく電話をかけてるのが「通話派」で、「友達とはプライベートなことも含めて、密接に付き合いたい」という人ほど、メール送信頻度が高くなって「メール派」になるそうです。
mixiは「通話派」からすれば交友範囲を広げるツール、「メール派」からすればより密接に付き合うためのツールになると。で、この「メール派」の人からすると、人間関係に疲れやすい。その結果、最初にリンクしたスレのような話が出てくるんだろうなあと。
コミュニケーションスタイルの問題では、mixi内で衝撃的な習慣が生まれることがありまして、面白かったのが足あとの話。
足あとを残した人がコメントを残せるように専用の日記を作る人が多いですが、ある時、そういう日記を用意している人のページを見たら、あとからその人から「足あとを残したのに日記にコメントしないなんて失礼じゃないですか」と抗議のメッセージがきた人がいるそうです。ぱどタウンの子供たちのコミュニケーションスタイルを笑えません。
ARTIFACT@ハテナ系 mixiはオトナのぱどタウン説
足あとというのは、この人見てくれているんだなーという無言のメッセージになりますが、逆にこの人は見てないんだ、という監視にも使えます。だから、足あと機能を嫌う人も出てくるのは不思議はないです。以前は足あと機能が嫌ならば、他のSNSに移ればいいのでは、と考えてましたが、mixiの一極集中状態ではそうも言えなくなってしまいました。
こういった動きを見ていると、mixiについて欲しくない機能というのがあります。たとえば、ユーザーごとにメッセージの数と自分の日記に残したコメントの数が把握できるような機能。そうすると、たとえ本人にしか把握できなくても、ランキングのようなことが可能になり、それを発表する人が出てきて、競い合いが出てきて、嫌な思いをする人がたくさん出るでしょう。
携帯電話を含むEメールなど記録に残る文字媒体のコミュニケーションというのは、ある人とどれだけコミュニケーションしたかを数値化しやすくて、それがまるでその人との友情値というか信頼値のようなパラメータとして認識されやすいです。それをいちいち可視化してしまったら、孤独耐性の低い人たちを煽ることになってしまうから、つけて欲しくないなあと。
mixiは交友関係を広げるツールにも使えますが、人間の負の側面を思いっきり増幅させる装置の面もあり、その負の部分がだんだんはっきりしてきたなあという印象を受けました。
SNSの光と闇については、わかりやすい解説はこちらで。
[a] : airoplane.net ( エアロプレイン ドット ネット ): [a]SNSの持つ光
最初のスレへの反応で面白かったものをリンク。
SAPPORO Today: mixi やめた理由。
だ☆めーづ: mixiに疲れる人たち
MakionLog escape from mixi
mixiをやめた人の心理としては、まつむらまきお氏のこの記事がわかりやすかったです。
参考用に2chのSNS板より。
ソーシャルの面白さが一切分からない人→
ITmediaニュース:SNSを「聞いたことがない」5割超、「利用したくない」8割弱
C-NEWS ●人脈づくりサイトのSNS、知名度は低いものの、21.4%が「利用したい」(2005年2月4日)
スラッシュドット ジャパン | ほぼ8割の人がSNSを「利用したくない」と回答……?
SNS関係のニュースが出るたびにスラドでは同じ議論が繰り返されている模様。



















外から勝手に「SNSは大人の嗜み」なんだと思ってたけど、
意外と子供っぽいんですね。
つーか、拡大し過ぎて子供が大量流入したとか?
すいません、日記が落ちてます。。。(うおー)
あの日系の記事を書いた(昨年3月)の段階では、mixiがここまで濃密になるとは考えていませんでした。。。
2chのSNS板のmixiスレを見るとご指摘の通りだんだんぱど厨に近くなっていますね。コミュニティの設計に起因しているのだと思いますが、mixiの行動様式は携帯電話的な衝動を原動力にして、辻さんが指摘するような「メール的な、より濃い連絡ネットワーク」の形成を志向しているのかな、という感じがしています。その濃さについていけない人、というのは、もしかしたら世代間ギャップがあるかもしれません。うーん、ぼくもmixi使ってるんですが、友達少ないんで漠としたイメージですが(苦笑)
なんだか知りませんが人が多く集まると必ずドロドロするんですよね・・
mixiはfacebookという大学のSNSの状況に近いような気がします。
実際に両方やってみて、そう感じています。
子供っぽいと発言された方がいらっしゃいますが、まさにその通りだと思います。
facebookみたいに十戒ができたりして。。。